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日本男子チーム 2大会連続メダルなるか!? 水谷2点使いの可能性も?【五輪卓球】

2021.08.01
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2021.08.01

「東京オリンピック」の卓球競技は前半の日程を終了し、8月1日からいよいよ後半に入る。日本が混合ダブルス金メダル、女子シングルス銅メダルに輝いた個人戦に続いて団体戦のスタートだ。

 1日に初戦を迎えた女子に続き、男子は2日にオーストラリアとの初戦に臨む。

 団体戦はダブルスで始まり、その後、シングルスを最大4試合行う計5試合マッチ。先に3試合を制したチームが勝ちとなる。

 男子チームのメンバーは張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)、水谷隼(木下グループ)の3人。18歳の若きエース張本をベテランの丹羽、水谷がアシストする。

 団体戦では1試合目のダブルスで先に1点を取りたい。世界的にも珍しい丹羽/水谷の左利きペアはコロナ禍で試合機会に恵まれず、その仕上がり具合はベールに包まれている。しかし、6月に開催されたアジア選手権日本代表選手選考合宿では水谷が丹羽とのペアについてこう話していた。

「(左利き同士は)全く経験がないので、やればやるほどいろいろな発見があって、新しい技とか自分たちの得意なサービス・レシーブも練習するごとに見つかっていく」

 さらに五輪開幕直前には、「(左利き同士のペアは)非常に難しいのは間違いない。本番での一発勝負に賭けるしかない」と言い、「彼(丹羽)は(伊藤)美誠とタイプが近くて奇想天外なプレーが持ち味。(自分たちのダブルスは)まともにやったら勝つことはできないと思うので、何か面白いプレーを期待しています」とも言っていた。

 エース対決となる2試合目は張本の出番だ。男子シングルスでは4回戦敗退に終わり、「ベスト16では何も残らない」と肩を落とした張本だが、やはり初出場の五輪で緊張もあった。だが、シングルスを2試合戦った後の団体戦ならば多少は肩の力も抜け本来のプレーが戻ってくるに違いない。

 ただし張本の調子いかんでは、混合ダブルス金メダルで波に乗る水谷のエース使いもあるのではないかと見られている。

実際、アジア選手権日本代表選手選考合宿のとき男子チームの倉嶋洋介監督は、水谷/丹羽のダブルスと張本のエース起用が軸としながらも、「水谷がミックス(混合)ダブルスでメダルを取って意気揚々となった場合、水谷の2点使いで、ダブルスを(張本/丹羽)に変えるやり方も残しておきたい」と話していた。

倉嶋監督の"予言"が的中した今、対戦チームによっては第2のオーダーが発出されるかもしれない。

 組み合わせは第1シードの中国と反対側の山に入った。初戦のオーストラリアを下すと、準々決勝ではスウェーデンが相手になる可能性が高い。

世界卓球2019ハンガリー(個人戦)男子シングルス銀メダルのファルクを要する強豪チームで、今大会は五輪初出場ながらシングルス代表にも選ばれた成長株のカールバーグにも要警戒だ。

 準々決勝を突破すると準決勝の相手は強豪ドイツか。前回リオ五輪で銅メダルのドイツは、30日に行われた男子シングルスのメダルマッチで銅メダルを獲得したオフチャロフ、五輪6大会連続出場のボル、五輪初出場となるフランツィスカという安定感のある3人。

これを切り崩せれば決勝進出が叶い、対戦相手は十中八九、中国になるだろう。

 最強中国のメンバーは樊振東、馬龍、許昕。馬龍は今大会、男子シングルスで優勝し五輪2大会連続金メダル。樊振東は銀メダルに輝いた。許昕は混合ダブルスで水谷と伊藤美誠(スターツ)ペアに敗れて銀メダルと土がついている。

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男子団体 中国代表 樊振東・馬龍・許昕 PHOTO:Itaru Chiba

また水谷はリオ五輪の団体戦決勝で許昕に勝っている。日本が決勝まで勝ち進めれば、世界最強軍団に風穴を開けるチャンスも見えてくる。

日本男子団体の初戦オーストラリア戦は2日の朝10時に試合開始予定。メダルマッチは6日に控えている。

(文=高樹ミナ)

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