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2016年12月15日 放送
無添加の焼き立てパン屋が全国で急増中!
異色の「5日で開業できる」手法の秘密
- おかやま工房社長 河上 祐隆(かわかみ つねたか)
パン消費量が増え続ける一方で、いわゆる「町のパン屋」の廃業が相次いでいる。長時間労働が当たり前とされる厳しいパン職人の世界を若者が敬遠し、後継者が育たないためだという。そうした中、注目を集めているパン屋が岡山にある。無添加パンを、焼き立てで提供し、岡山では最も高い売り上げを誇る人気店だが、注目される理由はそこではない。なんとこの店、たった5日間で、パン作りのノウハウを身につけられる研修講座を開き、その卒業生が全国各地で次々と開業、その多くが人気店に育っているというのだ。「町のパン屋」を全国に広げる、異色プロジェクトの全貌に迫る。
社長の金言
- 「町のパン屋」が生き残るには楽しく働ける仕組みが必要Tweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
過疎の町にも人気パン屋が誕生!「5日で開業できる」手法とは
愛媛県伊予市の山間の町に、無添加の手作りパンを売りにしたパン屋が去年9月、開業した。この町は、人口5000人ほどの過疎地域で、以前あったパン屋は廃業してなくなっていたため、地域住民たちは大喜び。さらに、味もいいと評判になり、昼にはパンが売り切れてしまうほどの人気となっている。そんな人気店のオーナー伊藤洋一さん(44歳)は、4人の子供と妻の6人家族。「自然の中で子育てしたい」と2014年にカメラメーカーを辞め、東京から移住してきたという。実は、伊藤さん、パン作りは全くの素人だったが、ある研修講座に参加し、ノウハウを身につけた。いま、この講座は大人気で、実は東京など都心部でも卒業生たちが次々と開業、その数は全国120店舗以上になるという。その研修講座を開いているのが、岡山の人気パン店「おかやま工房」だ。無添加、焼き立てを売りにした岡山市で人気ナンバー1のパン屋。それでも、オーナーの河上祐隆は、「今はパン作りを人に教え、開業を手伝う方が面白い」と話す。無添加で抜群のおいしいパンを生み出す、パン職人、河上の研修とはどんなものなのか―。その様子をのぞいてみると、なんと、研修期間はわずか5日間…。いったいどんな秘密があるのか、裏側を密着取材する。
町のパンをなくさせない!
たった5日間でパン職人になれる画期的な手法を開発した河上だが、河上自身には、厳しい下積み時代があった。神様と崇めるパン職人と出会い、数年の修業を経て確かな技術を身につけたものの、長時間労働は当たり前。自らの店を開業後も、寝る時間以外はパン作りに追われ、一日20時間労働が続いた。そんな経験を持つ河上が、なぜ一見、お手軽にも見える、5日間の研修講座を始めたのか?
海外から引き合い殺到!ニッポンのカレーパンがインドへ…
河上の活動は、国内だけでなく海外にも広がっている。河上がかかわった海外の店舗は11店舗、今年ロサンゼルスに研修センターも開いた。そして、河上が次に開業を支援するのは、インド。インドでパン屋を開きたい、というインド人青年のもとを訪ね、一緒にテストマーケティングをする。目玉は、なんとニッポンのカレーパン。カレーの本場インドにニッポンの味は通用するのか?
ゲストプロフィール
河上 祐隆
- 1962年大阪市出身。
高校卒業後ベーカリー企業に就職 - 1996年岡山に「おかやま工房」を設立
- 2009年リエゾンプロジェクト スタート
企業プロフィール
- 本 社:岡山県岡山市北区田中112番地103
- 設 立:1996年
- 年 商:約6億円(2015年度)
- 社員数:約40人(正社員)
苦労して名を成した職人は、「簡単に真髄がわかってたまるか」そう思いがちだ。河上さんは違う。休日なし、睡眠時間3時間、恐ろしく過酷な環境で修行したのに、執着も郷愁もなく、「5日間でパン職人に」というアカデミーを創設した。「時代も違うし、 機械・器材も進歩してますから」あっさりと言う。きっと「苦労」はしていないのだろう。大変だったに違いないが、ワクワクすることも多く、たぶん「苦」ではなかった。そのクールで民主的な姿勢が、「毎日食べても飽きないパン」を支えている。

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