定例社長会見2023年11月

石川社長11月定例会見

(石川社長)
11月15日から19日まで横浜の赤レンガ倉庫で「テレ東60祭(ろくじゅっさい)」というフェスを開きました。
途中、雨が降ったり風が吹いたりして、イベントの一部を中止する場面もありましたが、7万人の来場を期待していたところ、
結果的には14万5000人にご来場いただきました。
テレビ東京の様々な番組コンテンツが人気で、イベントや配信、物販を含め、想定した以上の成果を上げることができました。
来場していただいた視聴者の皆さんにも喜んでいただけたのかなと思っています。
来年からいよいよ本当の60周年に入りますので、様々なイベントを含め、テレビ東京の価値を上げる政策を実行していきたい
と考えています。

(髙野コンテンツ戦略局長)
年末年始の番組について紹介させていただきます。
年末からお正月にかけては、一年で最も家族団らんの時間が取れる期間だと思います。
そんな団らんのときだからこそ、家族で安心して見られるテレ東らしいコンテンツを編成しています。
12月31日には、恒例の『第56回年忘れにっぽんの歌』から、ドラマ『孤独のグルメ2023大晦日スペシャル』、
そして『東急ジルベスターコンサート2023-2024』という変わらない安心の流れを作っております。
 また、元日はテレ東が自信を持って送り出す『出川哲朗の充電させてもらえませんか?新春4時間スペシャル』。
今回のゲストは佐藤隆太さん、長嶋一茂さん、佐藤栞里さんで、絶景の富士山を1周して富士山本宮浅間大社を目指します。

 2日のゴールデンは、いとうあさこさんと、かたせ梨乃さん出演の 『あさこ・梨乃の5万円旅』、
3日は『最強!衝撃映像 厳選ランキング』を放送します。家族で見て、笑って、驚いて、楽しめるコンテンツを揃えました。
1月4日以降も『家、ついて行っていイイですか?4時間スペシャル』や、『やりすぎ都市伝説』『温泉タオル集め旅』
『巨大マグロ戦争2024』など、テレビ東京の看板番組をラインナップしています。

(平岡常務)
現在放送中の『SPY×FAMILY 』のSeason 2ですが視聴率も好調で、大変ご好評をいただいています。
初の劇場版となる『劇場版SPY×FAMILY CODE: White』が、12月22日(金)に公開されます。
大きな注目を集める話題作なので、どうぞよろしくお願いします。

 (石川社長)
先日、発表した「バーチャルプロダクション(VP)」の導入が順調に進んでいます。
既に可搬型のシステムがテレビ東京内で稼働していますし、来年の4月からは、スタジオでも運用を開始する予定です。
ドラマへの導入も積極的に進める予定で、様々な計画が進行しております。
また、この運用に関して、3DCG制作を行っているD・A・G社と資本業務提携し、バーチャルプロダクションの導入を
進めると同時に、新しいIPコンテンツを使った事業についても一緒に展開していきたいと考えております。

【編成関連】
23年度10月クール第8週終了時(10月2日~11月26日)の個人全体(ALL)視聴率は、
GH2.9%(前年比-0.3p)、PT2.6%(同-0.2p)、全日1.1%(同-0.1p)。
PUTが下がってることもありますが、視聴率については苦戦状態が続いています。
12月の特番については髙野局長から説明します。

(髙野コンテンツ戦略局長)
12月の特番ですが、まず、12月2日(土)、3日(日)に開催する『柔道グランドスラム東京 2023』。
来年のパリオリンピックに向けた代表選考の重要な一戦となります。阿部兄弟含め強豪選手が勢ぞろいし、
金メダルをかけた激闘を生放送します。

 また、この大会の模様をテレビ東京初の試みとして、TVerスペシャルライブで2日間、生配信します。
朝から夜まで長時間、数多くの試合をライブ配信でスマートフォン、タブレット、PCに加え、
TVerのTVアプリでもご視聴いただけます。

 続いて卓球です。2023年の最終戦となる『WTT女子ファイナルズ2023名古屋』が
12月15日から17日にかけて開催されます。
こちらもパリオリンピックを見据えた大事な一戦です。世界ランクの上位選手だけが出場でき、
日本からは伊藤美誠選手、早田ひな選手、さらに中国勢も世界ランクの上位が勢ぞろいします。
WWT ツアーとしては初めての日本開催ですので、日本選手の活躍を期待しております。

 最後に、12月7から17日の11日間、全ての経済番組が同一のテーマで経済番組を
盛り上げていくという「テレ東経済WEEK」を今年も実施します。
今年は「ミライへ挑む!~ニッポンの闘い方~」がテーマです。
『WBS』、『ガイアの夜明け』、『カンブリア宮殿』などが、放送枠を拡大してお伝えします。
このほか、池上彰さんが緊迫する世界情勢を解説する特番、林修さんやキャイ~ンの
天野ひろゆきさんの経済番組もあります。また、『60秒で学べるNews』は生放送でお伝えします。

