2018.12.15
張本智和、準々決勝の勝因は緩急つけた攻撃とバックハンド<グランドファイナル>
張本智和 Photo:Itaru Chiba
15歳のスーパー中学生・張本智和(JOCエリートアカデミー)が緩急つけた大人の卓球で魅せた。韓国・仁川で開かれているワールドツアー「ITTFグランドファイナル」は12月14日、大会2日目の日程を終了し、男子シングルス準々決勝に臨んだ張本が韓国の強敵チャンウジンをゲームカウント4-1で撃破。昨年、準々決勝で敗退した同大会で今年は準決勝に駒を進めた。
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チャンウジンといえば今年6月、張本が優勝したジャパンオープンでストレート勝ちした相手だが、本来は凄まじい破壊力のフォアハンドを武器にラリー戦を制す強打者として知られる。そのため張本陣営は敵にフォアハンドの強打を打たせまいと、レシーブからの展開では張本の得意なチキータよりもストップやツッツキを多用し、最後は打球点の早いバックハンドでクロスやストレートに打ち分け高い精度でポイントを重ねた。
チャンウジンも強烈なフォアハンドドライブを張本のミドルに打ち込むなどして反撃に出たが、張本のフォアハンドもフリックの一発を中心に、ラリーになっても打ち負けない威力があった。本人も試合直後のインタビューで、「去年よりひとつ上のラウンドに来れたのは自分のフォアハンドが良くなったからだと思うし、コントロールの仕方も去年より良くなったと思う」とコメント。また、チャンウジンのことを「韓国のスーパースター」と称え、「アウェーの中で自分の力を100%出し切ろうと思って試合をしたのが良かったのかなと思う」と熱戦を振り返った。
張本智和 Photo:Itaru Chiba
今シーズンを通してフォアハンドの強化を課題の一つにしてきた張本。その成果が表れた一戦となった。また、男子では水谷隼(木下グループ)がシングルス1回戦で劉丁碩(中国)と対戦したが、相手が右太ももを故障して第3ゲーム途中でリタイア。準々決勝に駒を進め、15日に梁靖崑(中国)と対戦する。
早田ひな/伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba
女子は早田ひな(日本生命/希望が丘高校)/伊藤美誠(スターツSC)の「みまひな」ペアが地元韓国人ペアに勝ってダブルス決勝へ進出。大会最終日の16日に陳幸同/孫穎莎(中国)との頂上決戦に挑む。
その他、日本人選手の結果は次の通り。
<男子シングルス>
カルデラノ(ブラジル)4-3 大島祐哉(木下グループ)
丹羽孝希(スヴェンソン)0-4 樊振東(中国)
水谷隼(木下グループ)4-RET 劉丁碩(中国)
張本智和 4-1 チャン ウジン
<女子シングルス>
朱雨玲(中国)4-1 佐藤瞳(ミキハウス)
芝田沙季(ミキハウス)1-4 丁寧(中国)
<男子ダブルス>
何鈞傑/黄鎮廷(香港)3-1 森薗政崇(岡山リベッツ)/大島祐哉
<女子ダブルス>
早田ひな/伊藤美誠 3-2 チョン ジヒ/ヤン ハウン(韓国)
<混合ダブルス>
森薗政崇/伊藤美誠 2-3 黄鎮廷/杜凱栞(香港)
(文=高樹ミナ)
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