定例社長会見2026年4月

テレビ東京・BSテレビ東京 2026年4月定例会見

開催日:2026年4月23日

【4月クールの視聴率と新番組について】
(吉次社長)
4月クールがスタートしました。まだ3週目なので番組を評価するには若干早いのですが、
視聴率はALLで、ゴールデン(GH)2.7%(前年比 −0.3p)、プライムタイム(PT)2.3%( 〃 −0.2%)、全日1.0%(〃 −0.1p)です。
少し苦戦していますが、これからかなと思います。

GH帯の改編について。新企画の『~あなたの知らないNO.1~選ばれし頂点サマ』が、4月16日(木)に初回の放送でした。
入社6年目の若手プロデューサーが担当で、我々とは違う感覚の番組を作ってくれると期待しています。
また、4月17日(金)に始まったドラマ9『刑事、ふりだしに戻る』は、サスペンスではありますが、
クスッと笑える要素も入っていて見応えのある作品に仕上がっています。
土曜の午前10時からは『モーサテサタデー』が始まりました。

(和田コンテンツ戦略局長)
4月クールはGH帯で2つの番組を改編しました。一つは先ほど紹介した『選ばれし頂点サマ』、
もう一つは、今週4月26日(日)に放送が始まる『世界の給与明細』です。
「あなたの給料はいくらですか?」というシンプルな質問を世界中で投げかけ、その国の様子が見えてくるという企画です。
初回はアメリカ、ノルウェー、グリーンランドが登場します。
ノルウェーでは子供が1日8万円稼げる高額バイトなどが登場するので、ぜひご覧ください。

4月クールのドラマは、『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(月曜夜11時06分~)や
『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』(水曜深夜25時~)が、TVerでも非常に好調に推移しています。
『孤独のグルメ Season11』(金曜深夜24時12分~)も放送中なので、ぜひご覧ください。


【『世界卓球2026 ロンドン100周年大会』について】
(吉次社長)
5月2日(土)から『 世界卓球2026 ロンドン100周年大会』の放送が始まります。テレビ東京とBSテレ東で連日お伝えします。
世界卓球が初めて行われたのが100年前の1926年、場所も今回と同じロンドンでした。それからちょうど100年の大会です。
放送のキャッチコピーは「絶対届く、金メダル。」です。
このキャッチコピーだと選手にプレッシャーがかかり過ぎるのではないかと思ったのですが、先日、「世界卓球」の壮行会で、
去年の世界卓球・男子ダブルスで金メダルを獲得した戸上隼輔選手などから「むしろ奮い立つエネルギーになる」という言葉も
いただきましたので、我々としても期待しています。

(和田コンテンツ戦略局長)
男子は57年ぶり、女子は55年ぶりの金メダルを絶対取ろうという勝負の大会になります。強い若手の選手が揃っています。
女子は3月の「WTTチャンピオンズ重慶」で史上最年少で優勝したエースの張本美和選手、パリ五輪で銅メダルを取った早田ひな選手、
世界最強のカットマンとも呼ばれ注目を集めている橋本帆乃香選手など。男子は張本智和選手、そして、
3月に世界ランク1位の中国・王楚欽選手に勝った18歳の松島輝空選手。男女ともに最強チームですので、ご注目ください。
また、今回から大会の方式が変わります。 序盤のリーグ戦は世界ランク上位7チームに、開催地を加えた8チームが、2つのリーグに
別れて決勝トーナメントのシード権を争います。初日から強豪同士が当たることになり、 ハイレベルな戦いが楽しめます。
テレビ東京とBSテレ東でぜひ、ご覧ください。


【シナぷしゅについて】
(長友IP事業局長)
テレビ東京の独自IP「シナぷしゅ」(テレビ東京系で月~金曜、午前7時30分放送)の新たな展開について。
愛知県豊田市と子育て世代向けのシティプロモーションで連携させていただくことになりました。
この4月から1年間、豊田市様の子育て政策や情報を、柔らかく伝えていく役割を担わせていただきます。
「シナぷしゅ」のメインのキャラクターの「ぶしゅぶしゅ」が、「豊田市こども・子育て応援大使」に就任いたします。
また、「ぷしゅぷしゅ」を用いた豊田市の市章を模したタイアップアイコンを作り、市の事務封筒や職員の名刺など、
色々なところにアイコンを付けていただくことになりました。
さらに、公共施設にはフォトスポットが設置されるなど、市民の皆様の目に触れる様々な場所で
「ぷしゅぷしゅ」のIPを活用いただく予定です。4月27日(月)には豊田市の鞍ケ池公園でオープニングセレモニーを予定しております。


