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2015年3月12日 放送
成熟産業にも商機あり!
業界の常識を打ち破る型破り経営術
- 相模屋食料社長 鳥越 淳司(とりごえ じゅんじ)
夏は冷奴、冬には湯豆腐や鍋と、一年中食されている豆腐。最近ではダイエット食品としても注目を集める食卓の名脇役だ。しかし、その実情は、6000億円規模の市場を8500社の中小メーカーが競い合う、小競り合いの状態が続いてきた業界でもある。「豆腐作り産業は成熟産業。もはや、新たな成長は見込めない...」誰もが、そう思い込んでいた業界だったのだ。しかし、そんな豆腐業界で異彩を放つ企業が現れた。それこそ相模屋食料だ。三代目社長の鳥越は社内改革を断行し、売上高を6年で4倍に増やして見せた。そして、あっという間に国内販売シェアでNo.1のメーカーを作り上げたという。なぜ、相模屋食料は、誰もが諦めかけていた成熟市場で、突如抜きんでることができたのか?その仕掛け人・鳥越淳司氏をゲストに招き、業界の常識を打ち破る改革を次々に実行した新戦略を徹底分析し、型破り経営の極意に迫る!
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
賞味期限を3倍に…常識破りの最先端工場
今でこそ豆腐業界のトップに君臨する相模屋食料だが、ほんの数年前までは、地方の中小メーカーに過ぎなかった。他に大手があったわけではない。実は、豆腐の業界には、これまで巨大トップメーカーは存在してこなかったという。理由は単純で、賞味期限が短いため、売り切るのが難しく、安さゆえに、配送コストもかけられない。つまり、大手メーカーが参入しにくい業界で、多くの経営者も諦め、何も策を講じてこなかったのだ。しかし、相模屋の三代目社長に就任した鳥越は違った。およそ5日間と言われてきた豆腐の賞味期限を引き延ばす方法を思いつき、巨額の資金を投じて最新工場で作り上げたのだ。それは手作業でしか実現しないと言われてきた豆腐のパック詰めの全自動化。人が触れることなく、豆腐を作る国内初の工場を独自のアイデアで生み出したのだ。なぜ鳥越は業界の常識にとらわれずに改革を断行できたのか?その秘密を探る!
衰退する業界だから人材を育てる!誇りを持って働ける会社作り
鳥越は大学卒業後、雪印乳業に就職。営業マンとして働いていた。その時に、あの「雪印食中毒事件」が発生する。そして、この時、鳥越はものづくりの本質とは何かをトコトン考えたという。結婚を機に相模屋に入社した鳥越は、相模屋で自分が目指すべき「ものづくり企業」のあり方を全て実践した。雪印事件を機に鳥越に芽生えた「本物の、ものづくり会社のあり方」とは何だったのか?その真相に迫る!
仰天豆腐でデザート市場に挑む改革者
相模屋は豆腐業界の常識を覆す驚きの商品開発にも取り組んでいる。日本のファッションシーンをリードする東京ガールズコレクション。そのランウェイでモデルが手にしていたのが、相模屋の新商品「ナチュラルとうふ・チョコレート味」だ。デザート代わりに楽しめるチョコ味の豆腐。プリンともムースともいえる独自食感と低カロリーで若い女性の心を鷲掴みにしたのだ。業界の常識を破り続ける相模屋の新戦略を独占取材した!
ゲストプロフィール
鳥越 淳司
- 1973年京都府生まれ
- 1996年早稲田大学商学部卒業後 雪印乳業 入社
- 2002年相模屋食料 入社
- 2007年代表取締役 就任
企業プロフィール
- 設立 :1951年10月
- 事業内容:大豆加工食品の製造・販売
- 資本金 :8000万円
- 売上高 :158億円(2014年度)
成熟した商品市場では、誰もが驚くような無謀なことに挑戦しなければ画期的な成功は望めない。鳥越さんは、外から豆腐メーカーに入り、深夜に及ぶ修行を続け、豆腐生産について確かな知識と技術を身につけたあと、周囲が驚くような目標を見出し、地元の銀行をはじめ多くの支援を獲得して、実現させた。今、生き延びるために無謀とも思えることに挑戦する、という発想は希薄だ。子どもも、学生も、そんな教えは受けない。何よりも安定が優先される。なぜ鳥越さんは挑戦したのか。利益だけではないだろう。「お豆腐」への、溢れるような理解とリスペクト、それが冒険を促したのだと思う。

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