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2012年1月5日 放送
日本人よ、世界で戦うサムライたちを見よ!
- FUWA METAL USA 社長 増井 重紀(ますい・しげき)
- ファニチャー・ラボ 社長 堀 雄一朗(ほり・ゆういちろう)
最近、元気がないと評されることが多い"日本"
しかし世界を見渡せば、荒波の中で力強く戦い続けている"強い日本人"たちがいる!
"相手は、世界だ!"
今回はそんなタフな日本人ビジネスマン2人を招き、世界を相手に"なめられない"戦い方を聞く!
ひとりは...『アメリカ 鉄屑業界で"レジェンド(伝説の男)"と呼ばれる男・増井 重紀』
かつてアメリカ有数の鉄屑企業の副社長として、その会社を最大手にまで成長させ"レジャンド"の異名をとる増井。しかし彼はそのポジションに甘んじることなく独立。独自に考え出した革命的な輸出方法を武器に、今、新たな"レジェンド"を生み出そうとしている。
大手を相手に戦いを挑むドン・キホーテ...彼が生み出した革命的な輸出方法とは...?
そしてひとりは...『上海 世界一のハイクオリティを"中国"で実現する男・堀 雄一朗』
堀が擁する"ファニチャー・ラボ"が生み出す家具は、ウェスティンやシェラトンといったホテルを手掛ける世界一のホテルチェーン"スターウッド"の目にとまり、彼らのホテルに並べられている。
さらに...聞いたら誰もが"高級ブランド"と認める店舗にも。引く手あまたの商品力、秘密は"ハイクオリティなのにリーズナブル"「世界に通用するクールなデザインとクオリティを"中国"で作りたい」...その夢を実現させた秘密とは...?
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
『アメリカ 鉄屑業界で“レジェンド(伝説の男)”と呼ばれる男・増井 重紀』
鉄屑輸出 コンテナ革命!
「鉄は一度、この世に産声を上げたら、永久にこの宇宙から消える事はない。アレキサンダー大王の剣も義経の刀も、すべてリサイクリングされ、新しい鉄となり、新幹線で使われ、更には火星探査のロケットの一部になって行くのだ。鉄こそが、リサイクルの王であり、その源こそがスクラップ、つまり鉄屑なのだ」 増井の、鉄屑にかける熱き思いは、全てここから始まる。 現在鉄屑の輸出世界一位はアメリカ(日本は二位)。 鉄屑の面白さにとりつかれた増井は、1981年住友商事を辞め、アメリカ鉄屑企業の大手ヒューゴ・ニューの副社長として迎えられる。大型バルク船を全米で操り、鉄屑をそのまま船に乗せて世界各地で、この鉄屑を売りまくった。全米の中堅鉄屑会社から、鉄屑を安く集め更にはM&Aを繰り返し、この会社を全米で最大手の鉄屑輸出企業に育てる。この時の偉業が、鉄屑業界にあって増井を“レジェンド”と言わしめた。 しかし1999年、増井は周りの反対を押し切り、この会社から身を引く。 そして2007年、鉄屑の輸送革命を旗印に、FUWAメタル・USAを設立。 この時、誰も思いつかなかった革命的な輸送手段を確立する。 アメリカにアジアから衣料品等を運んで来た、帰りの空のコンテナを利用して、鉄屑を運ぶようにしたのだ。全米中にレンタカーを走らせ、アジアと直接貿易等考えもしなかった、アメリカの田舎の小さな鉄屑屋にも通い、少しの鉄屑があれば、ビジネスにしようと、彼らの意識を変えさせた。 増井の熱さに同調して集まった小さな鉄屑屋は、全米でおよそ700。今、増井は彼らと共に立ち上がり、全米の巨大鉄屑輸出企業に立ち向かおうとしている。
鉄屑に魅せられて・・・若き日本人一匹狼の挑戦
増井は神戸大学を卒業後、住友商事に入社。 昭和40年代、商社にとって鉄屑は、花形部門からは程遠く、陽の当らない部門だった。しかし、増井はその「鉄屑」に魅了される。いつの日か、この屑が日本の将来を担う日が来ると信じて・・・。 そして今、多くの経験と実績を踏まえ、新たな戦いの真っ最中。それは、アメリカ大手の鉄屑企業たちに、サムライたち6.5人で挑む、無謀ともいえる挑戦だった!
「なんでやねん」革命・・・次代の鉄屑マンを育てたい!
