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2026年2月12日 放送
通販からホテルまで運営
売り上げ1兆円企業の戦略
- 大塚商会 社長 大塚 裕司(おおつか ゆうじ)
ユニークなCMで知られる、大塚商会。知名度の高い通販サービスの「たのめーる」はありとあらゆるオフィス用品200万アイテムをそろえる。また複合機やパソコン、IT分野などハードやソフト、保守・点検に一貫対応できる"オフィスまるごと"のサポートサービスで業績を伸ばしていて、売上高は1兆円を超える。現在、約30万社と取引があり、内訳は、8割が中堅・中小企業や個人事業主。裾野が広い顧客との取引を積み上げ、独自の営業基盤を持っているのが大塚商会の強み。中小企業などのDX化、AI化など、働きやすいオフィスにしたいと思ったら、迅速に提案が可能。「大塚商会に頼めば何とかなる」。そんな会社を目指している。
放送内容詳細
コピー機販売から始まった事業
大塚商会の創業は1961年。秋葉原に会社を構え、コピー機の販売から始まった。資金はわずか30万円。掲げた理念は“顧客満足度の追求”だった。コピー用紙やトナーなどの供給が必要…大塚商会は、そこに商機を見出した。電話帳にこんな広告を載せた「電話1本で、感光紙を1冊からでもお届けします」この精神が現在の“たのめーる”につながっている。さらに、修理をメーカーに頼むと時間がかかるので、その仕事も引き受けた。現在の社員を職種別にみると営業職よりもサポート担当の技術職が多いのが特徴で、オフィスまるごとサービスを実現するための体制を構築している。
社長がサンバを愛する理由
「忙しい人こそ、趣味を持つべき」と話す社長の大塚。そんな大塚はサンバをこよなく愛している。20年所属するチームは毎年、浅草サンバカーニバルに出演。そこではあくまで『一兵卒』として活動するという。会社での役割とは全く違うが、それこそが重要だと言う。肩書から離れ『現場感覚』を思い切りメンテナンスできる場所を持つことが、経営者には必要というのだ。
ホテル事業も手掛けるワケ
あまり知られていないが、大塚商会、実はホテル事業も手掛けている。「熱海 伊豆山」「琵琶湖畔 近江舞子」「南九十九里浜」「南鳥羽 石鏡」と国内4カ所。そもそものきっかけは、自社の研修のためだったが、現在は一般の人も利用可能だ。売り上げ規模はそれほど大きくはないが、今もホテル事業を続けているワケとは?
ゲストプロフィール
大塚 裕司
- 1954年東京都生まれ
- 1976年立教大学卒業後 横浜銀行入行
- 1981年大塚商会入社
- 1990年大塚商会退社
- 1992年大塚商会に復帰
- 2001年社長就任
企業プロフィール
- 創業:1961年
- 資本金:103億7400万円
- 従業員数:連結9680名 単体7949名
- 売上高:約1兆1076億円(2024年12月期)
大手とは「どぶ板」の踏み方が違う、というのは大塚さんの言葉だ。「どぶ板を踏む」という表現は、最近あまり目にしないが、1軒1軒の取引先を回る細やかで地味な努力として使われる。それが、大手とは違うとはどういう意味だろうか。言うのは簡単だが、販売とサポートを一体化したシステムなのだ。手間を必要とする中堅・中小企業向けに、業務を効率化する仕組みを考え続けてきた。それが、裾野が広い顧客との取引を積み上げていく、超ロングテール型のビジネスとなり、約1兆円という売上高を生んだ。信じられない企業だ。

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