カンブリア宮殿

村上龍×経済人

毎週木曜日1000分 ~1054

テレビ東京系にて放送中

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2017824日 放送

台頭する新興家電メーカー①
~便利なユニーク家電:ツインバード

  • ツインバード工業株式会社 代表取締役社長 (のみず しげあき)

家電王国ニッポンに陰りが見える中で、異彩を放つ新興家電メーカーが続々と日本に現れている!
これまでの大手家電メーカーとは一線を画す、その実態をシリーズで追う。
1回目は、新潟県から生まれたツインバード。その製品は、ニッチでユニーク。客の「あったらいいな」の声にとことん向き合い、成長を遂げている。

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  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

「あったらいいな」を製品化

例えば、小さな子供を持つ親のために作った「くつ乾燥機」。これは靴を乾かすためだけの乾燥機だ。さらに、茶葉の栄養を余すことなく摂れるようにと開発されたお茶挽き器。これも茶葉を細かく砕くためだけの製品だ。実は、ツインバードではお客の「あったらいいな」という声を製品化に直結させているのだ。本社で毎月2回行われるVOC(お客様の声)会議では、1日300件も来るお客の声の中から製品化するものを企画開発している。さらに、毎年約3000人を動員するファンイベントを開催し、マンツーマンでお客と製品について話し合う機会までもうけているのだ。

メッキ加工から家電メーカーへ

ツインバードは1951年、新潟県三条市でメッキ加工の下請け「野水電化被膜工業所」として創業。当初は冠婚葬祭用のトレーやグラスなどを製造する下請け工場だった。そんな下請け稼業からの脱却を目指し家電メーカーへ事業転換を図ったのは2代目の重勝。売上高の70%を占めていた取引先からの受注を断り、自社商品の開発を決断した。以来、家電王国ニッポンの中で、アイデア家電と低価格を武器に独自の成長を続けてきた。2011年に重勝氏から社長の座を譲り受けた重明は、大手家電メーカーの不振が目立つ中も、積極策を取り、10%にも満たなかった国内生産比率を今期は30%に高めた。

中小工場の町・燕三条と共に成長する

アイデア家電メーカーから変革を続けているツインバードだが、昨年新たな商品を発売。それが1台8万円の扇風機。特徴は360度回転する首。これは部屋のどこにいても風が当たる仕組み。さらに、ピカピカのステンレス製のボディは鏡面仕上げと呼ばれる磨きの技術で鏡のように輝いている。この加工は、新潟・燕三条のある工場が請け負っている。この工場、2001年にアップル社が発売したiPodを手がけたことで話題になった。さらに、この扇風機は土台だけでなく首を支える支柱やモーターなど、1台に燕三条の20社以上の技術が結集しているのだ。ツインバードはこうした高い技術力を持つ企業が集積し、ものづくりの基盤がある燕三条の強みを活かした製品づくりに取り組んでいる。

ゲストプロフィール

野水 重明

  • 1965年10月新潟県生まれ
  • 大学卒業後旧住友銀行にて3年働き、大学院へ入学
  • 1989年長岡技術科学大学大学院工学研究科を修了後再びツインバードに入社
    海外営業部長、営業本部副本部長などを経て2011年4月より現職

企業プロフィール

  • 1951年:メッキを主体とする「野水電化皮膜工業所」を創業
  • 1962年:野水電化株式会社 設立
  • 1979年4月:「ツインバード工業株式会社」に社名変更
  • 2000年:東証二部 上場

村上龍の編集後記

「ツインバード」はメッキ工場としてスタートし、技術開発を続けて下請けから脱却し、銀のトレーなど大ヒット商品を生み出した。が、あるとき、家電の製造を開始する。なぜ家電を作ることができたのか、野水さんに伺うまで、「謎」だった。培われた高度なメッキ技術、それにさまざまな工場群を擁する「燕三条」があって、はじめて可能になったのだ。だから、他は、真似ができない。伝統という縦軸と、相互に信頼する協力企業という横軸、それらが交差するポイントを持つのは、おそらく「ツインバード」だけだろう。

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社長の金言

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    アグリゲート 社長左今 克憲

  • 改革は まず1歩を踏み出す

    飛騨産業 社長岡田 贊三

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