カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2012419日 放送

高齢者に働く場と生き甲斐を!

  • 高齢社 会長(創業者) (うえだ・けんじ)

お年寄りのことを"産業廃棄物"と呼ぶ一人の男がいる。
それは高齢者専門の人材派遣会社「高齢社」の創業者で会長の上田研二だ。
上田はもちろん、お年寄りを"ごみ"と思っているわけでない。
定年後に何もしないで奥さんや子供から"邪魔なもの"扱いされている高齢者に再び働く場を提供し、高齢者に生きがいを与えようとしているのだ。"産業廃棄物"というのは、言わば上田一流のジョーク。
年金の支給開始年齢が来年引き上げられようとしているが、まだまだ働きたいという高齢者は多い。
上田は「お年寄りも若者もみんなが共存できる働き方はある」と声高に叫ぶ。
"産業廃棄物再生支援機構"上田が作った「高齢社」に迫る!

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社長の金言

  • 経営に失敗した経営者はまず自らの腹を切るべき
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

高齢社は高齢者が明るく楽しく、みんなで!

高齢社は500人もの登録者を抱える、高齢者専門の人材派遣会社。就労率は54.4%と、業界平均に比べても非常に高い。仕事の内容は営業や運転助手、ショールーム受付、水泳のインストラクターなど100種類近くある。その人気の理由は、低コスト。毎日が日曜日の高齢者には休日手当を支払う必要はないし、新人と違って研修費も必要ないからだ。この他にも人生の先輩として若い社員に与える影響も大きく、企業として使わない手はない、というわけ。

社員を大切にする経営

高齢社の創業者である上田のモットーは“社員を大切にする経営”。それはかつて父親が失業し、自分自身が苦労した経験をもつから。高卒で東京ガスに入り、検針員から理事にまで上り詰め、業績不振の関連企業を再建した経験を持つ上田。その際も上田は、一切リストラをしなかった。 高齢者の社員は出社日を好きに設定できるし、午後4時過ぎればオフィスでビール飲み放題。 その上、経常利益の30%を期末手当などとして社員に分配している。

高齢者に押し寄せる荒波…でも一筋の光

7期連続増収を記録する高齢社だが、去年は大手メーカーから70人分もの契約を打ち切られた。 しかし上田は、「売上が落ちた原因は社内にある」として恨み言一つ言わない。 不景気の荒波にものまれない、上田の前向き経営理念がそこにはあった。

ゲストプロフィール

上田 研二

  • 1938年愛媛県八幡浜市生まれ
  • 1956年東京ガスに検針員として入社
  • 理事にまで上り詰める
  • 2000年高齢社を設立
  • 2003年高齢社代表取締役社長に就任
  • 2010年高齢社代表取締役会長に就任

企業プロフィール

  • 設立:2000年
  • 本社:東京都千代田区外神田
  • 年商:3億8000万円(H23年度)

村上龍の編集後記

以前の党代表選で、菅直人元首相が、「1に雇用、2に雇用、3に雇用」と連呼したことは記憶に新しい。だが雇用は、まったく改善していない。とくに、退職後の高齢者の再雇用に関しては、特別なスキルやネットワークを持つ場合を除くと、絶望的な状況にある。上田さんの高齢社は、東京ガスの下支えを得て成果を上げているが、率直に言って、規模は限られている。だが、その取り組みは、多くの示唆を与え、あらゆる業種、業態の規範となり得るものだ。政府に期待してはいけない。雇用に関しては、個人、企業、地域社会などの、広範な連帯が不可欠であると、高齢社は実証している。

村上龍の編集後記画像

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