バックナンバー
2010年8月9日 放送
3度社長に就いた男が語る
不況に負けない社長術
- エステー 社長 鈴木 喬(すずき たかし)
放送200回を越えたカンブリア宮殿のゲストの特徴をまとめてみると
「現場主義」
「長いものには巻かれない」
「成功体験に危機感を持つ」
という3つのキーワードが上がってくる。
今回のゲストは、この3つを実践するエステーの鈴木喬社長(75歳)。
エステーは脱臭剤「脱臭(だっしゅう)炭(たん)」、防虫剤「ムシューダ」、消臭芳香剤「消臭力(しょうしゅうりき)」など独創的なヒット商品を生み出してきた日用雑貨メーカー。
年商435億円。従業員およそ600名と日用雑貨を扱うメーカーではの中堅規模ながら、『防虫剤』、『除湿剤』、『脱臭剤』においては、国内シェアNo1を誇っている。「100年に一度の不況は、ピンチではなく、チャンスだ」
そう語る鈴木喬は"不況だからモノが売れない"と嘆くエステー社内に活を入れるため1年4ヵ月前、代表権のない会長から、社長の座に復帰した男だ。
実は、鈴木喬が社長となるのはこれで3度目。
しかもその全てが"危機的状況下"での登板なのだ。
初めて社長となったのは、1992年。経営不振の米国現地法人の整理売却のため、米国人100名の中で孤軍奮闘。
2度目は、バブル崩壊後の1998年。利益激減と株価の下落に気がつかないエステー幹部に意見し、独自路線で大改革を決行。過剰商品の「絞込み」と新製品の「集中」を行い、見事立て直しに成功。
そして、3度目は、リーマンショックに端を発した消費不況で思考停止に陥ったエステーに新たな息吹を送り込む「革命」の狼煙を上げた。今回は、エステーと鈴木喬社長の経歴を紐解きながら、混迷し始めた"消臭芳香剤市場"でガリバー企業や外資に挑むエステーのNo1戦略を追う。
なぜ鈴木喬は、齢70を超え、この窮地に立ち向かうのか。
鈴木喬を突き動かすものは何なのか。
彼が描く『不況をチャンスに変える経営戦術』とはいかなるものか。
そこには、"柔"と"豪"を演じきり、エステー丸を操船する鈴木喬社長の社長術に秘密があった。
-
RYU’S EYE
座右の銘
ゲストプロフィール
鈴木 喬
- 1935年生まれ。
- 1959年一橋大学商学部卒業、日本生命に入社。
- 1986年エステー化学入社
- 1998年社長就任
- 2007年会長就任
- 2009年社長就任
企業プロフィール
収録前、鈴木さんに、「歌うクジラ」をアイパッドで読みましたよ、と言われた。本当にびっくりした。1千枚を超える長編で、アイパッドは出荷数もまだ少なく、親しい編集者でさえ誰も読了していない。あらゆることに万全の準備で臨む、すごい人だと思った。鈴木さんは、営業に必要なのは「質問力」だと断言する。これほど明確な指針はない。

バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。












