
丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba
東京オリンピック卓球競技<7月24日~8月6日> 4日目の7月27日、男子シングルス3回戦で丹羽孝希(第12シード/スヴェンソン)が、ワン・ヤン(第24シード/スロバキア)をゲームカウント4-0で破り、4回戦進出を果たした。
丹羽はこの試合から初戦。最近は不振だが、同じく不調から巻き返してシングルス8強入りしたリオ五輪のように、持ち前のファンタジスタ卓球復活を待たれる一戦だった。
相手のワン・ヤンは2019年世界卓球16強のカットマン。丹羽はかつてカット型の選手を苦手にしており、現在は克服しつつあるものの、難しいシード選手の初戦としてどうさばくかに注目が集まった。
第1ゲーム、丹羽はカット打ちの定石通りバックとミドルを攻めて、ときおり短いボールで前にゆさぶる作戦。後陣に下がった相手を一発で抜けるボールがないぶん、コツコツと厳しい攻めを積み重ねて11-6で先制する。
丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba
2ゲーム目は序盤リードされるが、バックを攻めて要所でミドルを突く丹羽のカット打ちが徐々に実を結ぶ。丹羽のつなぎのドライブを狙い打つワンを振り切って、11-8でここも取る。
第3ゲームも、とにかく凡ミスをしない丹羽。台の横に切れるハーフロングのサービスから3球目攻撃も決める。逆に焦ったワンは無理打ちしてミスを重ね、丹羽が11-3で危なげなく獲得。
4ゲーム目のワンはまずカットで粘り込み、チャンスボールを狙う形。6-10とゲームポイントを奪われるが、バックを攻めて不意にフォアに打つ丹羽のカット打ちがまたも実を結び、6連続ポイントで12-10と一気に勝ちきった。
Tリーグでも対戦の多かったカットマン。丹羽はその経験も糧にしたか、苦手と言われたタイプを手堅い卓球でストレートで退けた。
次の4回戦では、世界屈指の強打者・オフチャロフ(ドイツ)と対戦する。
試合後のインタビューで丹羽は「初戦の相手はカットマンで、僕としてはすごく苦手な戦型で、もっと競り合うと思いましたけど、カットの変化がわかったので、自分でもいいカット打ちができたと思います。強い相手に4-0で勝てたので、自分としてのいい調子かなと思います」とコメント。
次戦(4回戦)でオフチャロフ(ドイツ)と対戦することについて問われると「世界ランクも1桁ですごく強い選手。両ハンドの威力がある選手なので、しっかりコース取りとか戦術を考えて、勝ちにいきたいと思います」と力強く話した。
ワン・ヤン Photo:Itaru Chiba
【東京オリンピック】
<男子シングルス3回戦>
丹羽孝希 4ー0 ワン・ヤン(スロバキア)
11-6/11-8/11-3/12-10
■東京2020 卓球競技 各種目日程
■東京2020 出場チーム・出場選手・ドロー