FUWAメタル・USA6.5人のサムライたち! 社長の増井ほか、古市健二(45歳-副社長)、小野定洋(57歳経理部長・元寿司屋の板前)、クロンク・久代(60歳、総務-輸出書類)、フェリシアーノ・グレン(34歳-運輸)、宮川悠(29歳-扶和メタル日本からの研修員で現在2年目)。そして0.5人分という増井靖は41歳。増井の息子-ITコンサルタント・コロンビア大卒。増井曰く、息子だから0.5人。しかしこの息子、100人力の働きを見せた。 靖は一度に数千個のコンテナがニューヨーク・マイアミ・ロサンゼルス・シアトルなどから輸送されていく、その一個一個のコンテナのリアルタイムの所在をリアルタイムにフォロー出来る画期的なプログラム。 全米からこのプログラムを見せて欲しいと、訪問されるが、社員6.5名の会社。PCが置かれているのは小さな給湯室の横。そんな場所で開発された事実に、関係者が皆、驚くと言う。 およそ50年を鉄屑と過ごした増井は、行く末をどう見ているのか? 世界が未曽有の経済危機を迎える中、これからが増井の腕の見せ所だと言う…果たして、その戦略とは?
『上海 世界一のハイクオリティを“中国”で実現する男・堀 雄一朗』
世界を釘づけに!日本人が作る“クロスカルチャー”家具
京都、某所。日本が誇るファッション・デザイナー、コシノ・ジュンコに、服ではなく、家具のデザインを依頼する男がいた。ファニチャー・ラボ代表、堀 雄一朗。今、彼が作る家具が“世界”で受けている。 取引先に名を連ねるのは、ウェスティンやシェラトンを擁する世界一のホテルチェーン“スターウッド・グループ”、そして誰もが“高級”と認める、あのブランドも…商品の魅力の一つは、“クロスカルチャー”。 堀曰く「日本の文化を日本人が海外向けに作っても受けない」そのため堀は、商品を作るとき、例えば日本の文化をヨーロッパのデザイナーに委ねる。すると日本人が発想もしなかった商品が生まれるという。 この日のコシノ氏との打ち合わせは、いわばその逆。ヨーロッパで生まれた傑作家具を、コシノ氏に委ねてみようという作戦だ。果たして、どんな家具が生まれるのか…?“クロスカルチャー”家具誕生の瞬間を追う!
ハイクオリティをリーズナブルに!決め手は“メイド・イン・上海”
堀が作る家具のもう一つの魅力が、その値段だ。同じクオリティとデザイン性を持つ家具が、ヨーロッパのものと比べて、3分の1~4分の1に値段を抑えることができる。その秘密は…“メイド・イン・上海”。 “中国”で作れば、“いいもの”を安く作れる…誰もが発想しそうなこと。しかし、その実現は難しい…。 堀は大学卒業後、丸紅に就職。理由は、若い社員でも、海外に出やすいということだった。赴任した先は“上海”。その不動産部門でインテリアデザインを手掛けて2年後、本社帰任辞令を機に退社。上海で商売しようと決意する。しかし中国人との仕事は多難を極めた。求めるものが発注した工場からあがってこない。 “しっかりしたものを作るには、自分で工場を持つしかない”…堀は自分で工場を作った。 だが、一番の困難は、この先に待っていた。
中国人ワーカーの管理も“クロスカルチャー”
中国で工場をやっていくために一番大変なのが、中国人ワーカーの管理だ。そのために堀は、ワーカーたちの矢面に立つ工場長に、かつて何千人もが働く場で工場長をして中国人を採用した。 そして生産管理の方法として、“日本”と“フランス”の方法を取り入れた。 まず“日本”は、いわゆるトヨタ式。かつて上海で最高の工場と言われたオムロンのOBに講師を頼み、徹底したチェックを行っている。 さらに“フランス”は、ウィンマブルといわれる管理方法。一人一人の生産効率をデータにとり、とにかく無駄を省いていく方法だ。 だが、中国という国民性は、なかなか一筋縄ではいかない…堀が抱える“苦労”とは?
ゲストプロフィール
増井 重紀
- 1941年福岡県生まれ
- 1965年住友商事大阪本社に入社(鉄屑ビジネスに従事)
- 1975年米国住友商事ニューヨーク本社に転勤
- 1981年住友商事を退社 ヒューゴ・ニュー入社
- (副社長として18年間、金属部門を統括し、米国最大の鉄屑輸出企業に育てる)
- 1999年ヒューゴ・ニュー退社
- 2007年FUWAメタル・USAを設立、社長として現在に至る
堀 雄一朗
- 1973年名古屋で半導体の会社を営む父のもとに生まれる
- 2002年丸紅(株)退社
- 2004年香港法人FUSION TRADING Co.,LTD設立
- 2007年上海法人FUSION TRADING(SHANGHAI) Co.,LTD設立
- ファニチャー・ラボ設立に向け、フランス・LAVAL社との資本提携
- 2008年ファニチャー・ラボ(新工場)始動 現在に至る
増井さんの名刺には英語、それに堀さんの場合は英語と中国語の表記があるだけで、日本語は併記されていなかった。日本がメインの取引先ではない証で、真の国際ビジネスの象徴だと思った。お二人は、年齢も経歴も扱う商品も違うが、共通点がある。日本を覆う閉塞感から自由、ということだ。外部の人々と真剣なコミュニケーションを持ち、果敢に旧来のパラダイムに挑戦する、それが閉塞感の打破につながる。解放感と充実感を得ているお二人は、話が極めてロジカルで、また笑顔がとてもすがすがしかった。

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