WBS20周年プロジェクト第3弾 見聞ニッポン力 「“食卓”を守れるか?」 : テレビ東京 見聞ニッポン力 WBS 番組HPへ 見聞ニッポン力 WBS 番組HPへ WBS HPへ 見聞ニッポン力 WBS 番組HPへ

SONYとAPPLE

メイド・イン・ジャパンを世界に知らしめたソニー。そこから見えるニッポンブランドの強さ、弱さとは……。

photoドイツの家庭調査で伺ったなかで、強い印象を残したお宅がありました。玄関を入るや否や、目の前に飛び込んでくる液晶大画面。ソニー製です。ラップトップPC、ノートPC2台、デジタルカメラ……17点ものソニー製品を発見しました。デザインや機能で選んでいたら、いつかソニーだらけになってしまったのだそう。
「ソニー製品はすごく素敵なデザインでゴテゴテしていないし、しかも機能もちゃんとその中に入っている点がいい」
こんな熱烈なファンを持つソニーとは……。

会社設立からわずか5年でアメリカに本格進出するなど、果敢に世界に挑戦したソニー。当時世界最小のトランジスタラジオなどを武器に、着実にブランド力を高め、そして、そのブランドを絶対的なものにした商品がwalkman。歩きながら音楽を聴く。「音楽を持ち運ぶ」という前例のないアイデアは、見事に世界中の人々のライフスタイルを変えました。もともと和製英語である「ウォークマン」も辞書に載るほど世界中で誰もが知ることばに。ソニーはなぜ、こうした商品やブランド力を生み出せたのでしょう?

photo社名の音感がよかった。社名と商品ブランドを同じにすることで浸透した。世界一、世界最小の商品を投入し続け、ついにはライフスタイルを変えたwalkmanを投入し、いつの時代でも「変わったもの」を出し続けたのが大きい−出井SONY前会長はそう語ってくれました。

しかし、デジタル時代のライフスタイルを変えたのはソニーではありませんでした。

「音楽をダウンロードするのはwalkmanとはまったく違うよね」
「iPodのシャッフル機能は、パーソナルDJがいるみたいなんだよね」
NYマンハッタンの5番街。今の勢いを象徴するかのようにアップル社のロゴが浮かんでいます。常に込み合う店内で特に目立つのは、iPod関連商品。その数、およそ3000種。
アップルとソニーの違いは何だと思うか、街で聞いてみました。

photo「アップルは商品を絞って高級感があるね。ソニーは良い会社だけれど、色々なものを作りすぎだよ。手を広げることが、常に良いとは限らないからね」
「アップルの強みは音楽配信よ。音楽配信サービスが、一番良く出来ていて、みんな使っているわ」
アップルのジョブズCEOはiPodが登場するはるか前「ソニーのような企業を目指す」と断言していたことで知られています。

photo出井氏「iPodが出てきた時は複雑でした。1999年にはソニー版iPodは出来ていた。ただ、音楽業界をグループ傘下に持っているソニーとしては、著作権を守るような仕組みを組み込んでいて、ある意味、使いにくい製品だった。苦し紛れに聞こえるかもしれないけれど、既存メディアへのこだわりが強くあったソニーは、時代が変革するまさにそのとき、顧客を見るより著作権を見てしまったという面がある。反省点です」

かつての勢いを失ったニッポン家電の象徴、ソニー。果たしてその地位を今後も保つことはできるでしょうか。

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