定例社長会見2026年2月
開催日:2026年2月19日
【視聴率について】
(吉次社長)
1月クールの視聴率(25年12月29日・月曜日~26年2月15日・日曜日)は、GH(ゴールデンタイム)がALL3.1%(前年比-0.1ポイント)、
PT(プライムタイム)が2.7%(同-0.1ポイント)、全日が1.3%(同±0ポイント)となりました。前年比でわずかに低下しましたが、
GHは3%台をキープしました。今年度の10月クールまでのGH平均が2.8%だったので、1月クールで少し盛り返しています。
主な要因は、『開運!なんでも鑑定団』や、『出没!アド街ック天国』などのレギュラー番組が好調だったこと。
そのほか、10月クールにスタートした『バカリズムのちょっとバカりハカってみた!』(水曜夜8時54分~)も
徐々に数字が上がってきており、今後さらに期待したいと思います。
【ミラノ・コルティナ五輪について】
(吉次社長)
昨日(現地2月18日)、スノーボード女子スロープスタイルで19歳の深田茉莉選手が金メダルを獲得しました。
冬の五輪を見るといつも思いますが、命がけともいえるような、非常に高い運動能力が要求される競技が増えており、
選手たちは大変だと思いますが、見ている側としては非常に面白いと感じます。
テレビ東京ではこれまでに、アイスホッケー女子予選リーグ、スノーボードの男子ハーフパイプ予選、
カーリングの女子予選リーグをライブ中継しました。
2月22日(日)の午前3時30分からは、フィギュアスケートのエキシビションを中継します。
正式な出場選手はまだ発表されていませんが(2月19日現在)、金メダルを獲得した“りくりゅうペア”、
男子シングル銀メダルの鍵山優真選手、銅メダルの佐藤駿選手などの出演をワクワクして待っています。
【配信について】
(吉次社長)
配信は順調です。AVODの1月の総再生回数は、単月の再生数で過去最高を更新しました。
バラエティーは3ヵ月連続で過去最高を更新、ドラマも歴代最高の数字でした。
【「テレ東系 ウェルビーイングってなんだ?WEEK」について】
(吉次社長)
3月9日(月)から15日(日)までの1週間、「テレ東系 ウェルビーイングってなんだ?WEEK~こころとカラダになんかいい~」という
新しい企画を実施します。
(大久保経営企画局長)
サステナビリティ活動の一環として、これまでの「SDGsウイーク」から一歩進み、ウェルビーイングを重視することを掲げました。
「テレ東系 ウェルビーイングってなんだ?WEEK~こころとカラダになんかいい~」は、テレビを通して、
ちょっと幸せな瞬間が増える1週間です。「そもそもウェルビーイングって聞いたことあるけどなんだっけ?」といった視点に立って、
視聴者、参加者の皆さんに“自分ごと”として感じていただける機会になればと考えています。
『家、ついて行ってイイですか?』のMCコンビ、ビビる大木さんとおぎやはぎの矢作兼さんにアンバサダーを務めていただき、
22番組が参加します。『ナゼそこ?+』(木曜夜8時58分~)や『家、ついて行ってイイですか?』(日曜夜8時50分~)では、
自分らしい生活を送るウェルビーイングな人たちが登場します。
また、3月14日(土)、15日(日)には、東京ドームシティで「テレ東 ウェルビーイングってなんだ?パーク」という
イベントも開催します。
【特番『ミャクぷしゅ』について】
(吉次社長)
テレビ東京の独自IP『シナぷしゅ』が、大阪・関西万博終了後も人気が続いている公式キャラクター“ミャクミャク”と
コラボレーションします。
(中川コンテンツ戦略局長)
乳幼児向け番組『シナぷしゅ』(月~金・朝7時30分~57分)と“ミャクミャク”がコラボした特別番組『ミャクぷしゅ』を、
3月7日(土)午前10時から4週連続で、テレ東系6局ネットで放送します。
ミャクミャクが番組のテーマソングのレコーディングに初挑戦したほか、テーマソングに合わせて、
『シナぷしゅ』の多彩なキャラクターたちとミャクミャクがダンスするオープニング、エンディングも見どころとなっています。
また、4月1日(水)からは、朝7時57分~8時の枠で、『ミャクぷしゅ』(月~金)のレギュラー放送がスタートします。
【IPプロデュース会社Mintoについて】
(吉次社長)
テレビ東京のIP(知的財産)戦略についてお伝えします。テレビ東京は自社IPの価値を高めるため、
IPプロデュース会社のMintoに約5億円を出資することを決定しました。(2月12日公表)
Minto社は、漫画やアニメキャラクターなどのIPを起点に、企画・制作からSNSなどのデジタル展開、
海外流通までを一貫して手がけています。
東南アジアに強みがあり、タイやベトナムに拠点を持つなど、現地のネットワークが豊富です。
『シナぷしゅ』などの独自IPをグローバルに展開していく際の協業に期待しています。これは、テレビ東京が
長期ビジョンで打ち出した、コンテンツ価値の最大化を目指す「CaaS(Contents As A Service)戦略」の一環です。
【営業動向】
(吉次社長)
売上の動向ですが、1月の実績については現時点では具体的には申し上げられませんが、好調です。
【質疑応答】
Q、シナぷしゅとミャクミャクのコラボの経緯は。
(中川コンテンツ戦略局長)
『シナぷしゅ』サイドとしては、「世界観を広げることで、より多くの方に番組を見ていただきたい」という思いがありました。
