定例社長会見2023年9月
【10月改編】
(石川社長)
10月改編は「ファミリーで安心して見てください」と銘打っています。来年はテレビ東京が
開局60周年で、この10月からはプレ期間ということで様々なイベントなども予定しています。
(髙野コンテンツ戦略局長)
10月編成の「ファミリーで安心して見てください」ですが、主に日曜日のゴールデン帯を変えています。
『日曜ビッグバラエティ』の放送開始時間を18時30分からと30分繰り上げ、
「仕事の裏側シリーズ」として自衛隊の裏側、危険生物バスターズなど、
ファミリーを中心に子どもから大人まで楽しんでいただけるコンテンツをそろえています。
『家、ついて行ってイイですか?』は20時半からの30分拡大で編成しました。
週末の深夜は、人気ドラマ『きのう何食べた?』のシーズン2、それから
『SPY×FAMILY』のシーズン2と話題作も投入していきます。
『SPY×FAMILY』は、年末に劇場版の公開を予定しています。
【7月クールの視聴率など】
(石川社長)
23年度7月クール第12週終了時(7月3日~9月24日)の個人全体(ALL)視聴率は、
GH3.1%(前年比-0.1p)、PT2.7%(同-0.1p)、全日1.2%(同±0)。
PUT全体が下がっている中、全日については少し下げ止まった兆しが出てきました。
7月は4年ぶりに隅田川の花火大会が開催され、中継をしました。
非常に視聴率も良く、 皆さんの花火に対する期待が反映されたのではと思っています。
【営業関連】
7月はタイムが前年比+3.6%、スポットが同-18.5%、タイム+スポットの合計で同-5.0%。
8月はタイムが前年比+3.7%、スポットが同-7.4%、タイム+スポットの合計で同- 0.4%。
タイムは今のところ堅調ですが、スポットが回復しない状況が続いています。
【3つの番組でバーチャルプロダクションを導入】
テレビ東京は10月から、本格的に「バーチャルプロダクション」を始めます。
バーチャルプロダクションとは、リアルな映像と、3次元CGで作った背景を組み合わせ、
臨場感あふれるシーンを表現するものです。スタジオにこうしたCGなどを使って番組を作ることで、
制作費がロケよりも効率化できることもあります。
こうした投資を惜しまずにやっていこうということで、今回結実したのがこの次世代スタジオの話です。
(前 常務)
バーチャルプロダクション技術とは、15メートル×10メートルといった大きなグリーンバックや
大型LEDを、スタジオの床や背景、天井などに配置して 3次元CGを映し、そこに
位置情報センサーをつけたカメラでリアルな映像(主に出演者など)を撮影し、合成する技術です。
海外の綺麗な風景を背景にしてスタジオの人物と合成し、まるで海外にリアルにいるような
臨場感のある映像表現が可能になります。
コンピューターを使って進化する仮想映像技術を活かし、スタジオのあり方を変えていくものと
考えております。
(髙野コンテンツ戦略局長)
バーチャルプロダクションは、10月7日から放送が始まる Jリーグのハイライト番組『サタデーナイトJ』、
スポーツニュースの『みんなのスポーツ』、情報バラエティ番組の『ナゼそこ?』の3番組に導入します。
【開局60周年イベント『テレ東60祭(てれとうろくじゅっさい)】
(石川社長)
来年のテレビ東京開局60周年に向けて、10月からプレ期間がスタートするということで、
様々な番組イベントや配信などを仕掛けていきます。
11月15日~19日までの5日間、横浜のみなとみらいの隣にある赤レンガ倉庫で
「テレ東60祭(ろくじゅっさい)」というイベントを開催します。
横浜出身で、人気番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』の出川さんに、
アンバサダーを担っていただくことになりました。
出川さんは来年2月に60歳の還暦を迎えるそうで、テレビ東京も出川さんも60歳ということで
お願いしたところ快諾していただきました。
テレビ東京の60年を超えたその先、成長の糧となるようなイベント事業を開発していきたいと考えています。
(髙野局長)
イベントの最新情報ですが、 アニメ関連では「SPY×FAMILYキッチン(仮)」の出店が決定しました。
報道局からは「池上彰さんのトークイベント」や「小学生向けの記者体験ブース」、
またスポーツからは世界卓球で最新技術を使用して、トップ選手のサーブを受ける体験や、
家族で楽しめる新感覚の卓球ゲームもあります。
出川さんも会場にお越しいただき、イベントや生中継に出演する予定です。
また、その期間には、「変わる!新テレ東スタートWEEKウィーク」と名付けた特別編成も行います。
「テレ東60祭」が始まるのに合わせて、60周年記念にふさわしい音楽番組を編成することにしました。
タイトルは『テレ東60祭ミュージックフェス(仮)』としています。
Q: 9月7日のジャニーズ事務所会見の受け止めは?