【営業動向】
(吉次社長)
2025年度の営業売上ですが、スポットで過去最高の売り上げを更新しました。
タイムは前年比+1.8%、スポットは前年比+12.2%で、タイムスポット合計で前年比+5.8%となりました。
フジテレビさんの問題があったのは事実ですが、テレビ東京の営業もかなり頑張りました。
CM単価を引き上げたり、新しいスポンサーの獲得を進めたりなど。様々なことをやった結果、比較的良い形で終わることができました。


【質疑応答】
Q、先日、外国特派員協会で『孤独のグルメ』主演の松重豊さんの記者会見があり盛況でした。
     いま、アジアを中心に人気のようだが、今後の海外展開は。
(吉次社長)
『孤独のグルメ』の松重豊さんには本当に感謝しております。
どこへ行っても『孤独のグルメ』はテレビ東京らしい良いコンテンツだと評価いただいています。
海外展開については、様々な国の人にさらに見ていただけるよう検討していきたいと思います。
海外での撮影や、様々な国や地域とのコラボなども検討しています。


Q、「シナぷしゅ」について。今後その他の自治体での連携の予定は。
(長友局長)
この「シナぷしゅ」の取り組みを、全国に広げていきたいという目標を持っています。
それぞれ県や市など自治体のサイズは様々ですが、具体的なお話をさせていただいているところです。


Q、『バス旅』のロケで、元サッカー選手の前園さんが大きな怪我をされたことについて。 調査で分かったことなど教えてください。
(吉次社長)
現在、前園さんサイドと今後の補償などについて協議を進めております。真摯に対応していきたいと思います。
前園さんにけがを負わせてしまったことは事実ですので、お詫びしたいと思っております。一日も早い回復を心からお祈りしています。

本件に関して外部の法律事務所の協力を得て、制作スタッフや出演者、合わせて14人の関係者から弁護士による
ヒアリング調査を行いました。調査の結果判明した、事故の発生原因、今後の改善すべき点について報告いたします。
一言で申し上げると、安全の確認に不十分な点があったと認識しています。

(縄谷取締役)
調査報告に基づき、事故発生の原因と再発防止策について報告させていただきます。
事故が発生したのは2月28日(土)の15時過ぎ。ブランコから靴を飛ばして、それを前方にいる人がキャッチするというミッションを
撮影している最中に起こりました。飛んできた靴を受け取ろうとした前園さんが、不安定な斜面で体勢を崩して転倒し、
右膝外側半月板損傷という大怪我を負う事態となりました。改めてお詫び申し上げたいと思います。

スタッフが事前に安全対策の確認をしておりましたが、撮影時に出演者からミッションの安全性、
あるいはミッションをクリアする条件が難し過ぎるのではないかという指摘があり、 一部内容を修正して撮影をしました。
しかし、安全面の確認に不十分な点があったため、前園さんの負傷につながってしまいました。

今後は出演者サイドから、安全面に関する疑義が呈された場合は、直ちに制作スタッフと番組責任者で協議して、
撮影を続けるかどうかの判断をいたします。また、こうした事態が想定される現場ではロケ内容の代案についても準備します。


調査報告では、今回の事故の主な原因として以下4点が指摘されています。
・『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』というシリーズはこれまで、一般の人が体験できるゲームやアトラクション、
   あるいは飲食サービスなどをミッションにしてきたが、今回は番組側が考案した、オリジナルのミッションを実施した。
・番組オリジナルのミッションを採用したにも関わらず、それに対応した安全管理が不十分であった。
・ギリギリのロケスケジュールで制作が進行しており、 企画の安全性を多角的な視点から議論・検討・再考する時間的余裕がなかった。
・出演者の体調管理・体調の変化や怪我に関して、事前の安全対策および事後の対応策が十分に検討されていなかった。