一方、ミャクミャクさん側にも、「小さなお子さんを含め、より多くの人たちに愛され続けたい」という思いがありました。
そこで、「新しい挑戦」と「もっと届けたい」という共通の思いが合致し、今回のコラボが実現しました。
Q、『シナぷしゅ』が成長した理由と今後の展開は。
(吉次社長)
乳幼児向けの『シナぷしゅ』は当初、「視聴率も取れない、視聴者も少ない、編成表にどう載せられるのか?」という、
ネガティブな議論からスタートしました。しかし、それを押しのけるだけの熱意が、
企画を発案した女性を中心とした社員にあったことが非常に大きかった。ゼロから生み出された独自IPとして確立したからには、
放送だけでなくイベントやグローバル展開へと育てていく意識で取り組んでいます。
(長友IP事業局長)
「シナぷしゅ」の担当チームには母親も多く、赤ちゃんが持つ無限の可能性を信じています。
エネルギッシュに様々な開拓・展開を進めています。このコンテンツの制作には、
「これからのしなやかに社会にフィットし、より良い社会を生み出していきたい」という願いが込められています。
今後は、アジア、そして北米へと海外展開を本格化させてまいります。
Q、Minto社は東南アジアに強みを持つとのことだが、パートナーに選定した理由と、東南アジア市場に注力する理由は。
(吉次社長)
IPのプロモーションや、現地ルートを持っているパートナーを探している中で、東南アジアに強く、IPの展開力があるという点で、
私たちの求める条件と合致しました。
東南アジアは人口も多く、北米・ヨーロッパとは異なるアジア共通の感覚があるので、魅力的な市場と考えています。
Q、衆議院選挙の報道について総括を。
(吉次社長)
今回は「事前報道」をかなり強化しました。前回、あるいは前々回あたりの国政選挙から、投票に資するような情報や解説を、
投開票日の前にしっかり伝えて欲しいというニーズが多く寄せられるようになりました。
放送法による制約から、これまで放送局は臆病になりがちでしたが、SNSがこれだけ発達した現在、
そうも言っていられないという認識に至り、前回の参院選あたりから、「事前報道」を重視するようになりました。
まず配信のテレ東BIZで、解散当日の1月23日以降、『テレ東 毎日選挙サテライト』と称して毎晩7時頃から、
各党の政策や選挙の争点などを解説する企画を実施しました。
選挙の1週間前には拡大版として『目玉の“経済政策”総点検SP』を伝えました。地上波でも投開票の前日、
報道特別番組『投開票日前日に“全政党”生直撃!SP』を放送(2月7日・土曜昼12時15分~14時15分)しました。
これらは大変好評で、一定の成果を上げられたと考えています。
また、投開票当日の選挙報道では、経済・マーケット報道の強みをいかそうと、片山財務大臣にご出演いただきました。
終了後もテレ東BIZの配信番組に残っていただき、かなり深く議論しました。ネット媒体では、専門用語の解説などを省いて、
踏み込んだ議論ができるという側面があります。
ここは「鉱脈」になる可能性があり、今後さらにブラッシュアップしていきたいです。
Q、『カンブリア宮殿』が4月に大型リニューアルしますが、20年にわたりMCを務められた
村上龍さん、小池栄子さんへ社長からコメントは。
(吉次社長)
お二人には本当に感謝しかありません。この番組が20年間も継続できたのは、
ひとえに村上さんと小池さんの力によるところが非常に大きいと思います。
村上さんは、収録前に入念に資料を読み込まれており、その真摯な姿勢に感銘を受けました。
これがミリオンセラーを出す作家としての、物事への向き合い方なんだと強く感じました。
小池栄子さんも非常に気さくな方で、私にも色々と話をしてくださった記憶があります。
ここまで番組を続けていただいたことに感謝申し上げます。
新しいMCの金原ひとみさんとヒャダインさんにも大きな期待を寄せています。
金原ひとみさんは、芥川賞を受賞された際に、村上龍さんが他の選考委員を説得するため、
受賞すべき理由を箇条書きで用意していたというエピソードがあります。お二人は論評を書き合う仲であると聞いております。
金原さんが村上イズムを金原さん流に昇華させて、新しい『カンブリア宮殿』を築いてくれることを期待しています。
ヒャダインさんにも大変期待しています。我々テレビ東京としても、最大限のサポートをしてまいります。
Q、オードリーの若林さんが昨日、所属事務所を通じて休養を発表されました。若林さん出演の
レギュラー番組について、この休養期間中、どのように対応するのか。
(吉次社長)
まずは、1日も早い回復をお祈りしたいと思います。
(中川コンテンツ編成局長)
『あちこちオードリー』については、別の方にMCを務めていただくことで、
これまでとは違った魅力をお届けできているのではと考えています。
他の番組に関しても、放送をお休みするのではなく、代役を立てるなどして、引き続き番組を継続していく方針です。
Q、総務省の有識者会議(「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会)で昨日(2月18日)、論点整理が出ました。
その中で「マスメディア集中排除原則」の緩和、つまり、地方の同一地域で、民放テレビ1局が複数の局を持つことが
できるようにする、いわゆる「1局2波」と言われる形態を認めるようにする考えが、初めて打ち出されました。社長の見解は?