【金子勝彦さん追悼 FOOT×BRAIN】
(石川社長)
テレビ東京で『三菱ダイヤモンドサッカー』という番組を1968年~1988年まで放送していました。
試合の前後半を2週間に分けて放送するというサッカー番組で、ブンデスリーガやイングランドの
1部リーグなど、海外の試合を日本に初めて紹介した番組です。
MCを担当していのがテレビ東京の元アナウンサー金子勝彦さんで、今年の8月に88歳で
お亡くなりになりました。
金子さんはサッカーの世界に非常に貢献されてきた方でして、『ダイヤモンドサッカー』は
岡野俊一郎さん(元日本サッカー協会会長)と2人でずっとやってきた番組です。
私の世代だと、この番組は非常に興味深い番組でした。
金子さんを偲びまして、12月2日(土)24時25分~55分に『FOOT×BRAIN』で追悼企画を放送します。

【営業関連】
10月はタイムが前年比-5.1%、スポットが同+0.4%、タイム+スポットで同-3.0%でした。
全体として放送収入は決して良くありません。下期に入っても潮流は変わっていないというのが実感です。

【人権委員会設置】
テレビ東京ホールディングスとして、11月9日の取締役会で「人権方針」の策定と、「人権委員会」の設立を決議しました。
元々テレビ東京は報道倫理ガイドラインや、グループの行動規範などで人権尊重をうたっていますが、今回の旧ジャニーズ事務所の
問題の検証なども踏まえ、より明確な人権方針を定め、その内容をホールディングスの取締役会で決定して公表しました。


Q:年内最後の定例会見ということで、今年の振り返りと来年に向けての思いを。
(石川社長)
やはり今年はジャニーズ問題への対応を迫られた1年でした。
10月26日に社内調査の結果を公表しまして、人権意識の欠如を痛切に反省する事案だと考え、
ガバナンスを含めた様々な経営のあり方についても、この1年間、この問題をきっかけに考えてきました。
今後、テレビ東京としてこうした問題にどう向き合っていくか。人権方針も含め、ステークホルダーから
理解が得られる形で、公明正大にやっていきたいと考えています。

社業に関しては、4月に「コンテンツ戦略局」という組織を作り、編成局を衣替えしました。
地上波だけでなく、配信も含めてテレビ東京が制作するコンテンツ全般についての戦略を担ってもらうことにしました。

また、4月に「新規事業開発室」を作り、様々な事業を始めています。
AI Vtuber「いしとほしプロジェクト」は、まだまだこれからですが、新しいものを近々いくつか出せると思います。
それに伴いM&Aもいくつかやりましたが、新規分野への進出についてきちんと対応していきたいと考えています。

この1年間、20代の若手社員が様々なアイデアを出してくれて、それを形にしてきました。
11月25日に「FU×TECH」というイベントをやったのですが、これは人事部の若手男性社員が発案した企画です。
学生さんに、未来の技術を使ってテレビ東京とコラボできる事業をプレゼンしてもらうコンテストで、
最終予選に残った10人の方にプレゼンテーションをしてもらい、1位を決めました。
それ以外にも、若手が提案したいくつかの面白い企画について、実証実験に入ろうと思っています。
テレビ東京は、若手が活気づくことを社員全体で支えていまして、今年はそういう芽が出てきています。

【旧ジャニーズ事務所関連】
Q:1月2日に菊池風磨さんが出る特番がありますが、元々あった特番の第2弾という扱いだからか。
(髙野コンテンツ戦略局長)
旧ジャニーズ事務所との新規契約の方針について、テレビ東京の考えを出す前に決まっていたもので、
その第2弾ということです。

Q:1月の新ドラマの中にWEST.の濵田崇裕さんの名前があるが、これも以前から契約していたものか。
(髙野コンテンツ戦略局長)
その認識で間違いありません。

Q:テレビ東京は先日の会見で検証結果などを報告していたが、一方で、新会社の方も準備が進み被害者の方への
補償連絡もスタートしていると報じられている。改めて受け止めと先々の方針は。
(石川社長)
前回記者会見した時点とほとんど変わっておりません。
旧ジャニーズ事務所から、35人の被害者に連絡したと我々も聞いています。
一歩進んだけれども、全体からすればまだまだ始まったばかり。これからだと思っています。
新会社については、まだ我々には正確な連絡がありませんので、こちらもこれからだと思っています。
旧ジャニーズ事務所がどういう対応をしていくか、引き続き見守っているところで、我々からも
質問をさせていただいているところです。
SMILE-UP.所属タレントの起用方針については、何ら変更はございません。