これを受けて、ロケ前とロケ実施中に分けて、再発防止策を社内で取りまとめました。
制作スタッフに共有して、再発防止に努めてまいります。

<ロケ前の再発防止策について>
①番組オリジナルのゲームやアクティビティ、アトラクションなどを行う場合は、ロケの下見の時間を十分に確保する。
②あらかじめ現場でシミュレーションを重ねて、 安全性について事前に詳細な確認検証を行う。
③制作会社のプロデューサーがロケの下見に同行できない場合は、検証映像を撮影して制作会社、
 またはテレビ東京のプロデューサーに共有して、多角的な視点から安全性を検討する。
④制作スケジュールを改善し、ミッションの内容を事前に十分検討する時間を確保する。
⑤天候の変化や不測の事態を想定し、あらかじめ複数の代替のミッションのプランを用意する。
⑥番組制作に係るガイドラインをブラッシュアップして、安全対策を強化したマニュアルを整備し、スタッフ間で周知徹底する。

<ロケの実施中の再発防止策について>
⑦身体的負担が予想されるロケにおいては、専門的な知見に基づく看護師やトレーナーを帯同するなど救護体制を整える。
⑧出演者から安全性に関して疑義が呈された場合は、撮影を一時中断して番組出演者と制作スタッフ双方が十分に協議する。

従前から番組制作に関するガイドラインはありましたが、今回の件を受けて以上8つの再発防止策を新たに加えました。

(吉次社長)
やるべきことはやっていたつもりでしたが、結果的に不十分な点があったということは真摯に反省いたします。
この調査結果を厳粛に受け止めて、今回の「バス対鉄道」の対決旅はもちろんですが、バス旅シリーズは我々にとって
非常に大事で人気があるコンテンツですので、制作現場における再発防止策を改めて徹底して、制作関係者と認識を共有することで、
シリーズの継続に向けて環境を整えていきたいと思います。
出演者の皆さんが安心して、かつ安全に企画に参加していただき、視聴者の皆様もそれを見て楽しんでいただけることが
最大の目標ですので、それに向けて番組の制作に努めていきたいと考えています。

Q、前園さんサイドからミッションの危険性などの指摘があったにも関わらず、なぜミッションを継続したのか?
(縄谷取締役)
 これまでは一般の人たちが追体験できるようなアトラクションを行ってきましたが、
今回は番組のオリジナルの工夫を加えたミッションを行いました。
安全面に加え、ミッションが難しすぎるのではないかという指摘があり、撮影現場でミッションのやり方を修正しましたが、
安全確認の見落としがありました。
ゲームやミッションの細かいルールや内容を決めるのがギリギリというタイムスケジュールで、安全確認が不十分となったことは、
大きな問題があったと思います。 
 
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【BSテレビ東京関連】
(加増社長)
新年度が始まってひと月弱ですが、視聴率、営業ともに 4月は順調にスタートできました。本日は4月、5月の番組から3つご紹介します。

一つ目が、『まぜこぜFriday』 第2弾 『岩井炒飯道 ~勇気と悠毅の中華旅~』(金曜深夜24時)です。
金曜深夜の24時枠をリニューアルした『まぜこぜFriday』は、おもちゃ箱をひっくり返したようなワクワク感と、
既存の概念やジャンルの垣根を越えて、予測不能な面白さをお届けする枠です。
放送、YouTube、そして実際のイベントが連動し、テレビの枠を超えていきます。
具体的には、15分という短い放送枠でコンテンツを放送し、YouTubeでスピンオフを展開してSNSで拡散させていこうというもので、
テレビの持つ”企画力”とデジタルの持つ“スピード・拡張性”を掛け合わせたエンターテインメントを仕掛けていきます。

 第1弾は放送済みですが、最近の言葉で「ASMR」という、聴覚視覚への刺激で脳がざわざわしたり心地よくリラックスしたりする
というものがありますが、そのASMRで春巻きの音を楽しむという『春巻きストのたしなみ~ヘッドフォンで頂く極上の1本~』という
グルメドラマを放送しました。

