カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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201473日 放送

頑固一徹"自然派"の時代がやってきた!
~ウガンダ、ボルネオ、世界を駆けるサラヤ~

  • サラヤ社長

サラヤは、公共施設やオフィスの洗面所にある緑色の薬用せっけん液や、台所用「ヤシノミ洗剤」で知られる衛生・健康関連メーカー。創業者の更家章太(現顧問)に始まる「人間と自然との共生」を企業理念に自然由来の成分を使った商品開発にこだわり続けてきた「自然派」企業だ。そんなサラヤは、2004年、原料であるパーム油をめぐる環境問題に直面、2代目社長の悠介は、環境保護活動にも力を入れ始める。「消費者と環境に本当に優しい商品づくりとは何か」を常に問い続け、「自然派」に、こだわり続ける、サラヤの挑戦に迫る。

社長の金言

  • ビジネスと社会貢献は 「二者択一」ではなく「表裏一体」
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

    座右の銘

放送内容詳細

創業以来”自然派”で大躍進!サラヤ流商品作り

「ヤシノミ洗剤」で知られる、サラヤ。まだ赤痢や疫病などの伝染病が多発していた戦後間もない1952年に創業。伝染病の“予防”のため、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる薬用石鹸液を日本で初めて事業化するなど、衛生分野を中心にビジネスを展開してきた。そんなサラヤの最大の特徴は「自然派」というキーワード。看板商品の「ヤシノミ洗剤」を始め、天然酵母を利用した洗剤「ハッピーエレファント」、さらに、糖尿病患者御用達と言われる自然由来の甘味料(中国の「ラカンカ」という果実から生成)を商品化するなど、自然由来の成分にこだわり続けている。創業以来、サラヤが大切にしてきた「自然」を強く意識した価値観が、ここ数年の「環境ブーム」を受け、業績も 右肩上がりに伸び続けている。

原料調達に衝撃!ボルネオの森を再生せよ!

「手肌と地球に優しい」というキャッチフレーズをつけて販売してきたヤシノミ洗剤。しかし、2004年あるテレビ番組で、「アブラヤシ(ヤシノミ洗剤の原材料)農園の拡大が、アジアのゾウの生存を脅かしている」と指摘され、更家は衝撃を受ける。実態を把握するためボルネオ島の調査を行うと、実際にアブラヤシのプランテーションが、動物の住む森を破壊していた。自然派を貫いてきた更家は、早速「ボルネオ保全トラスト」を立ち上げ、自らもヤシノミ洗剤シリーズ売上高の1%を熱帯雨林保全活動のため寄付を始める。その後、この取り組みがアブラヤシで製品を作る世界の企業へ広がり、更家は先頭に立って様々な活動を続けている。「発展的に自然と共生する」ために、「自然派」サラヤは挑戦している。

アフリカに「衛生」文化を根付かせろ!

戦後間もない頃から、日本の衛生環境の向上を牽引してきたサラヤが、いまアフリカのウガンダで「衛生」という概念を新たに普及させようと奮闘している。20年以上に渡り、武力衝突の場となってきたウガンダの首都近郊。 そこでは、いまだにコレラが蔓延するなど衛生環境は悪い。そこでサラヤは、手洗い習慣の普及を目指す「SARAYA 100万人の手洗いプロジェクト」を開始。発展途上国に「衛生」という価値観を根付かせるべく、地道な活動を行っている。また、そんな中から、現地の医療機関の衛生問題にも着目、現地生産で低価格の消毒液を作り、販売するビジネスにも乗り出した。アフリカを舞台にした新たなビジネスを生み出す挑戦を紹介する。

ゲストプロフィール

更家 悠介(さらや ゆうすけ)

  • 1951年生まれ。
  • 1974年大阪大学工学部卒業。
  • 1975年カリフォルニア大学バークレー校工学部衛生工学科修士課程修了。
  • 1976年サラヤ株式会社入社。
  • 1993~1997年地球市民財団理事長を務める。
    取締役工場長を経て、1998年、代表取締役社長に就任。
    NPO法人エコデザインネットワーク副理事長、ボルネオ保全トラスト理事などを兼任。

企業プロフィール

  • サラヤ株式会社
  • 本社:大阪市東住吉区湯里2-2-8
  • 創業1952年(昭和27年)
  • 従業員数:1,712人(グループ全体、うち正社員1,085人)
    ※2013年10月末現在
  • 売上高:2013年10月末現在 
  • 【単体】272億円 
  • 【グループ全体】322億円

村上龍の編集後記

利益と社会貢献は、実は一体化している。企業は、利益がなければ社会貢献などできないし、社会貢献へのモチベーションを自然な形で示さなければ、消費者にいつしか見放される。サラヤは、伝統的に、「日本の清流」が持つ特質をビジ ネスの基本戦略としているらしい。つまり、大河となって他を呑み込んだり、大地を削り取ったりせず、心の赴くままに、環境と予防医学に貢献しているのだ。僭越かなと悩んだ末、収録の最後に「もっともっと儲けてください」わたしは更家さんにそう言った。サラヤが利益を上げれば、多くの企業や個人への何よりの啓蒙となる。環境保全が、理念として謳われるだけではなく、直接の利益につな がるような状況が生まれるべきだと思う。

村上龍の編集後記画像

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