(吉次社長)
議論を注視していきたいと考えております。
Q、東日本大震災からまもなく15年ですが、関連番組の予定は。
(中川コンテンツ戦略局長)
『ガイアの夜明け』で、3月13日(金)、20日(金)と2週続けて、関連の企画を放送します。
Q、ドラマ9『元科捜研の主婦』(金曜夜9時~)が好調で、TVerなどでの配信再生回数が700万回を超えたと
発表(2月19日リリース)していたが、人気が出た要因は?
(吉次社長)
よく見られてるのは事実で、大変喜ばしい事だと思います。
ホームドラマ風のストーリーと、推理ものがミックスされた構成になっているので、
様々な人に見ていただけるタイプの番組だと思います。テレビ東京の23時台のドラマ(『夫の家庭を壊すまで』)で、
かなりの熱演をしていただいた松本まりかさんが出演してくださっていることも、人気の背景にあると思います。
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【BSテレビ東京関連】
(加増社長)
最近、新聞のラテ欄のテレビ番組紹介で、BSの番組を取り上げていただく機会が増えていると感じています。
BSの視聴者層と新聞の読者層が合致しているということかもしれません。
現在、BSテレ東は、特定のジャンルを深く掘り下げて、熱量の高い視聴者に届けることを最大のテーマに掲げています。
先週から2週にわたり放送した『野鳥を見る田中』(2月13日・金曜24時~、2月20日・金曜24時15分~)は、
アンガールズの田中卓志さんが森に野鳥を見に行くという番組ですが、これ以外にも、こうした独自の面白い番組を、
今後も放送していきます。
【今後の特別番組について】
BS5社がリレー形式で放送する共同企画の第18弾として、3月24日(火)夜7時から
『BSが刻む野球 伝説と未来 侍戦士のなぜには物語がある』を放送します。
海を渡った岡本和真選手、村上宗隆選手、菅野智之選手という3人の大リーガーに独占インタビューと密着取材を行い、
それぞれの「なぜ」を解き明かすドキュメンタリーです。
また、2月24日(火)の夜7時からは、羽田美智子さんと剛力彩芽さんの仲良しコンビが、
飲んで食べて地酒を巡る『地酒で乾杯!ほろ酔い仲良し旅2』を放送します。
今回は冬の北陸、福井~金沢を巡る1泊2日の旅を、2時間の特番でお届けします。
今週の日曜日、2月22日には、今年で9年目となる恒例企画「BSキャッ東 猫の日2026」を放送します。
1日中、猫だらけの編成をお楽しみください。
【質疑応答(BSテレビ東京)】
Q、アンガールズの田中さんの『野鳥を見る田中』や、川をドローンで辿る番組(『川島明とニッポンの川をドローンする。』)や、
『煙モクモクの焼肉は、絶対に美味い。』など、独特な企画力の強みはどこにあるのか?
(加増社長)
ディレクター、プロデューサーや制作プロダクションからの企画募集に加え、最近はBSの特性を理解してくださっている
タレントの皆さんと一緒に企画を立てるケースが増えています。
『野鳥を見る田中』(2月13日(金)深夜0時~、20日(金)深夜0時15分~)も、田中さんと企画したものです。
その他にも、1月にスタートした『今宵、町寿司で 市川右團次と小粋な一献』(毎週土曜夜10時~)も、かなり個性的な番組です。
こうした番組を熱い思いで制作するところが、BSテレ東の面白いところです。
視聴者をひきつけて、BS業界全体が盛り上がることを期待します。
Q、4K放送のあり方について、経営決定や検討状況はどうなっているのか。
(加増社長)
まだ、何も決まっていませんので、今、お答えできることはありません。
Q、4Kの方向性として、配信での展開を検討しているのでは?
(加増社長)
4K・8K衛星放送を視聴可能な機器の出荷・設置台数が、1月末時点の累計で、おそらく2500万台を突破します。
世帯数と比較すると、だいたい5割くらいになるので、4Kを見ることができるテレビなどの機器がそれぐらい普及していれば、
放送だけでなく配信でも見ていただきたいと考えるのが普通だと思います。
選択肢として積極的に考えるということは、あってもおかしくないと思います。
<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 吉次 弘志
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 取締役 コンテンツ戦略局長 中川 尚嗣
テレビ東京 取締役 アニメ、国際事業担当 廣部 琢之
テレビ東京 取締役 法務、コンテンツ審査担当 島田 政明
テレビ東京 取締役 配信ビジネス局長 和田 佳恵
テレビ東京 取締役 IP事業局長 長友 香織
テレビ東京 取締役 経営企画局長 大久保 直和
テレビ東京 経営企画局 専任局長(広報担当) 川口 尚宏