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2016年9月8日 放送
シリーズ「伝統は革新だ!」第1弾
花と緑で暮らしに感動を!
- 日比谷花壇 代表取締役社長 宮島 浩彰(みやじま ひろあき)
ビッグイベントの舞台裏に必ずいる...それが幅広い事業を手掛けるフラワー界のトップ企業、日比谷花壇。結婚披露宴で、新郎新婦から育ててもらった両親への花束贈呈を行うという感動のシーンを始めた先駆者であり、故永六輔氏や水木しげる氏など著名人のお別れの会をプロデュース。古くは吉田茂首相の国葬まで手掛けた。近年は、低価格業態の店舗を展開し、"個人の暮らし"にも領域を広げている。さらに、サービス付き高齢者向け住宅事業にまで進出。日比谷花壇ならではの花に接する活動を取り入れたことで、認知症の人にもある変化が見られるという。番組では華麗なるフラワービジネスの舞台裏に迫る。
社長の金言
- 社内改革は「怒らない」 壁をなくして情報共有Tweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
圧倒的なブランド力
創業明治5年。144年もの歴史をもつ日比谷花壇。吉田茂元首相の国葬やつくば博、花博など、数々の歴史的なシーンを花で彩ってきた老舗花屋だ。全世界から花を仕入れるネットワーク。お客のニーズを的確にとらえたブーケ作りのセンスで、熱狂的ファンが多い。そんな圧倒的なブランド力を持つ一方、サラリーマンでにぎわう新橋駅の構内にあるのは、低価格業態の店舗、Hibiya-Kadan Style。一輪数百円から買えるヒマワリやガーベラ、卓上に置けるブーケなど、男性でも手に取りやすい商品が並んでいる。職場の仲間や家族へのちょっとしたプレゼント用として購入する客が多いという。
デフレ突入…若社長の改革
日本がデフレ不況に突入していく2000年、32歳の若さで社長に就任した宮島社長。企業の宴会需要が落ち込む中、宮島が考えたのは、老舗としての過去の成功体験にしばられず、会社一丸となって新たなアイデアを生み出す社内の仕組みづくりだった。そうして生まれたのが個人向けの葬儀のプロデュース。ウエディング風の飾り付けをした葬儀や、故人の趣味のダンスや音楽を取り入れた葬儀など、お客の希望を叶える葬儀が感動を呼んでいる。また、社内の女子会から生まれたのは、本物の薔薇を使った花スイーツ。表面に花びらをあしらったカラフルなデザインと薔薇特有の甘い香りが女子のハートをくすぐる。常識にとらわれない自由な発想が、あらたな花需要を生み出している。
花需要はモノからコトへ
北海道札幌市にある商業ビル。ここに日比谷花壇が植栽したのは巨大な常緑樹。無機的で味気ない場所が緑のおかげで憩いの場となり、自然と人々が集まるようになった。「生活の中に花を溶けこませることで、人々を豊かにする。」それが日比谷花壇が目指す理想の形だ。2014年にはサービス付き高齢者向け住宅をオープン。ここで入居者を対象に行われているのは花を介して会話を楽しみ、元気と達成感を引き出すフラワーアクティビティプログラム。周囲とわいわい話しながら、手と頭を使って花を活けることで、実際に高齢者が元気になっているという。
ゲストプロフィール
宮島 浩彰
- 1968年生まれ。東京都出身
青山学院大学卒 大手不動産会社などを経て - 1997年日比谷花壇入社
- 2000年代表取締役社長に就任
- 2004年葬儀事業を立ち上げ
企業プロフィール
- 創業:1872(明治5)年
- 所在地:東京都港区南麻布1-6-30
- 売上高:209億円(2015年9月決算)
- 従業員数:1514名(2016年9月)
- 事業内容:イベントプロデュース事業 パートナービジネス事業 フラワーショップ経営など
伝統は、変革によってのみ、正統的に継承される。だが何を残し、どこを変えていくかの判断は簡単ではない。だから老舗は、苛烈なサバイバルを果たしてきた企業ばかりだ。日比谷花壇は、日本のフラワービジネスの歴史そのものだが、その進取の気性は群を抜いている。Eコマースへの取り組みを見れば一目瞭然で、わたしは実は、日比谷花壇ネットショッピングのヘビーユーザーだが、サイトのシステムも、デザインも他に類を見ないほど素晴らしい。おそらく日比谷花壇においては、「ハイカラ」という言葉が死語になっていないのだ。

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