カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2016225日 放送

斜陽産業にチャンスあり!異色のスキー場再生請負人

  • マックアース 代表取締役 (いちのもと たつみ)

90年代に1860万人だった日本のスキー人口は、半分以下に激減。スキーは斜陽産業と言われる中、次々と不振のスキー場を再生させているのが「マックアース」だ。初参入から、わずか8年で日本最大のスキー場運営会社になった。「スキー場の個性を売れば客は来る」と社長の一ノ本は話す。世界でも雪質や交通の便など日本のスキー場の魅力は高いという。スキーを愛し「スキー場再生が地方再生につながる」と信じる一ノ本に迫る。

社長の金言

  • スキー場が
    雪国の暮らしを守っている
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

    座右の銘

放送内容詳細

経歴は異色!ホテル経営からスキー場経営へ

元々は、兵庫県ハチ高原でホテルを経営していた一ノ本。小学生の合宿に力を入れ、夏は自然学校、冬はスキー教室を営んでいた。温泉もない、あるのは自然だけ。「自然を売る」と決断した結果だ。他のホテルがバブル期に若者相手に商売し、スキーブームの終焉で売り上げを激減させる一方で、学校相手の商売が幸いして、一ノ本のホテルの売り上げは伸び続けた。スキーに対する造詣の深さとその経営手腕が評価され、「不振のスキー場を再生して欲しい」との依頼が飛び込むようになったのだ。

スキー場の個性を売れば客は来る!

以前は「雪が降れば客が来る」と殿様商売だったスキー場。一ノ本の再生術は、各スキー場の個性を際立たせることだ。札幌市郊外にある「スノークルーズオーンズ」も、その1つ。札幌から20キロほどの近さにあるが、規模が小さく廃業が決まっていた。しかし、再生に乗り出した一ノ本は、競合する大規模なスキー場と差別化するため、フォットネスクラブ代わりに使ってもらうことを思いつく。そして、6万円だったリフトのシーズン券を3分の1に下げた。すると販売数は5倍以上になったのだ。また、岐阜の「ダイナランド」では、毎晩11時までナイター営業に踏み切り、今シーズンからは30万個のLEDを使ったイルミネーションを始めた。「スキー場は20年間違う景色を見せられていない」と分析する一ノ本。新たな感動を作ることが、スキー場に再び人々を惹きつけるのだ。

日本のスキー場は観光資源!

タイの首都バンコクに昨年、雪で遊ぶ施設「スノータウン」がオープンした。南国で雪を作る難問に挑戦したのが、実は一ノ本だ。今では人気施設となり、週末には2時間待ちとなるほど。一ノ本の狙いは、この「スノータウン」で雪を楽しんでくれたタイ人が、日本のスキー場にやってくること。「日本人にとって雪はやっかいもの、しかし、タイ人にとって雪は宝」。日本のスキー場は降雪期間が長く、気温の低下も激しくない上、都市から比較的近いことから、世界的に見ても魅力的なスキー場が多いのだという。一ノ本は「産業がない山間地域にとってスキー場ほど貴重な観光資源はない」と話す。

ゲストプロフィール

一ノ本 達己

  • 1967年兵庫県生まれ
  • 京都産業大学 経営学部卒業
  • 1990年父の経営するホテルに勤める
  • 2008年スキー場再生事業開始

企業プロフィール

  • 設立  :2008年1月開業
  • 所在地 :兵庫県養父市丹戸896-2
  • 従業員数:660名
  • 34カ所のスキー場を運営

村上龍の編集後記

定宿のホテルエレベーターで、スキーバッグを抱えた外国人といっしょになった。「日本の雪は最高なんだ」カナダ人はそう言った。一昔前のスキーブームのとき、「日本の雪は重要な資源」と誰も気づいていなかった。一ノ本さん率いるマックアースは、山と雪とスキーへのリスペクトと愛情がベースになっていて、 同時に、地方の中山間地域の再生にも貢献している。こういう人は失敗しない。 スノースポーツへの愛と、ビジネス上の利益が、自己肯定という大きな軸の中に、矛盾なく共存しているからだ。

村上龍の編集後記画像

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