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2019.04.20

世界卓球がいよいよ開幕!水谷、張本、石川、伊藤ら日本代表に勝利の女神は微笑むのか!?

世界卓球2019 シングルス日本代表選手


いよいよ、4月21日(日)から開幕となる、世界卓球2019ハンガリー。

世界卓球は1年ごとに【団体戦】と【個人戦】が交互に行われ、今大会は個人戦。男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの5種目、計20個のメダルをかけて、8日間の激闘が繰り広げられる。

世界卓球2019ハンガリー 大会日程

世界卓球2019ハンガリーの展望を占う前に、まずは前回大会である世界卓球2017ドイツの日本チームの活躍を簡単に振り返ろう。2017ドイツでは、日本は計5個のメダル獲得という、素晴らしいメダルラッシュに沸いた。

世界卓球2017ドイツ 女子シングルス48年ぶりの銅メダルを獲得した平野美宇 Photo:Itaru Chiba


女子シングルスでは、平野美宇が48年ぶりの銅メダル。
男子ダブルスは、森薗政崇/大島祐哉ペアが銀、丹羽孝希/吉村真晴が銅と2つのメダル。
女子ダブルスは、早田ひな/伊藤美誠の高校生ペアが銅。

そして、混合ダブルスは、吉村真晴/石川佳純が日本卓球界悲願の金メダルを獲得した。またメダルはならなかったものの、男子シングルスでも丹羽孝希、14歳の張本智和が史上最年少ベスト8入りと健闘を見せた。

吉村真晴/石川佳純が悲願の金メダルを獲得した瞬間 Photo:Itaru Chiba


ほんの10年前、世界卓球2007クロアチアの時にはメダル0に終わっていた日本チーム。若手の水谷隼/岸川聖也ペアが男子ダブルスでベスト8入りし、「10年ぶりの快挙」と盛り上がっていたことが遠い昔のように感じるほどである。この数年で日本チームは飛躍的な成長を遂げ、現在では、絶対王者の中国に次ぐ強豪国として、世界で警戒される存在になっている。

さて世界卓球2019ハンガリーでは、前回を上回る結果を残すことができるのだろうか。

まずは男子シングルス。注目はもちろん、15歳の怪物、前回ベスト8の張本智和だ。昨年の国際大会では中国のトップ選手たちを立て続けに破り、その実力の高さを世界に知らしめた飛躍の一年となった。

張本智和 2018グランドファイナル史上最年少優勝を果たした瞬間 Photo:Itaru Chiba


今大会でも有力なメダル候補だが、心配なのは今月のアジアカップで判明した右手薬指の怪我だろう。負担を軽くするために、混合ダブルスのエントリーを取りやめたが、シングルスでどこまで戦えるのかは未知数だ。

また前回ベスト8で東京五輪に向けていつも以上に気合いが入っている丹羽孝希。世界卓球(個人戦)出場は今大会が最後になると明言している水谷隼もメダルのチャンスはある。

女子シングルスで、最もメダルに近いのは世界ランク7位の伊藤美誠だろう。昨年のワールドツアー・スウェーデンオープンでは、中国の劉詩ブン、丁寧、朱雨玲を3連破して優勝を果たしており、メダル獲得の壁となる中国勢に対して最も勝率が高い。

伊藤美誠 中国トップ選手の劉詩ブン、丁寧、朱雨玲を3連破して優勝 写真:ロイター/アフロ


その分、中国としても最大限の対策をしてくるはずだが、それさえも上回る"意外性"と"爆発力"を秘めているのが伊藤という選手なので、今回も期待せずにはいられない。

その伊藤を世界ランクで上回る6位の石川佳純ももちろんメダルの有力候補。前回銅メダルの平野美宇は、ここ最近失速気味であることは否めないが、今大会で復活の"ハリケーン"を吹かせたい。

男子ダブルス&女子ダブルスは、前回のメダリスト、大島祐哉/森薗政崇、早田ひな/伊藤美誠の2ペアに注目。

早田ひな/伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba


それぞれ、国際大会で中国ペアに勝利しており、金メダルの可能性も決して低くはない。全日本選手権の優勝ペアである張本智和/木造勇人、そしてカットペアの佐藤瞳/橋本帆乃香も上位進出に期待がかかる。

そして、混合ダブルスには、全日本選手権優勝の森薗政崇/伊藤美誠、吉村真晴/石川佳純という日本最強の2ペアがエントリー。元々は、張本/石川のペアで出場予定であったが、張本の怪我によりペアを変更。吉村は急遽出場が決まったわけだが、前回の金メダルペアにとっては、それほど問題はないはずだ。

早田ひな/伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba


以上、5種目すべてでメダルが期待できる日本だが、世界卓球2019ハンガリーの見どころはシンプルに日本選手が活躍するかどうかだけではない。もう一つ注目すべきなのが、東京五輪代表選考レースとしての世界卓球だ。

東京五輪の日本代表は、2020年1月発表の世界ランクで上位の男女各2名がシングルスの出場枠を得る。そして、その選手らとのペアリング、国際大会などの実績を考慮したうえで、団体戦の代表選手男女各1名が強化本部推薦として選ばれる。

この1年間は国際大会で成績を残し、少しでも多くランキングポイントを稼がなければならず、獲得ポイントの大きいビッグゲームであるこの世界卓球は五輪への道を決める極めて重要な大会と言えるのだ。

世界卓球2019ハンガリー 日本代表選手プロフィール

例えば、世界ランクで国内3番目に位置する水谷隼、平野美宇にとっては、今大会で上位に行かないとシングルス代表からかなり遠ざかることになる。日本選手同士の熾烈な代表争いがハンガリーの地で行われるのだ。

また注目したいのが、東京五輪で初めて採用される混合ダブルス。今までの世界卓球では混合ダブルスは少々軽視される部分があり、中国の場合は若手を試す種目という感もあったが、東京五輪を見据えて、どの国も本気のペアリングで挑んでいる。

日本としても、東京五輪でペアを組む可能性がある、張本/石川というエースダブルスで挑みたかったところだが、張本の怪我で出場できなくなったことは少々痛いところだろう。

また、選考レースという見どころは、日本のライバル国でも同様だ。最強軍団の中国では、男子の馬龍、樊振東の2強は濃厚と言えそうだが、3番目はまだまだわからない。女子はベテラン、中堅、若手が入り混じる激しい代表争いとなっており、男子以上に目が離せない状況となっている。

日本はもちろんのこと、他の強豪国の動向にも目を向けると、世界卓球2019ハンガリーはさらに面白い大会になる。さて、勝利の女神が微笑み、五輪への道が切り開かれるのは一体誰になるのだろうか。


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