カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
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201296日 放送

"インターネットに野菜をのせろ!"若手社長が目指す"食のインフラ革命"

  • オイシックス 代表取締役社長 (たかしま・こうへい)

無農薬・減農薬で栽培した安心・安全の野菜や果物を厳選したインターネットで販売する「オイシックス」が急成長を遂げている。
食への関心が高い消費者と生産者を直結、自前の物流センターを持ち「作り手が自分の子供に食べさせられる食材」だけを届けるサービスを確立。そこには、安心安全だけでない「付加価値のサービス」がある。
しかし、現在の地位を築くまでには並々ならぬ苦労と努力があった。

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社長の金言

  • 落ち込んでいても何も得はない
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

インターネットで新鮮食材を食卓へ

2000年に産声を上げたオイシックス。 扱う商品は、生鮮品を中心に3500品目。一般のスーパーと比べて1.5倍という価格にも関わらず、利用者数は年々増え続け現在、75万人を超える。利用者の中心は子供をもつ30代の主婦たちだ。 「入会金・年会費・利用料が無料」「1点からも注文でき、自分で好きな物を自由に選べる」 また、野菜などは注文を受けてから収穫するため、より新鮮な物が利用者の元に届けられる。などのサービスで同業他社と差別化を計っている。 さらには、海老名市にある自前の配送センターでの徹底した温度管理のほか、流通業界ではいち早く導入した「放射性物質のチェック」などもお客にとっての安心感に繋がっている。 そんな宅配サービスを確立したのが、39歳の若手社長 髙島宏平だ。

“売る野菜もない”“会社の運営資金もない”地獄を見た創業時代

髙島の経歴は、“THIS ISエリートコース”だ。 東京大学大学院時代にインターネットを活用した会社を起業した後、外資系の大手コンサルティング会社に入社。2年後に退社し、26歳の時に「オイシックス」を創業した。 そもそもインターネットでビジネスをしたいと考えていた髙島が「野菜」を選んだ理由は、「生産者と消費者の距離感が遠いこと」。中間には多くの業者が入り、食材自体の細かな情報も客に届いてないことに疑問を感じていたのだった。しかし、野菜の知識も全くない中で始めた新たなビジネスはそう簡単にいかなかった。当時、「インターネットで野菜を売る」というシステムは、前代未聞のビジネス、投資してくれる企業もなければ、野菜を売ってくれる農家にも全く理解されず「何もわからない若いヤツが東京からやって来た」と追い払われる日々。「この良さが分かるか?」と土を食べさせられたこともあったという。 それでも「このビジネスは必ず需要がある」と根気強く農家に通い、酒の席をともにしながら話をした。 その熱意が通じ、徐々に契約農家は増え、わずか9人だった社員も現在は151名になった。 今では、創業12年で年商126億円の企業に成長させた。

全国にある“感動野菜”を発掘せよ!

オイシックスにとって成長の源となっているのは、全国にいる生産者だ。 主力商品となっている野菜の契約農家は1000軒以上。ほとんどが、「無農薬」「減農薬」「有機」など安全かつこだわりの野菜を栽培している。 そんな“こだわりの生産者”を見つけ、新しい商品を探し出すのが、「商品バイヤー」たちだ。 一般的に市場に出回っている名の知れた品種だけでなく、“陽の目を見ない隠れた逸品”を発掘するのが腕の見せ所。これまでも、「生で食べられるトウモロコシ」や焼くととろみの出る「トロなす」。生で食べると桃の食感がする「ピーチかぶ」などを発掘し、同社オリジナルのネーミングやレシピ提案で販売。 無名の野菜に新たな命を吹き込み大ヒット商品につなげている。 野菜のチーフバイヤーが動き出した。次に売り出そうと考えているのは、茹でると身の繊維がそうめんの様になる「そうめんカボチャ」と言う地方の伝統野菜。 市場に出回っていない“無名の野菜”をどうお客に売り出すのか? バイヤーの闘いが始まった。

ゲストプロフィール

髙島 宏平

  • 1973年神奈川県生まれ
  • 1998年東京大学大学院修了
  • 同年 マッキンゼー日本支社 入社
  • 2000年オイシックス 創業 ~現職

企業プロフィール

  • オイシックス株式会社
  • 創業:2000年
  • 年商:126億円(2012年3月期)
  • 社員数:151人

村上龍の編集後記

髙島さんには、創業間もない頃に取材させて頂いた。 当時のオイシックスはまだ資金調達も安定していなくて取材も、「村上龍を迎える適当な場所がない」と別のオフィスで行われた。会社も、社長も若く色々な意味で途上にあったが私は絶対に成功するだろうと言う確信を持った。 「安全というキーワードで日本の食品業界を変える」 と言う姿勢が伝わって来たからだ。 以来、髙島さんの経営哲学はまったくぶれていない。「最大のリスクは何も夢中になれるものがないまま人生を終える、と言う事だ。」これはアマゾンのジェフ・ベゾスの言葉ではない。髙島宏平の言葉だ。

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