
張本智和・水谷隼・丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba
8月7日放送の「卓球ジャパン!」は、東京オリンピック男子日本代表の3人が緊急生出演!「こんなに早く来てくれるとは!」とMC武井壮も大興奮の中、前日に団体銅メダルを獲得したばかりの水谷隼、張本智和、丹羽孝希が出演し、東京オリンピックを語ってくれた。
様々な名場面が生まれた今大会だが、まず最初のサプライズと言えば、「心臓が止まりそうだった」(MC平野早矢香)、「僕ちょっと止まってました(笑)」(武井)と両MCも心臓バクバクの大逆転劇となった、大会2日目、混合ダブルス準々決勝のドイツ戦だ。
最終ゲームで2-9と大量リードを許した時には、「これが夢であってほしい、前日の夜に戻ってほしいと思っていました」と水谷。果たしてここからの逆転勝利を予想した人がいるのだろうか。
「自分の卓球人生の中でも最終ゲーム2-9から逆転できた試合なんて、たぶん一度もなくて、それがオリンピックの準々決勝でできたというのは、自分が成長してきた証だなと思いました」(水谷)
多くのファンに卓球の面白さ、そして水谷/伊藤ペアの凄さを見せつけた歴史に残る一戦だった。
大逆転勝利 水谷隼・伊藤美誠ペア Photo:Itaru Chiba
そして、銅メダルを獲得した男子団体。ターニングポイントは、準々決勝のスウェーデン戦。2番で水谷が相手のエース・ファルクに敗れて、重苦しい空気が流れるが、4番で丹羽がそのファルクをストレートで撃破し、準決勝進出を決めた。
ファルクと言えば、世界卓球シングルス準優勝者で、しかも珍しい「フォア表」スタイルという「超」が付くレベルの難敵だが、「スウェーデンの中で一番戦いやすい。
フォア表のボールは結構狙える」と言うのだから、ファンタジスタ丹羽、恐るべし。
またこの試合は、トップで張本/丹羽ペアが勝利したのも大きかった。「調子はあんまり良くないと感じていたので、ダブルスにすると言われた時も、そっちのほうが気持ちが楽だなという感じがあって、そこで一気にプレッシャーもなくなって良いプレーができた」と張本。
しかも、ここで驚きの真実が明かされる。張本/丹羽ペアの練習はどれくらいやってきたのか、という質問に対して、張本がまさかの「ほとんどゼロです」発言。やっぱり男子日本代表、恐るべしだ。
そこから話題は、水谷/丹羽ペアの左左ダブルスに移った。大会前から、このペアリングが団体の課題と言われていたのだが、蓋を開けてみれば......強かった。
張本智和・丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba
「ナショナルチームの練習試合でも全然勝つことができなくて、本当に不安だったんですが、本番になると練習よりも良いプレーができた」と丹羽。
勝利のカギは何だったのか、水谷の意外すぎる回答は「丹羽選手のガッツポーズ」。
「彼が本気の時って、ガッツポーズがすごいんですよ。世界卓球2014の時のガッツポーズすごいですから。あれをどうやって引き出そうかなってずっと思っていた」と語り、スタジオの笑いを誘った。
丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba
そして男子団体の名場面と言えば、3位決定で水谷が勝利し、張本が駆け寄り抱きつくシーンだ。
「9-2の時点で、丹羽さんに行きましょうと言って、一緒に行く感じの約束はしたのですが、着いた頃に後ろ見たら、全然来てないなって......」
「張本が早すぎたんですよ」と弁明する丹羽だったが、確かにあのスピードで駆け寄る丹羽は......どう考えても想像し難い(笑)。
水谷に抱きつく張本 Photo:Itaru Chiba
悲願の金メダルには届かなかったものの充実した表情を見せた張本。
「大会前に"金メダル金メダル"と言っていたのですが、今あの頃に戻れるなら、"そんな簡単に金メダルと言うな"、"銅メダルでもこんなに嬉しいんだよ"と始まる前の自分に伝えたい」(張本)
先輩たちとの力で手に入れたこの銅メダルが張本をさらに飛躍させてくれることは間違いないだろう。
苦しい戦いを制して、最後は自分の勝利で団体銅メダルを決めた水谷は「オリンピックでメダルが取れなかったら、次のパリまでの3年間ってすごくマイナスというか、ずっと後悔して過ごさないといけないと思う。だから絶対に、張本選手と丹羽選手にはメダルを取らせてあげたかった」と後輩たちへの熱い思いを語った。
また同日に行われた記者会見で引退を表明していた水谷は、今後のことを聞かれ、「本当にこれ以上ない自分の卓球人生の終わり方だったんじゃないかなと思っています」とコメント。
改めて引退について聞かれ「まさか自分が2種目でメダルを取れると思ってなかったですし、やっぱり逆転が多くて、この逆転は自分の力だけじゃなくて、いろんな人の力をいただいて取ったメダルだと思っているので、最後にふさわしい運命というか、自分はすごく満足しています」と清々しい表情で答えてくれた。
次回(8月14日)は、2024パリオリンピックに向けて、次世代の代表候補を徹底分析。お見逃しなく!
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