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ドバイ
世界中から富が集まる中東、ドバイ。新たなリゾート開発が進んでいます。それは「世界を海の上で表現する」プロジェクト。ドバイの沖合いに、世界の陸地を現した人工の島を建設しているのです。島は1つ単位で販売されますが、リゾートやビジネスなど目的はオーナー次第。はたして「日本の島」はどんな人物が購入するのでしょう。
「あれが日本の島です。4500万ドル、一番高価な島です。価格の理由ですか? 眺めがいいからです」
全体の40%が売れましたが、日本はまだ買い手がついていません。販売社は「買った人が日本の文化や伝統、例えばお寺にある日本庭園とか一番良い面を持ち込んでほしいと思います」。
アラブ首長国連邦のドバイはリゾートだけではなく、金融などビジネス面でも存在感を高めています。この中東の中心的都市で、日本はどう見られているでしょうか。町でインタビューしてみました。
「日本製品は長持ちするし値段もいいよ」
「世界でよく働くのはドイツ人と日本人だよ」
取材させていただいた、とある富豪の邸宅のリビングには50インチ以上ある薄型テレビとスピーカーセット。ソニー製です。
「人は慣れてしまいます。家電、自動車。一度慣れると、今度はブランドに対する忠誠心が生まれますからね」
ドバイの観光名物、砂漠ツアー。車で砂漠を走り回る人気スポットでもニッポンを発見しました。砂漠ツアーで使われる4WD車がすべてトヨタ製。ガイドいわく
「アメリカ車は砂漠には適していない。GMやレンジローバー、GMCを試したが、いずれも車内温度が高くなりすぎてしまったんだ」
4輪バギーはヤマハ製ですから、日本メーカーが独占していることになります。
日本製品はアラブの人々の意外なところにも入り込んでいます。それが、民族衣装を彩る布地。シェアは40%にもなるといいます。人々が日本の生地を好む理由はどこにあるのでしょう。
仕立て屋「新しいものがほしいときは日本に目を向けるよ。繊維産業で日本企業の研究開発は世界一だからね」
洋品店主「日本の場合、8〜9ヶ月先まで出荷予定を入れても問題ありません。ほかの国ではそんな先まで予約したら価格が上昇したり下落したりする可能性もありますが、日本の場合はそんなことはまずない」基本的にシンプルなデザインの民族衣装だけに、ドバイの人々は素材にこだわるのです。注文の多い彼らアラブ人のニーズにこたえる力が、現在の日本のポジションを築いた、といえるのでしょう。






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