 現在放送中の第2弾が『岩井炒飯道』で、ハライチの岩井勇気さんと7人組の男性のアイドルグループIMP.の横原悠毅さんの
2人の“ゆうき”が、本気で炒飯を極めるために中華鍋を買うところからスタートします。
「YouTube」「本編」「ディレクターズカット」という3つのパターンで多角的にお楽しみいただけます。
5月9日(土)、10日(日)に中野セントラルパークで開催される「四川フェス」に実際に出店し、
1日に1000食売り上げることを目標にします。おいしい炒飯ができるのか、目標を達成できるのか、ぜひ中野に足をお運びください。
配信は、BSテレ東の公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。

 二つ目が『池上彰と歩く謎解き日本地図』(4月28日、火曜夜7時)です。
地図大好きの池上彰さんと、歴史大好きという松重豊さんが、古地図を片手に街を歩く好評シリーズの第6弾。
今回のテーマは“両国”です。3月末にリニューアルした江戸東京博物館など“両国”の街を歩き回ります。
回向院から始まった勧進相撲が、いかにして現在の相撲に発展したのか。隅田川にかかる両国橋の誕生がもたらした
隠れた経済効果など、地図とともに解説する楽しい番組です。

 三つ目が『徳光和夫の名曲にっぽん ~五木ひろし デビュー55周年! “5”で紐解く歌謡界の軌跡~』(5月15日、金曜夜7時)、
2時間スペシャル番組です。日本歌謡界のトップを走ってきた五木さんにとって、ラッキーナンバーであり象徴的な”5”という数字から、
五木さんの歩みを多角的に掘り下げていきます。
五木さんが自ら選んだ、歌謡界の礎を築かれた5人のレジェンド、三橋美智也さん、石原裕次郎さん、美空ひばりさん、藤山一郎さん、
岡晴夫さんへの思いとともに、坂本冬美さん、三山ひろしさんらと不朽の名作を歌うほか、長嶋茂雄さん、ジャンボ尾崎さん、
森光子さんなど時代を彩った超豪華な顔ぶれとの貴重な交友エピソードを語っていただきます。
また、五木さんにとって“5”にまつわる大切な楽曲である「千曲川」をご自身のギター語りで披露していただくほか、
55周年の記念曲「千年の懸想文」を歌っていただきます。ご期待いただければと思います。


【質疑応答(BSテレビ東京)】
Q、BS4Kについて、今後はWOWOWオンデマンドで4K作品を配信するとのことだが、コンテンツの内容は。
(加増社長)
具体的なところは決まっていません。技術的な要件を確認している最中です。
内容についても、権利関係の処理を含めて、ちょうどやってるところです。
具体的なところはまだ決まってないというのが現状です。


Q、『まぜこぜFriday』について。シリーズの奇数回が配信、偶数回が放送となっていて、
     放送か配信のどちらか一方しか見ない視聴者もいると思うが、この配信・放送スケジュールの意図は。
(加増社長)
BS放送は視聴者層の特性もあり、SNSでの拡散や配信といったネットへの対応が課題となっています。
そこを強化したいと思っているところです。
現段階では、どのような反響があるか分かりませんが、放送・配信・イベントをあわせた3つの軸を連動させて、
新しい形でBSを盛り上げられたらと思っています。放送だけ(TVerだけ)見ても完結していますので、ぜひご覧ください。

また、『まぜこぜFriday』の第3弾の内容ですが、「炒飯」の次は「ホラー」がテーマです。
「怪異研」という、いま人気が上がってきている3人のエンタメ怪談ユニットが出演する『怪異研のやば過ぎる夜』です。
「怪異研」の3人が”やばい体験”をした葬儀屋さんや、病院関係者、遺品整理士などとトークをして真相に迫るという
「ホラートークバラエティ」で、新しく面白い企画だと思っています。
こういったジャンルをまぜこぜにしながら『まぜこぜFriday 』をお届けしていきたいと思っています。




<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 吉次 弘志
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 常務取締役 法務・コンテンツ審査担当 島田 政明
テレビ東京 取締役 コンテンツ戦略・マーケティング担当、コンテンツ戦略局長 和田 佳恵
テレビ東京 取締役 アニメ担当 廣部 琢之
テレビ東京 取締役 配信ビジネス・国際事業担当、配信ビジネス局長 縄谷 太郎
テレビ東京 取締役 IP事業・Q-nine PMI 担当、IP事業局長 長友 香織

テレビ東京 経営企画局長 工藤 仁巳
テレビ東京 経営企画局 局長補佐(広報担当) 川口 尚宏