









井之頭五郎は新規の顧客、古着屋さんのオーナーを訪れるため、中目黒の駅に降り立った。
朝ご飯を食べる間がなかった五郎がお店を探していると、ベビーカーに赤ちゃん連れの、中目黒風の奥さまと出会う。
その後あわてて食事をし、時間通りに古着屋さんに到着すると、そこには少女のような店員さん、と思いきや
「オーナーは私です」
「こんな可愛くて若いオーナーとは」五郎は驚くも、日本の明るい未来にほっとするのであった。
仕事を終え中目黒の街をぶらぶらしていると、お腹がすいてきた。
気になった路地を曲がると、串揚げ、沖縄料理、鯛飯、うなぎ・・・そこはいろいろな店がひしめき合っていた。
五郎は少し迷うが、沖縄料理の店を選び店内へ。そこではなんだか存在感のあるイケメン店長が待っていた。
まずはパイナップルジュースで体に南国の風を入れる。
続いてアグー豚の沖縄天然塩焼き、にんじんシリシリー、それとタコライスまで注文し満足していると、周囲はゴーヤチャンプルだの、沖縄やきそばだの、アグー豚のしゃぶすき鍋だの美味しそうに食べている。隣の席の客の食べる「ラフティー丼」は実に美味しそうで、ちょっと後悔する五郎だったが、自分の前にお料理が並ぶと、あまりの美味しさにすべて食べつくした。しかし・・・
「追加でソーキそばをください」
またやってしまった。注文しすぎた?でも満腹など忘れて沖縄に浸る五郎。
締めのデザートも外さない。ちんすこうの添えられたブルーシールアイスクリームで締めた。
「美味しいサー、また来るサ―」
明日のお昼のことなど考えながら中目黒を後にする五郎だった。
ゲスト/久本雅美 <主婦>、南沢奈央 <青山>、ダイアモンドユカイ <店長>、久住昌之 <客>