カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

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2013613日 放送

世界が注目!紙の建築、災害住宅...
"役に立つ建築"に挑み続ける男!

  • 建築家 (ばん・しげる)

2011年2月、M6.3の大地震に見舞われたニュージーランド、クライストチャーチ。この町に今、新たな復興のシンボルとなる教会を建設しているのが、坂茂だ。
坂はフランスの国立美術館ポンピドー・センター・メスの設計でフランス芸術文化勲章を受賞するなど、数々の国際的な評価を得ている世界的な建築家だ。
坂の建築素材で有名なのが紙の筒、「紙管(しかん)」だ。それを用いて避難所の間切りや仮設住宅の設計を無償で提供している。2011年のニュージーランド地震で倒壊した大聖堂の仮設教会も、この紙管を使って建設中だ。
一昨年に発生した東日本大震災では、宮城県女川町にコンテナ式の仮設住宅を建設。従来の仮設住宅よりも美しさと住み心地を追求。
坂は世界で多発する災害被災地に緊急支援を続けていることでも知られているのだ。
なぜ坂は被災地への支援を続けるのか?そこには「建築家」としての使命と責任があった!

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社長の金言

  • 愛される建築を 目指して
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

人の役に立つ建築でありたい…!災害支援にこだわり続ける異端の建築家

東日本大震災の3週間前、M6.3の大地震に見舞われたニュージーランド、クライストチャーチ。この町で新たな復興のシンボルとなる教会を建設しているのが、坂(ばん)茂だ。フランスの国立美術館ポンピドゥー・センター・メスの設計でフランス芸術文化勲章を受賞するなど、数々の国際的な評価を得ている世界的な建築家だ。 実は坂は、世界で多発する災害に対し、建築家として支援を続けていることでも知られている。これまで支援のため訪れた国は10カ国に上る。きっかけは、1994年ルワンダ内戦だった。難民のために「紙」のシェルターを提供。以来、国内では東日本大震災はもちろん、様々な支援を果たしてきた。世界的な評価を受けている坂が災害支援にこだわる、ある理由とは…。

前代未聞!「紙」の建築

建築家・坂の“代名詞”ともなっているのが、建築資材としての「紙管(しかん)」だ。ファックス用紙の芯などにも用いられ、日常的に目に触れる機会も多い紙管だが、その強度は驚くほど強い。ニュージーランドで建設中の教会にも、実は紙管が使われている。坂が開発した、驚きの紙建築の実力に迫る!

新たな展開!建築家が社会のためにできること

東日本大震災の後、坂は宮城県女川町に仮設住宅を建設した。3階建てで、まるで新築アパート。実は巨大なコンテナを再利用したものだった。余りの住み心地の良さに、住民からは意外な声が上がるほど。 さらに坂の災害住宅への取り組みは、いま新たな展開を見せている。大和ハウスの子会社でプレハブメーカー最大手の大和リースとタッグを組み、アジアの新興国で災害住宅を大量生産する仕組みを作ろうというのだ。日本で再び大地震が起きれば、仮設住宅の建設は到底間に合わない。さらに、低価格で速く出来上がり、しかも住み心地のいい日本の災害用住宅の技術は、途上国の住環境改善に貢献できるはず…。坂の新たな挑戦が始まった。

ゲストプロフィール

坂 茂

  • 1957年東京都生まれ。
    NYのクーパー・ユニオン建築学部卒業。
  • 1985年坂茂建築設計を設立。
  • 1994年ルワンダ大虐殺から逃れた難民へのシェルターの設計をきっかけに、世界の災害支援に建築家として携わり、それらの活動が高く評価され、2011年国際建築家連合から避難所の創造的探求でオーギュスト・ペレ賞(建築界のノーベル賞と称される)を受賞。

企業プロフィール

村上龍の編集後記

建築という表現のカテゴリーが、嫌いだった。たとえば、東京都庁だ。全体の構造といい、幾何学的な窓の配置といい、素晴らしい建築だと思う。だが、都民に奉仕する公僕が働く場所として、あれほど豪壮で淡麗な建築物が本当に必要なのだろうか。極端なことを言えば、プレハブでもいいのではないか。民衆ではなく、公権力や特権階級の需要に応じざるを得ないという、建築の特性が、わたしは嫌いだったのだ。 しかし、坂さんの建築は違う。建築家としての知識と技術と経験を、それを必要とする「普通の人々」のために使う。坂さんは、建築の概念を覆した。建築は、坂茂によって、特権的ではなく、真に民主的なものへと、姿を変え始めた。

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