Q:総務省の検討会で、NHKと民放が一緒にインターネットの配信プラットフォームを作ったらと言われてきてましたが、
それが難しいということで今回は、仮想的な統一プラットフォームを作ったらどうかという話が出ています。どうご覧になるか。
(石川社長)
TVerでも民放プラスNHKの一部の番組を見られるようになってますが、実際はやはり有料放送のNHKと、
CMでお金をいただいてる民放では運営の仕方、考え方、立場も違うので、大きな問題は依然として消えていません。
民放・NHKの一覧プラットフォームの話は、総論としては面白いとは思いますが、実際にやっていくことになると、
簡単ではない気がします。我々はアドサーバーを使って広告をつけなくてはいけませんが、NHKさんはその必要が
ないなど、具体的に運用することになれば様々な問題が出てくると思っています。
話し合いをして、議論をしていくことは大事だと思っています。


【BSテレビ東京 加増社長】
BSテレ東も来年の4月の編成に向けて、戦略ゾーンを作って攻めていきたいと準備をしているところです。
経営的にも非常に今、安定しておりますので、今のうちに準備をしっかりしておきたい。
そういう1年だったという気がします。

私は阪神ファンを公言しているのですが、10月の阪神タイガースのクライマックスシリーズの放送以降、
BSテレビ東京はコツコツと節約などをしてまいりまして、年末年始にそれを投入して勝負をかけたいと思っています。
実は一昨年、去年と、BSテレビ東京の12月31日から1月3日のゴールデンの視聴率が、NHKさんも入れた
各局の中でNO.1でした。今年も1番を狙っていきたいと考えています。

まず、くりぃむしちゅーの上田晋也さんMCの『上田晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界2023”』
という番組を放送します。
パレスチナ、ウクライナなどの混乱を受けて、この問題についてバンクシーが様々な場所で描いた絵を読み解いていく
ちょっと硬派な番組です。

スタジオも、バーチャルプロダクションを使って大変見ごたえあるものになっていますし、ロンドンにお住まいの
内田也哉子さんが案内をするVTRや、バンクシーを直接知る人の取材であるとか、2023年をアートという切り口で
進めていくという見応えのある番組になっています。

今年も「絶景秘境」シリーズ、第3弾を『秘境黒部 100年物語』と題してお送りします。
バドミントン北京五輪代表の小椋久美子さんが、秘境黒部の「もう一つの顔」と言われる絶景に迫ります。
また、来年6月に一般公開となる“黒部宇奈月キャニオンルート”に潜入取材もしています。

ゴルフ番組では今年の年間女王・山下美夢有さん、それから38年ぶりの日本一となった阪神OBの
藤川球児さんなどで『お宝争奪!頂きゴルフ』。
去年の年末、青木功さんに敗れた北野武さんが、今度は爆笑問題・田中さんと、
JLPGA会長 小林浩美さんに挑む『ゴルフ侍、見参! 特別編』をお送りします。

大晦日恒例の『東急ジルベスターコンサート2023-2024』、これも4Kでやります。
「IWON(アイオン)」という次世代通信サービスを使った世界初の中継となります。
新年へのカウントダウンコンサートを、より高画質かつ映像を送る際の遅延が極めて
少ない低遅延でお届けします。
今年のカウントダウン曲はチャイコフスキーの交響曲第5番第4楽章。
コバケンこと、小林研一郎さんがタクトを振ります。

アニメでは『SPY×FAMILY』を12月31日から1月3日にかけて、Season 1、Season 2を
一挙放送します。12月22日公開の映画に合わせ、SPY×FAMILYのアニメを見たことがない人や、
映画に向けてTVシリーズをおさらいしたい人にも、ちょうどいい機会になると思います。

ほかには大谷翔平選手、それから山本由伸選手の特番。
さらに、池上彰さん×千原ジュニアさんの経済特番、バナナマン日村さん・おぎやはぎ矢作さんらが
出演するゴルフ番組など、BSテレ東らしくない豪華出演者の番組が並んでおります。

先日、お亡くなりになった谷村新司さんが、BSジャパン時代に出演してくださった
『ココロの巡礼 ~「昴」30年目の真実 ~』という番組を12月30日に追悼特番として再放送します。

1月クールは水曜深夜24時からDRAMA ADDICT『蜜と毒』を放送します。
衝撃的な展開の連続で話題を呼んだ、柏屋コッコ先生の電子コミック原作の作品です。
W不倫もので、見逃せないドラマとなるはずです。



<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 常務取締役 平岡 利介    
テレビ東京 コンテンツ戦略局長 髙野 学

テレビ東京 経営企画局長 加藤 仁
テレビ東京 経営企画局次長 兼 広報・IR部長 川口 尚宏