キング水谷隼 金メダル締め「完全に卓球から離れると思います。自分の冒険はここまでかな」【五輪卓球】

2021.08.10
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水谷隼 写真:アフロスポーツ

8月7日(土)に卓球日本代表の張本智和選手、丹羽孝希選手、水谷隼選手、伊藤美誠選手、石川佳純選手、平野美宇選手の6名が合同記者会見を行った。

金メダル:混合ダブルス(水谷隼・伊藤美誠)
銀メダル:女子団体(伊藤美誠・石川佳純・平野美宇)
銅メダル:男子団体(張本智和・丹羽孝希・水谷隼)/女子シングルス(伊藤美誠)


■水谷隼 メダル獲得記者会見コメント

ーーメダルを獲得した感想をお願いします

混合ダブルスで金メダル、そして男子団体で銅メダルを獲得できて嬉しいです。苦しい試合もたくさんありましたが、それを乗り越えて最後こういう最高な形で終えることができて良かったです。


ーー男子団体3位決定戦から一夜明けての気持ちを教えてください

昨日のお昼過ぎに試合が終わって、そこからすごくバタバタしていました。

選手村に行ったり、夜は表彰式があったり、その後は片付けしたりと。寝たのが4時くらいでまだあまり実感がないと言うか。ただ今日このように記者会見を開いて下さったりこれから段々と実感が湧いてくるんじゃないかなと思っています。

ーー中国を破っての日本卓球界初の混合ダブルス金メダル獲得、重みはありますか?

決勝戦で中国ペアと対戦していて自分がすごく緊張しているなと感じました。特に最終ゲーム8-0でリードしていてそこから追い上げられている途中で正直、「無理かも」と思うような極限状態だったんですが、そこで伊藤選手が点を取ってくれて助けられました。

自分一人だったら逆転負けしていたんじゃないかなと思います。それくらいやはり中国選手を倒すというのはとてつもなく苦しくて、改めて大きな壁だと認識しました。

ただ、オリンピックの決勝で破ったということも事実ですから、これからの若手は中国選手を倒せるんじゃないかという期待を持っています。


ーー長い間日本卓球界を引っ張ってきて、今回自国開催のオリンピックでメダルを獲って終えられた今の心境と今後について教えてください

東京でオリンピックが開催されると決まってから僕はこの大会が集大成だと思って一生懸命ずっとやってきたので、そこで最高の結果が残せて本当に良かったです。

東京開催でなければ、もしかしたらリオ五輪が自分にとって最後だったかもしれないので、やはり東京で行われたことに大きな意味があると思います。

今後については、今回張本選手が本当に素晴らしい活躍をしてくれて、頼もしい後輩達がいるのでパリ五輪ではぜひ頑張ってほしいなという気持ちでいっぱいです。


ーーこの大会を通して学んだこと、これからの課題を教えてください

僕は多分この先、競技を続けることはないと思うんですが、今回プレーしていてオリンピックの怖さを改めて感じました。

1点の重みというか、今までのワールドツアーとは違って1本のミスが勝敗を左右する、命取りになるプレーが多かったです。今回は僕らは逆転勝ちが多くて、良い意味でのオリンピックの怖さを体験できました。


ーー水谷選手の日本代表での姿をもう少し見たいと思う人が多いと思いますが、いかがですか?

自分としては、この先40歳になっても50歳になっても卓球を続けたいという気持ちはすごく強く持っています。その中で自分が競技人生を終えてしまうというのは悲しいし残念ではあります。

ただ今回、東京オリンピックで張本のプレーを見ていて、頼れる後輩がいるということはすごく嬉しいですし、日本男子卓球界はこの先明るいんじゃないかなと思っています。


ーー日本代表だけでなく現役として一線から退くということでしょうか?

まだ最終的な判断はできていないのですが、今の自分の気持ちとしては完全に卓球からは離れると思います。ただやはりそれは目の影響がすごく大きくて、目が完治するならば40歳でも50歳でもやりたいと思っていますが、現状治療法もないということで、悔しいですけど自分の冒険はここまでかなと思います。

■東京2020 卓球競技 各種目日程

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