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2010年6月21日 放送
漢方のリーディングカンパニー・健康と医療への貢献こそが企業使命だ!
- ツムラ 芳井 順一(よしい じゅんいち)
ツムラは今年で創業117年目になる老舗企業。現在、病院で処方される医療用漢方薬では日本国内シェアのなんと8割以上を占め、2010年3月、営業利益と経営利益が3期連続で過去最高となった。そんな絶好調のツムラだが、バブル崩壊後、同族による多角経営があだとなり倒産の危機に陥っていた。そんなツムラを救ったのが、現社長の芳井順一氏だ。
芳井は事業の"選択と集中"により、医療用漢方製剤に特化させることでツムラの再建に成功した。
1995年、風間元社長(現顧問)と共に第一製薬からツムラへ転じ、営業本部長となった芳井は、まずそれまでの営業方針を見直し、新たに漢方薬を使った経験のない医者向けの営業展開を始めた。さらに、そこで漢方に興味を持ってくれた医師向けに会費制の漢方セミナーを開講。ツムラの漢方医療製剤の需要はまたたく間に広まっていった。バブル崩壊で社員346名をリストラするなど、暗い時代を経て2004年、社長に就任すると、バスクリンなどの家庭用品事業や新薬開発事業をすべてやめ、医療用漢方製剤に特化した「新生ツムラ」として医療用漢方製剤の生産と普及に全力を注いできた。漢方薬は複数の生薬からなるが、生薬の原材料のうち8割近い産地が中国である。ツムラでは最新鋭の機器による厳しい残留農薬チェックなど、徹底的な漢方の品質管理に取り組んでいる。また、ツムラが行う「育薬」は国内外から注目されている。さまざまな研究分野の医師と連携し、より多くの臨床研究を行うことで、漢方薬が秘めた効能・作用の科学的な解明を目指す。
近年では日本最前線の医療現場でも、なくてはならないものとなった漢方。今回はツムラ再生のキーとなる「漢方」について紹介し、ツムラ再生から現在に至る歴史を追ってツムラ成功の秘訣を解き明かす。さらにツムラの医療用漢方製剤が、どのように日本の医療現場で生かされているのか?番組では現代医学における漢方薬の可能性も探る。
社長の金言
- 集中化しなければ 生き残れないTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
ゲストプロフィール
芳井 順一
- 1949年誕生。
- 1970年西南学院大学商学部卒業後、第一製薬(株)に入社。
- 1995年ツムラ再建のため(株)ツムラへ転じる。
- 2004年社長就任、医療用漢方薬に特化した事業展開。
大学医学部および医学大学全80校に漢方医学の講義が入る。
さらに66の大学病院に漢方外来が開設。 - 2006年医薬品事業(漢方製剤)と、家庭品事業を分社。
- 2009年ツムラライフサイエンス(株)、ツムラグループより独立。
現在、総売上900億円を超える大企業。
企業プロフィール
わたしたちはどこかで漢方を軽視している。近代化を急激に推し進めるために「脱亜入欧」の精神が徹底して刷り込まれたからだ。その結果、自分たちの長所や、独自の貴重な資源に気づかない。芳井さんは、外部からの視点でそのことに気づいた。日本が資源小国というのは嘘だ。単に再発見できていないだけだ。

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