開運!なんでも鑑定団

2015年8月4日放送

萩原朔太郎の直筆原稿

萩原朔太郎の直筆原稿
鑑定依頼人 泉宏比古さん
鑑定士 東原武文
ジャンル 古書・原稿
本人評価額 ¥ 400,000
エピソード お宝は、伯父・芳朗さんが遺したもの。芳朗さんは奄美の出身で、教師を務めながら詩人としても活動していたが、敗戦により奄美が米国統治下におかれると、本土復帰を祈願し5日間にわたる断食を決行。その後、名瀬市長に就任し、復帰運動のリーダーとして市民を指導、晴れて本土復帰を果したため「奄美のガンジー」と讃えられた。一昨年、伯父の詩集を再出版することになった際、何か掲載できる資料がないかと遺品を調べていたところ、ボロボロの紙袋を発見。中を見ると、教科書にも載っている有名な人物の名が記されたお宝があった。もし高値がつけば売り払い、伯父の生家跡に石碑を建てるための資金にしたい。
OPEN THE PRICE

鑑定士総評

萩原朔太郎は現在でも非常に人気があり、市場価値が高い詩人だが、詩の原稿は10年に1度くらいしか出てこない程珍しい。依頼品は非常に朔太郎らしい良い原稿。「氷島」という後期を代表する詩集に最終的に掲載されるのだが、最初に発表されたのは昭和2年3月の「文藝春秋」。それとほぼ同時に「昭和詩選」という書籍にも掲載された。「昭和詩選」の編集には半年ほどかかっただろうから、依頼品がもっとも最初の原稿だと思われる。興味深いのは最初に書かれた時と最後に発表された時とでは内容に大きな変化があり、最終的には二篇の詩になっている。依頼品にある「否定せよっ!!!」という言葉も削られている。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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