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2017年3月2日 放送
地方から奇跡のビジネス革命を起こした女性社長SP
- 糀屋本店 社長 浅利 妙峰 (あさり みょうほう)
- 気仙沼ニッティング 社長 御手洗 瑞子(みたらい たまこ)
塩麹に、甘酒...いま盛り上がる"麹"ブーム、火付け役は、大分の小都市の一人の女性だった!そして、被災地・気仙沼で支援ではない復興プロジェクト。奇跡のニット会社を立ち上げたのは若き女性!地方から革命的なビジネスを起こした二人の女性社長にスポットを当てる。
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
“塩麹”ブームの火付け役!日本の食卓を変え、世界へ
今、美容や健康に良いと“麹”が大ブームとなっている。銀座のオシャレなカフェも“麹”押しのメニューを求めた女性客で大賑わい。麹を使って自宅で甘酒をつくる人も増え、今や麹は日本の食卓に欠かせない存在となった。しかし、表舞台に出てきたのはつい最近のこと。きっかけは、2011年にわき起こった塩麹ブームだ。簡単に素材の美味しさを引き出せる万能調味料として話題になり、それまで見向きもされなかった麹が飛ぶように売れた。このブームに火をつけたのは、大分県佐伯市で300年以上続く老舗『糀屋本店』9代目の浅利妙峰だ。かつては、各家庭で味噌や甘酒を手作りしていたため、どこの町にもあった麹屋。時代の流れとともに廃れ、糀屋本店も佐伯市にたった一軒の店になってしまった。「何とか麹を台所に復活させたい」。浅利は、手かがりを求めて書物を読み漁り、ある日江戸時代の文献に「塩麹」という一言を見つけた。それをヒントに研究し、味噌や醤油の“原材料”でしかなかった麹を、現代の家庭で広く使える“調味料”として生まれ変わらせたのだ。しかも、商標登録をせず、レシピも惜しげなく公開したことで大手メーカーも追随。「麹」文化を日本の台所に取り戻すことに成功した。 そして今、麹の可能性を海外にもアピール。古くて新しい、日本のスーパー調味料で世界を席巻―。その挑戦が始まった。
気仙沼・注文殺到の高級ニット!被災地のおばちゃんたちに“誇り”を与える新ビジネス
宮城県気仙沼市。東日本大震災から6年経つが未だ復興途上にある。そこに全国でも珍しい手編みニットの会社「気仙沼ニッティング」がある。スタッフ2人の小さな会社だが、60人の地域のお母さんたちが編み手として活躍。看板商品のカーディガンは完全オーダーメイドで、15万円と高額ながら200人待ちの人気だ。この会社は5年前、御手洗が単身気仙沼に乗り込み、まったくのゼロから立ち上げた。御手洗は民主化直後のブータンで、首相のもと産業育成に携わっていた。震災を機に帰国し、被災地で人々が誇りをもって働ける中長期的な事業の必要性を感じた。「何もない状態でも、編み物なら、針と毛糸さえあれば始められる―」。毛糸もデザインもこだわり、素人同然の編み手も“一流”に育てあげた。「被災地だから」という背景に依存せず、真に喜ばれる商品で100年続く事業を目指す。そして今、小さな地方の町で、地域の人々の力を掘り起し、大きなインパクトを与えるビジネスの形に、世界から注目が集まっている。ビジネスの潮流は、「世界を良い方向に導くもの」に舵を切っている。この小さな会社の取り組みは、世界のモデルとなりえるか。
ゲストプロフィール
浅利 妙峰
- 1952年大分県生まれ。
- 大分県佐伯市で327年以上続く糀屋本店の長女として育つ。平成24年から9代目社長。2女3男の母。平成25年度内閣府男女共同参画局「女性のチャレンジ賞」受賞。
企業プロフィール
- 本社:〒876-0832大分県佐伯市船頭町14-29
- 創業:元禄2年(1689年)
- 従業員:12名
- 売上高:未公開
御手洗 瑞子
- 1985年東京生まれ。
- 2008年東京大学経済学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニー勤務を経て、ブータンで主に観光産業の育成に従事。2012年に気仙沼ニッティングの設立に参画。2013年から代表取締役。
企業プロフィール
- 設立:2013年6月
- 資本金:10,000千円
- 従業員:2人
- 編み手:60人
- 売上高:未公開
「糀」も「編み物」も、昔からあった。古来から必要とされ、親しまれてきたものだ。浅利さんも、御手洗さんも、それらを活かし、地方で成功し、地域再生にも貢献している。だが、資源の再発見と活用は簡単ではない。知識と体験を総動員する必要があり、創り出そうとしている商品には需要があるはずだという予測がなければならない。だが、予測は、確信とは違う。最終的には自らの直感を信じるしかない。お二人は、危機感を失わず、考え抜き、協力者との信頼を築くことで、自身の直感の正しさを証明した。挑戦する女性は、美しい。

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最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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