(石川社長)
テレビ東京は4回にわたりジャニーズ事務所に様々な申し入れをしてきています。
9月7日の記者会見で、「謝罪をして補償します」とジャニーズ事務所が言いました。
そこは一歩前進だと思いますが、まだまだガバナンスの問題について明確ではありません。
補償の実際の仕組みなど具体的な内容は出されていない。一歩前進と評価しつつも、もう少し
ガバナンスを含めた体制を整えるようにと、9月8日にジャニーズ事務所にお願いをしました。
また、9月14日にもガバナンスと補償について、具体的にこうした方がいいと思うことを
私の名前で文書にして東山社長宛に提出しました。
その際、ジャニーズ所属のタレントの起用については、すでに契約済みのものについては継続しますが、
新たな起用については極めて慎重に判断するということを伝えています。
10月2日のジャニーズ事務所側の記者会見を見て、今後の対応を考えることになると思います。
Q: 「マスメディアの沈黙」といわれているが、社長の考えは。
(石川社長)
我々は検証作業、ヒアリングを続けています。
現場にいる記者や報道局員だけでなく、OBも含め様々なヒアリングをしてきました。
この問題は1965年から週刊誌に出始め、文春が報じる前にも何回か他の週刊誌が報じています。
さらに、2000年4月13日に衆議院の青少年に関する特別委員会で、
故阪上善秀先生がこの問題を取り上げて政府側に質問しています。
その後2004年に、最高裁が高裁判決を確定させましたが、いずれの過程でも
残念ながらテレビ東京は報道することはありませんでした。
それはひとえに、この問題を芸能界のスキャンダルと捉えて、
深刻な人権問題という認識がなかった。そういう問題意識がなかった、
ということで報じなかったのだと思っています。
芸能スキャンダルとして黙殺するのではなく、きちんと人権問題として取り上げるべきだった
というのが、現在の社内の共通認識です。
我々としても十分反省して、今後の報道活動に生かしていきたいと考えています。
Q:司会を含め多くのジャニーズタレントが出演されている特番として『テレ東音楽祭』がある。
この出演判断に関しても10月2日の会見の内容等を鑑みてという形になるのか。
(石川社長)
10月2日に発表された体制と方針にについて、明確な効果が出ると確認できるまで、我々としては
新しい起用については極めて慎重に判断するというスタンスです。
Q:総務省のワーキンググループがNHKのネット展開について一応ゴーサインを出した。受け止めを
(石川社長)
必須業務となりましたが、NHKは今までいろいろ分野を広げてきました。
今回の「密接に関連する情報」または「放送番組を補完する情報」という表現が
何を意味しているのかが明確でないこともあり、このままいくと、また、「理解増進情報」の拡大と
いうことでネット業務をどんどん広げていくのではないかということもありますので、
やはり、NHKの配信は原則として放送番組と同一のものにすべきであるということは主張していきたい
と考えています。
さらにNHKのネット業務に関わる費用について、必須業務として200億を上限としたのですが、
200億というのは我々民放からすれば相当な金額ですから、今度必須業務になったことで
この天井が外れてどうなるのか、その金額についてもきちんと競争を歪めない形で、
基準ができるよう我々としては願っています。
【BSテレビ東京 加増社長】
全国の阪神ファンの皆様、それから全国のセ・リーグファンの皆様お待たせいたしました。
10月18日(水)からセ・リーグのクライマックスシリーズのファイナルラウンドが始まりますが、
その初戦を、BSテレビ東京が生放送することになりました。
きちんと最後まで面白く放送したいと思っています。
もう1つは女子サッカー。WEリーグのファイナルを10月14日(土)16時から、生放送します。
片方がサンフレッチェ広島レジーナ、相手はこれからということになりますが、
パリ五輪に向けてますます女子サッカーの代表争いが白熱していく中で、
国内のWEリーグを応援していきたいと思っています。
10月改編です。BSもオリジナルドラマを2本、10月クールに放送します。
土曜日21時からは『たそがれ優作』というドラマです。
ドラマや映画でも人気の安倍夜郎さん原作で、昼は俳優をして、夜は飲み屋でくだを巻く
という主人公に北村有起哉さん。
彼が女の子に振られて、最後は坂井真紀さん演じるバーのママに、
「たそがれてるんじゃないわよ」と怒られて終わる、というある種、
現代版の寅さんというような、なかなかよくできたドラマです。
もう一つは同じく土曜日の24時から放送する『猫カレ -少年を飼う-』というドラマです。
連ドラ初主演となります石川恋さん演じる30歳の独身OLが16歳の遠野凪沙という
猫のようなマイペース男子と一緒に暮らすということで、ホームスイートヒューマンドラマと聞いています。
二つとも4 K制作です。10月7日のスタートとなります。
<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 常務取締役 平岡 利介
テレビ東京 常務取締役 前 進
テレビ東京 コンテンツ戦略局長 髙野 学
テレビ東京 経営企画局長 加藤 仁
テレビ東京 経営企画局次長 兼 広報・IR部長 川口 尚宏