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2013年1月24日 放送
強烈デフレの戦い方!ピンチの時こそ決断だ!
- リンガーハット 代表取締役会長兼社長 米濵 和英(よねはま・かずひで)
外食産業に今、一段と強烈なデフレの嵐が起きている。王者マクドナルドは既存店売り上げの前年割れが続き、牛丼業界では再び安売り戦争が勃発...。
そんな中でも出店攻勢をかけているのが、長崎ちゃんぽんのリンガーハットだ。創業家出身の会長の米濵は、かつて業績が急落した際には社長として前線復帰し、見事その経営危機を乗り切った手腕の持ち主。しかもリンガーハットは、長崎ちゃんぽんという"郷土料理"を売りにした異色の外食チェーン。外食産業のし烈競争を生き抜いてきた、強さの秘密に迫る。
社長の金言
- 誇りをもって値段を守るTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
長崎発!地方食の人気チェーン
長崎郷土料理の「ちゃんぽん」と「皿うどん」。この2つをメイン商品に据える長崎発の外食チェーン、リンガーハット。「一度、食べると癖になる味」と、実はリピーター客も多い。 最大の売りは、野菜はすべて国産を使っていること。しかも、鮮度へのこだわりは半端じゃない。その日に使う分だけを毎日、店に届けているのだ。 今やリンガーハットは、グループで全国に634店舗を展開、売り上げは346億円にまで成長した。この巨大チェーンを率いてきた米濵だが、創業から50年、幾度となく襲いかかる危機を乗り越えてきた。競争激しい外食業界を生き抜いてきた、強い経営とは。
起死回生を果たした創業家社長の手腕
リンガーハットの始まりは、50年前、長崎で米濵が兄と共に立ち上げたとんかつの店にさかのぼる。ところが、兄の急死により32歳で社長を引き継ぐことに。以来、米濵はリンガーハットの全国展開を指揮。念願の東証一部上場も果たした後、後任を外部から招き入れて社長を退任する。 だが、その後リンガーハットは迷走する。低価格競争の嵐が吹き荒れ、赤字に転落したのだ。米濵は社長復帰を決断し、リーマンショックの中で大胆な改革に乗り出す。ちゃんぽんの野菜全てを国産にし、値上げをしたのだ。デフレの中、あえて高品質を打ち出したことで客が戻り、見事V字回復を成し遂げた。ピンチの時こそ問われる決断力。信じた道を進んで得た勝利だった。
強烈な外食不況の戦い方!
米濵は去年の4月頃から、外食不況の予兆を肌で感じていたという。実際、リンガーハットも他の外食企業同様、業績が下降している。危機への対応はスピードが勝負。 米濵が打ち出した打開策は、ワンコインで食べられる「海鮮ちゃんぽん」。既存の商品は値下げしない。あくまでも低価格の「新商品」を開発する、それが大切だという。さらにセルフサービス方式の店舗を立ち上げ、オープンキッチンを取り入れた。 「失敗したらやめればいい。失敗を恐れず、チャレンジを続けることが成功の秘訣」と米濵は言う。
ゲストプロフィール
米濵 和英
- 1962年長男(米濵豪氏)が「とんかつ浜かつ」創業
- 1970年浜勝商事株式会社(現・株式会社リンガーハット)設立
- 1974年長崎市に長崎ちゃんめん第1号店をオープン
- 1976年米濵氏が社長に就任
- 1998年東京証券取引所二部に株式上場(2000年 東証一部上場)
- 2005年会長に退く
- 2008年再び社長に就任
企業プロフィール
- 創業:1962年
- 正社員:528名(連結)
- 売り上げ:346億円(連結)
- 店舗数:634店(グループ)
ちゃんぽんは、わたしの故郷の料理で、さまざまな記憶と結びついている。そのほとんどすべてが「幸福な思い出」だ。長崎空港に降り立ち、鏡のように静かな大村湾と、あの「とんがり屋根」の店舗を見ると、帰郷を実感する。 米濵さんとのやりとりは、最初からリラックスできて、心暖まるものになった。育ちが同じ長崎県で、幸福な記憶につながる「ちゃんぽん」がおもな話題なのだから、当然だ。 米濵さんは、従業員に「がつがつするな」と諭すらしい。それは、利益よりも善悪を優先し、何よりも顧客に喜ばれることを目指し、農業や水産業、そして外食産業の発展に貢献したいという、シンプルで、かつ正しい戦略に基づくものだ。

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