カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2015625日 放送

赤字路線バスの復活劇!
地元に愛される"超地域密着"戦略

  • イーグルバス社長 (やじま まさる)

いま「観光のインフラ」として注目を集める路線バス。だが、国内の路線バス会社・約4000社のうち7割が赤字を抱え、業界としては縮小の一途をたどっているという。そんな路線バス業界にあって利用者を年々増やしている地方バス会社がある。埼玉県を中心にバス事業を行う「イーグルバス」だ。社長の谷島は、高齢化・人口減少の影響で不採算に陥った大手バス会社の撤退路線を引き継ぎ、そこでバス業界の常識を打ち破る改革を断行、その赤字路線を地域に愛されるバス路線へと育てあげたのだ。もちろん、利用者も大幅に増加させたという。疲弊する地方の路線バスの再生人として、いま注目を集めている谷島の再生術を徹底取材した。

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社長の金言

  • “シェア争い”ではなく
    「地域に必要とされる」が重要
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

小江戸川越の名物バス!地域に愛されて伸びるバス会社!

関東屈指の観光地・埼玉県の川越。「小江戸」と称されるノスタルジックな街並みを味わいたいと、全国各地から多くの観光客が訪れる。そんな川越に「一度は乗ってみたい」と言われる名物の乗り物がある。観光スポットを巡る、レトロなボンネットバス。しかも乗ってみると…運転士がバスガイドのような観光案内まで行ってくれる。とはいえ、これは観光バスではない。実は、市内の観光スポットを結ぶ、いわゆる路線バス。だから、このバスを目当てに、わざわざ川越に訪れる客も多いとか・・・そんなユニークなバスを運行している会社こそ、谷島が率いるイーグルバスだ。いまでこそ、人気の観光地となった川越だが、かつてはシャッター通りだった。その川越の再生を仕掛けた人物の一人が谷島だった。谷島は、団体貸切りの「小江戸観光バスツアー」やボンネットバスの導入だけでなく、「着物の日」や「蔵の街ライトアップ」などのイベントも企画し、観光客を呼び込んで川越を人気観光地に育てたという。地域と一体になって観光を盛り上げ、業績を伸ばす小さな会社の大きな改革に迫る!

地方の路線バスでも乗客が増えた!“奇跡の改革”の全貌!

業界の約7割が慢性的な赤字を抱えている路線バス事業。毎年1000km近くのバス路線が廃止されているという。だが、同じような地方にありながら、イーグルバスは、いまも路線バスの客数を驚異的に伸ばし続けている。イーグルバスが運行している路線は、川越市の隣に位置する日高市。高齢化によって利用者が減少し、大手バス会社が不採算を理由に撤退した路線だ。しかし、そんな路線にも関わらず、谷島は、バスの運行の“見える化”に着手し、利用者を大幅に増やしてみせたのだ。このノウハウを活かして、谷島は埼玉県ときがわ町の路線バスの改革にも乗り出し、結果を出しているという。「効率」と「非効率」を織り交ぜ、地域の“満足”を追求するイーグルバスの改革の全貌を徹底取材した。

新たな客を創り出す“創客”戦略!

「ただ待っているだけでは路線バス事業の黒字化はない」そう考える谷島は、バス事業の更なる成長を目指す新たな戦略を打ちだした。それこそ「創客」戦略だ。谷島は、地元の状況を徹底的に分析し、登山客でにぎわっている東秩父に目をつけた。そして、その観光客を活用した「地域のインフラ整備」に乗り出す。目指したのは、ただの観光客誘致ではない。人口減少が進む地域に観光客を呼び込み、バス利用そのものを増やす。さらに、その路線の中心部にスーパーや病院などの生活インフラを整備することで、観光客を増やしながら、地元の人たちが生活しやすい街を作り出す計画だという。観光客を増やしながら交通網を再構築し、地域の人々が生活しやすいような「街づくり」まで計画する、全く新しいコンセプトのコンパクトシティ化計画。小さなバス会社が乗り出した都市開発構想。谷島が仕掛ける新戦略の可能性を探る!

ゲストプロフィール

谷島 賢

  • 1954年埼玉県生まれ
  • 1978年成蹊大学法学部卒業
  • 父親が創業した旅行代理店に入社
  • 1980年イーグルバス 設立
  • 2000年ITを使ったバス運行の改善研究を開始
  • 2006年日高-飯能地区の路線バス事業に参入

企業プロフィール

  • ■代表者:谷島 賢
  • 設 立:1980年4月
  • 本 社:埼玉県川越市中原町2丁目8番地2
  • 資本金:5000万円
  • 売上高:9億7千万円(2014年度)

村上龍の編集後記

人口減少などによる地方の疲弊は、さまざまな形で現れる。交通はその典型だ。地方のバス事業は、その9割近くが赤字だという。「買い物難民」という言葉が生まれたように、人々は移動手段を失いつつある。イーグルバスは、そんな状況に対し、果敢なチャレンジを続けている。「地域にとってなくてはならない存在なら、地域から生かされるはず」谷島さんはそう言う。バスが、地方の衰退を阻み、街を作り、再生を目指す、画期的なことだ。バスは、気候、風土に左右されず、街を、道路を、走る。イーグルバスの戦略は、他のあらゆる地方・地域のモデルとなり得るはずだ。

村上龍の編集後記画像

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