カンブリア宮殿

村上龍×経済人

毎週木曜日1000分 ~1054

テレビ東京系にて放送中

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2015212日 放送

1次産業にこだわる!
世界が注目する和牛王の不屈経営術

  • 農業生産法人のざき (のざき きくお)

業界を揺るがした輸入牛肉の自由化や大洪水の被害...そんな逆境を乗り越え、世界から注文が殺到する"和牛"を育てる男がいる。鹿児島県薩摩川内市で和牛の大規模肥育を営む野﨑喜久雄、65歳だ。もともと地方の小さな牛の肥育農家だった野﨑は、これまで数々の逆境に見舞われてきた。だが、そんなピンチの中でも1次産業にこだわり、その都度、打開策を打ち出して成長を実現させてきた。驚くべきことに、野﨑の経営する農業生産法人で育てた牛は、肥育期間が通常よりも約3ヵ月短く、病気になる数も大幅に少ないという。そして、国内の牛肉コンクールでは数々の賞を受賞してきた。なぜ、野﨑は、同業者がうらやむ牛を育てることができるのか?そして、苦難にさらされながらも1次産業にこだわってきたのか?世界が注目する和牛王「野﨑」の不屈の経営術と、野﨑が生み出した独自すぎる牛の育て方を徹底取材した。

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社長の金言

  • 苦しみこそが人を育てる
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

極上和牛を大量生産できる驚異の肥育システム

黒毛和牛の肥育に特化し、最高級黒毛和牛を安定的に大量生産する独自のシステムを作り出した「のざき」。ブランド名は「のざき牛」。牛肉のブランド名と言えば、「松坂牛」「神戸牛」「飛騨牛」など、ほとんどが地名で名付けられている。実は、牛肉のブランド名に「のざき牛」という個人の名前を付けたのは国内で、野﨑が最初だという。いまや、東京・恵比寿の外資系高級ホテル・ウェスティンの最上階にある鉄板焼店でも絶大な人気を得ていて、ウェスティンホテルは、「のざき牛」を扱うようになってから売り上げが急増したという。いまや引っ張りだことなった「のざき牛」。育てられているのは、鹿児島の薩摩川内市にある牧場。ここで一般的な肥育会社の100倍近い4800頭が育てられている。しかも、驚くことに「のざき」では、その4800頭の牛を、わずか15人で育てているという。最高級の牛肉を少人数で育てる秘密。それこそ、野﨑が生み出した独自の肥育法にあるという。高級和牛を安定的に大量生産する野﨑の独自すぎる肥育の秘密に迫る!

逆境に負けない!野﨑の不屈経営の神髄を徹底解剖!

鹿児島県の家畜市場に巨大な牛の銅像がある。その名は、平茂勝。子孫は、全国に31万頭以上とも言われる伝説のスーパー種牛だ。この種牛を見出したのが、実は、野﨑だった。なぜ、牛を育てることを専門にしている野﨑が種牛を見いだしたのか?その背景にあったものこそ、日本の牛肉生産農家を激震させた輸入牛肉の自由化だった。それまで高い関税に守られていた国産和牛。その自由化の動き対して、当時の関係者の間では「輸入牛肉の関税自由化が実現すれば、壊滅的な打撃を受ける。」そんな悲観的な空気が広がっていたという。しかし、野﨑は、ただ「自由化」に不安を抱くだけでなく、輸入牛肉に対抗できる和牛の育成で輸入牛肉に対抗しようと考えたのだ。そして、これまでの2倍近くの大きさに成長する種牛を見つけ出し、それを種牛にして和牛を育てる方法に舵を切った。その時に、野﨑が見出した牛こそ、あの平茂勝だったのだ。しかも、野﨑は、この平茂勝を独占することなく、日本全国の和牛生産者が買える仕組みにして、国内の和牛関係者を輸入自由化という荒波から救ったのだ。災害や社会変化など、数々の逆境に立たされてきた野﨑。しかし野﨑は、その度に、正面から課題に立ち向かい、強さを身に着けてきた。なぜ野﨑は逆境に負けず、成長を続けられたのか?野﨑が生み出した不屈経営術の神髄を徹底解剖する!

1人で400頭の牛の世話!?業界の常識を破った“のざき流人材育成術”

東京食肉市場のコンテストで過去3回も最高賞を受賞している「のざき牛」。 実は、そんな快挙を成し遂げた社員は…20代の若者だという。よくよく話を聞くと…「のざき」の社員の平均年齢は25歳。後継者不足が深刻化する1次産業にありながら、「のざき」では若者がイキイキと仕事をしている。その秘密が、入社直後から、牛舎まるごと任せ、一人で400頭の牛の世話をさせる独自の人材活用術にある。社員が世話をする牛の価値は、約3億円。だが、野﨑は、社員を一国一城の主として、餌のタイミングや世話の方法まで、すべて任せてしまうという。社員が自分で考えて仕事ができる「場」を与える、のざき流人材育成術。その独自の仕組みを取材した!

ゲストプロフィール

野﨑 喜久雄

  • 農業生産法人のざき 野﨑 喜久雄(のざき きくお)
  • 1949年肥育農家の長男として誕生
  • 1975年父親から精肉店と和牛肥育を引き継ぐ
  • 1989年農業生産法人のざき創立
  • 1990年伝説の種牛 平茂勝を誕生させる
  • 2014年肥育数 4800頭(社員数20人)

企業プロフィール

  • 本社:鹿児島県薩摩川内市御陵下町7-47
  • 設立:1989年8月1日
  • 資本金:2300万円
  • 従業員数:20人
  • 社員採用基準:牛が好きな人
  • 年間売上:30億円

村上龍の編集後記

子どものころ、牛肉は贅沢品だった。豊かになり、すき焼きを食べる回数が格段に増えた。だが、野崎さんのお話をうかがって、牛肉についてまったく無知だったと痛感した。近年、牛肉の消費量は数倍に増えているのに、大半の小規模肥育農家は、後継者不足などで危機に瀕しているらしい。「のざき」は、和牛ブランドの基盤を作り、また最先端の個体情報管理システム、若手の登用など、ビジネスとしての合理性を導入することで、肥育農家だけではなく、日本の農業全体の可能性を示していると思う。「牛さん」と呼ばれて大切に肥育される牛たちは、その象徴である。

村上龍の編集後記画像

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社長の金言

  • 商品にブランドを語らせて 競争する

    デサント 社長石本 雅敏

  • 他より3倍高くても そこに価値があれば売れる

    七洋製作所内山 素行

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