カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

バックナンバー

201655日 放送

湘南の海をそのまま見せる!
また行きたくなる感動の水族館

  • 江ノ島マリンコーポレーション 代表取締役社長 (ほり かずひさ)

湘南にある人気スポットが「新江ノ島水族館」(通称「えのすい」)だ。日本には120の水族館があり、大きな水槽で体長10メートルのジンベイザメなどを展示する水族館が人気を集める中、水槽が小さく地味な魚が多い「えのすい」に、なんと全国4位の年170万人もの客が訪れる。目の前の湘南の海を徹底的に再現して見せるのが「えのすい」。イワシやシラス、クラゲ・・一見地味な魚を光り輝く宝に変える感動の水族館に迫る。

社長の金言

  • 勇気と裏付けのある根拠が
    チャレンジを可能にする
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

豊かな湘南の海を再現

湘南の海=相模湾は、岩場から深海まで起伏に富み、外洋の暖流と寒流の影響を受ける海で、日本産魚類の3分の1が生息する豊かな生態系を持つ。「えのすい」館内に入ると、まず江ノ島の岩場が再現してあり、そこから相模湾の中に入っていくようになっている。圧巻は、大水槽を群泳する8000匹のイワシ。イワシは相模湾の名物。今でこそ他の水族館でも見られるが、自然界の群泳を再現して見せたのは「えのすい」が初。そして今、イワシの稚魚シラスの世界初展示もスタートした。世界的に見ても豊かな相模湾を、生態系そのままに見せることに徹底的にこだわっているのだ。また、嫌われモノだったクラゲの展示の先駆者で、クラゲの水槽は「癒し空間」として人気を集めている。

創業者は黄金期の日活社長

1954年、「江の島水族館」を創業したのは、なんと映画会社「日活」の社長・堀久作だ。日本初の近代的な水族館として年200万人以上の客を集めたが、建物の老朽化などによって、98年の来場者は30万人にまで落ち込んだ。そこで04年に「新江ノ島水族館」としてリニューアルオープン。社長になったのが久作の孫、一久だ。徹底して身近な海を見せる手法で、来場者を170万人にまでV字回復させた。「目玉になるシャチやジンベイザメはいない。なぜなら相模湾にいないから」と一久は話す。

飼育員が客を感動させる

何度も来館する客を飽きさせない、もう1つの秘策が、飼育員たちの存在だ。「えのすい」では、ボイストレーナーや舞台演出家を招き、飼育員は発声方法や伝え方を学んでいる。飼育員は裏方ではないのだ。「自分たちが面白いと思ったことを伝える。それが飼育員の一番の役目」と堀は言う。魚を愛する飼育員たちの説明が「えのすい」ファンを増やしているのだ。

ゲストプロフィール

堀 一久

  • 1966年4月生まれ
  • 1989年慶応義塾大学経済学部卒業
  •      住友信託銀行に入社
  • 2002年江の島水族館 専務取締役
  • 2004年江ノ島マリンコーポレーション社長

企業プロフィール

  • 設立  :1952年7月設立
  • 資本金 :6800万円
  • 従業員数:132人

村上龍の編集後記

「来週の放送は、エノスイですね」湘南に住む友人がうれしそうに言った。本当に地元に愛されてるんだなと思った。生命は海で誕生し、番組名の由来である「カンブリア紀の動物多様性の急拡大」も、もちろん海で起こった。新江ノ島水族館は、単に珍しい海洋生物を紹介するのではなく、「相模湾の生態系」の再現に挑む。それは地域資源の再発見と環境保全の、わかりやすい啓蒙となっていて、同時に、成熟社会において極めて大切なことを示唆する。わたしたちは、自ら保持し、共存する資源について、すべて知っているわけではないのだ。

村上龍の編集後記画像

放送を見逃した方はこちらテレビ東京 ビジネス オンデマンド

バックナンバー

ご注意下さい

最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。