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2014年4月24日 放送
ヒット連発、巨額買収!
「やってみなはれ経営」で世界大攻略
- サントリー酒類 社長 &
サントリーホールディングス副社長 相場 康則(あいば やすのり)
グループ売り上げ2兆円という酒類・飲料の巨大企業、サントリーの快進撃が止まらない。 高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」は業界地図を塗り替えた。このヒットで、ビール事業は1963年に参入してから2008年までの「45年間の赤字」から脱却を果たし、サッポロビールを抜き業界3位に。その後もビール市場の縮小にもかかわらず売り上げは年々増加、シェア拡大を続けている。 また市場が25年で5分の1に縮小したウイスキーも「ハイボール」ブームを仕掛けて復活。清涼飲料では「伊右衛門」「オランジーナ」など立て続けにヒットを放っている。 さらに今年1月、米ウイスキー大手ビーム社を総額160億ドルで買収すると発表、世界に本格的にうって出る体制を整えつつある。 そんなサントリーの強さの裏にあるのは、創業者・鳥井信治郎から受け継がれた「やってみなはれ」という言葉に象徴されるチャレンジ精神。115年の歴史を持つ巨大企業でありながら、常に挑戦者であろうとし、市場を切り開き続けるサントリー。その全貌に迫る!
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
快進撃の歴史 転機は「脱・一本足打法」!
都内の居酒屋で、若い女性たちが次々とボトルキープ…。こんな〝怪現象〟をつくり出したのは、サントリーの新商品「ふんわり鏡月」だ。焼酎に甘い味を付け、アルコール度数を下げて飲みやすくした新ジャンルの商品で、若者や女性に「新たな酒の飲み方」を根付かせつつある。サントリーは戦前「日本初の本格ウイスキー」を発売するなど洋酒文化を浸透させつつ発展してきたが、1980年代、稼ぎ頭のウイスキーが急に売れなくなるという危機が訪れた。しかも20年前に参入したビールはまだ大赤字。そのときサントリーがとった戦略が現在の快進撃につながっている。
仰天の「ビール45年間赤字」 どん底からの逆転劇
創業者・鳥井信治郎が、二男で2代目社長・佐治敬三に言った「やってみなはれ」。その一言から始まったビール事業は、1963年の参入から実に45年もの間、赤字が続いた。この間、営業マンは1本でも多くビールを売ろうと、地域の祭りやバーの仕事を手伝い、ビールの開発者たちは「うまいビール」をつくるため技を磨き続けた。転機となったのは2005年以降の「ザ・プレミアム・モルツ」のヒットだが、その種をまき、育てたのは「絶対にビールをあきらめない」という歴代オーナー社長たちの強い姿勢、そして、ある「常識破り」の投資だった。
世界が大注目!日本のウイスキー生み出す匠の技
ここ数年、サントリーのウイスキーが本場イギリスの品評会で賞を総なめにしている。世界の評価を集めるその味は、個性的な原酒を生み出す“蒸留釜”や原酒に多様な味や香りをつける日本独自の“樽”などから生み出される。90年間のウイスキー作りによって蓄積された、日本ならではの技術とは…。
ゲストプロフィール
相場 康則
- 1949年5月生まれ、慶應大学商学部を卒業
- 1974年サントリー入社
- 2000年ビール事業部長
- 2004年取締役 首都圏営業本部長
- 2009年4月サントリー酒類 社長
- 2014年4月サントリーHD 副社長
企業プロフィール
- 創業:1899年
- 本社所在地:大阪市
- グループ会社:228社(2013年12月末)
- 従業員数:34,129人(2013年12月末)
- 連結売上高:2兆402億円(2013年12月期)
- 連結経常利益:1,206億円(2013年12月期)
サントリー、知れば知るほど、「唯一無比」の企業という感慨を持つ。ビール事業は、二代目の故・佐治敬三氏がはじめた。創業者の言葉、「やってみなはれ」は、今でもサントリーの企業哲学を示すものとして生き続けている。ただ、ビール事業は、四十五年間、つまりほぼ半世紀の間、赤字だった。普通の会社だったらとっくに撤退しただろう。支えたものは、何だったのか。それは、意義のある無謀な挑戦を大前提的に善と考える精神である。「やってみなはれ」、優しく穏やかな響きがあるが、実は、厳しい言葉だ。「自ら先頭に立ち、必死の覚悟でやれ」ということであり、やるならやり抜け、という檄を含んでいる。

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