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2018年6月28日 放送
外食の戦いは終わらない!
〜目からウロコの勝ち残る新戦略〜

- すかいらーく 創業者 横川 竟(よこかわ きわむ)
激しい生き残り競争を繰り広げ、栄枯盛衰を繰り返してきた外食業界。カンブリア宮殿では、注目される新興勢力、攻防史、成功の極意まで...
司会の村上龍、小池栄子も特別に取材に出向き、すかいらーく創業者の横川氏と共に、その格闘の最前線に迫る!
社長の金言
- “儲ける”ではなく“買ってもらう”を考えるのが商売Tweet
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
外食レジェンドに社長殺到!客を掴む極意とは?
現在76歳で立ち上げた高倉町珈琲というカフェチェーンをヒットさせている、すかいらーく創業者の横川氏。厳しい外食業界を生き残ってきた、その圧倒的な経験を頼って、様々な外食経営者が横川氏を訪ねてくる。80歳にして今も様々な外食企業の研究に余念がないレジェンドの日常に密着。外食産業の栄枯盛衰を半世紀に渡り見つめ続ける中で培った“外食レジェンド”の極意に迫る!
外食新勢力!究極の客目線で繁盛店を作れ
“隠れ家ブーム”と言われる20年前から、路地裏のさらに裏の住宅地などの、極めて発見しにくい立地に出店し、驚くほどの繁盛居酒屋を作り出してきた、ベイシックスの岩澤博社長。「本社なし、役員なし、愛人なし」を信条に日々自分の店をハシゴして回っている。この“究極の客目線”で、メニューやー店作りを修正し続け「自分が最もいきたい店」を作り上げていくという。徹底的に現場を鍛え上げる岩澤流の、勝ち残る店作りの秘密を村上龍が直撃!一方、今までデジタルマーケティングが、あまり活用されなかった外食で、ITを活用し、客を喜ばせる精度の高い店を作ろうとしているファビーの高梨巧社長。肉料理の店「29ON」では、店を完全会員制にすることで、来店客の様々なニーズをデータ化して分析。商品展開や価格に大きなメリットを生み出していた。最新技術で潰れない外食店を作ろうという、高梨氏の斬新な戦略を徹底取材した。
外食の悩みにレジェンドが快刀乱麻!
半数の店が、オープン後2年で閉店、10年間生き残る店は1割に満たないといわれる、厳しい外食業界。番組では、そんな業界に夢を持って挑む若手経営者に、レジェンド横川が直接、店を訪ねて経営指南。その快刀乱麻ぶりを取材する。
ゲストプロフィール
横川 竟
- 1937年長野県生まれ
- 1962年ことぶき食品を兄弟で設立
- 1970年すかいらーく国立店 開業
- 2006年すかいらーくCEO、08年解任
- 2014年高倉町珈琲 創業
企業プロフィール
- [ 高倉町珈琲 ]
- 設 立:2014年
- 資本金:5000万円
- 本 社:東京都国立市東1-16-17
- 従業員:約450名(18年4月現在)
- 店 舗:19店(18年4月現在)

「外食」で生き残るのはとてもむずかしい。「食」はなくてはならないものだが、賢くなった消費者は、自由に業態や店を選び、飽きるのも早い。話題の店の行列はいつか終わり、あっという間にトレンドは変わる。誰も市場を読めない。マスとしての市場は、すでに存在しないに等しい。個としての客がいるだけだ。外食を「産業化」した横川さんの考え方は、シンプルだ。味、店舗デザイン、接客、それだけでは客は来ない。客に何を提供するのか、提供したいのか、提供できるのかと問い続けること。だから、外食に、「ゴール」はない。