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張本智和 フルゲームの末に敗れる 4回戦敗退「後悔はない。借りは団体で返したい」【五輪卓球】

2021.07.27
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2021.07.27

張本智和 写真:ロイター/アフロ

東京オリンピック卓球競技<7月24日~8月6日> 4日目の7月27日、男子シングルス4回戦で張本智和(第3シード/木下グループ)がヨルジッチ(第18シード/スロベニア)にゲームカウント3-4で敗れ、ベスト16に終わった。

22歳のヨルジッチは最近低迷するヨーロッパ卓球で、最も期待される新鋭のひとり。2020年ヨーロッパトップ16準優勝で、フォアハンドをあまり使わずに大半のボールをバックハンドで打つ個性的な選手だ。

第1ゲーム、強烈なバックハンドで押してくるヨルジッチ。フルスイングされると守りのいい張本すら手に負えないパワーだが、ミスも多い。コースを突いて、より正確なボールを送る張本が12-10で先制する。

2ゲーム目も豪快なバックハンドで5-7とされるが、張本は一度ミドルを突いて得点し、そこからバックを深く突くなど攻めを散らす。しかし最後はフォアサイドに切れるハーフロングのサーブから、張本のループドライブを狙い打たれて9-11で取り返される。

豪打のヨルジッチは第3ゲームも勢いに乗る。バックサーブへのレシーブもうまく行かず3-11で一方的に落とし、4ゲーム目も1-4と3点ビハインドの場面で日本側がタイムアウトを取る。

倉嶋監督が「自分で攻めろ」と送り出した張本は、次のボールを豪快なドライブで取り、そのあとも攻勢に転じる。10-10と並んでからアップサーブでエースを取り、次をチキータで12-10と奪取した。

ゲームカウントを2-2とした5ゲーム目、張本はフォア前へのサーブからミドル攻め。最後もフォアドライブで11-8と連取する。

第6ゲームは一進一退の攻防。しかし後半にチキータをつぶすロングサーブも見せたヨルジッチの前に、張本はペースをつかめず7-11で落とす。

勝負の第7ゲーム。先にバックハンドの豪打でヨルジッチに1-4とされるが、ここから弱点のフォアを張本が攻めて4-4と並ぶ。たまらずヨルジッチはタイムアウトを取る。

張本はさらにフォアを攻めて応戦するが、それでもバックを主体にミスの出ない強打攻勢に出たヨルジッチが押しまくる。そのまま7-11で落とし、張本は敗れた。

試合後のインタビューで張本は「楽しくも怖かった。もちろん夢の舞台ですし、楽しさはあったんですけど、ふだんの思い切ったプレーができずに、負けるときはいつもそうなので。でも後悔というのはない。ちゃんと今やれることを出し切ったと思うので。自分が日本選手団で一番最初に負けてしまったので、この借りは団体で返したいなと思います」と語り、初めてのオリンピック男子シングルスはベスト16で幕を閉じ、このあと団体戦で巻き返しを誓った。

【東京オリンピック】
<男子シングルス4回戦>
張本智和 3ー4 ヨルジッチ(スロベニア)
12-10/9-11/3-11/12-10/11-8/7-11/7-11

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