バックナンバー
2020年5月21日 放送
巣ごもり生活を美味しい食で笑顔に!
安心&絶品だらけのセレクトショップ

- スマイルサークル 社長 岩城 紀子(いわき のりこ)
外食を控える巣ごもり生活が続くなか、美味しいものを求める客を集めているのが「グランドフードホール」という食のセレクトショップ。扱う商品は、原則1つのジャンルでは1品のみ。社長の岩城が日本中のあらゆる食材を食べ比べ、安全安心で"日本一美味しい"と確信した絶品グルメだけを販売。こだわりの商品を作っても売れていない瀕死のメーカーを発掘しては、次々とブレークさせている。日本中を美味しい食で笑顔に変える、女性たちの新たな挑戦に迫る!
社長の金言
- 買い物は 残したい商品への"投票"Tweet
-
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
巣ごもり生活を笑顔にするセレクト店!"日本一の美味しさ"を発掘せよ
多くの飲食店が営業を自粛する中、自宅で美味しいものを食べたいという客のニーズを掴んでいるのが、兵庫県芦屋市にある食のセレクトショップ「グランドフードホール」。この店では、原則1つのジャンルにつき、最も美味しい1品だけを販売。牛乳も卵も蕎麦も1種類だけしか置いていない。そんな絶品を使って調理したワンランク上の惣菜も大人気で、2年前には六本木ヒルズに2号店がオープンした。立ち上げたのは、女性バイヤーたちが活躍する「スマイルサークル」という会社。社長の岩城は、日本中の食品を食べ比べ、自宅で使い切るまで試食を繰り返すなどして、店で売る商品を決めている。そんな岩城の隠れた目的は、美味しい商品を作っていても知られていない小さなメーカーに光を当てること。淡路島では、ワカメを小麦に練りこんで作るミネラルたっぷりの「わかめ麺」を発掘。大手百貨店にも売り込むことで年間12万個も売れるほど大ブレークさせた。その目利き力に、百貨店のバイヤーも大絶賛する。巣ごもり生活を美味しい食で笑顔にする、女性たちの挑戦に迫る!
食の安全安心を徹底追求!原点は大手メーカーの衝撃の言葉…
兵庫県宝塚市で生まれた岩城は、アパレルなど様々な仕事を経験したのち、32歳で機能性食品を開発するベンチャーに転職する。ある大手食品加工品メーカーに営業に行った岩城は、そこで働く工場長から衝撃的な話を聞く。「うちの商品だけは絶対に買うなと家族に言っている」。添加物を使って大量生産する日本の食の現状に危機感を持った岩城は、食の安全性を求める女性たちと一緒にスマイルサークルを設立、安全で美味しい食を広める活動を始める。今では岩城のもとに、様々な食品メーカーからメニュー刷新の依頼が舞い込み、食直しに奔走している。
瀕死の弱小メーカーを救え!岩城流アイデアと挑戦
岩城が始めた新たな取り組みが、売上が低迷する食品メーカーをサポートするビジネス。冷凍食品のパッケージのデザインから、廃業寸前のカレー粉工場の商品を使った、飲食店のプロデユースまで、内容は多岐にわたる。これまで下請けしかしてこなかったモナカの皮を製造するジリ貧メーカーは、岩城の後押しによって、工場の一部を店舗に改装し、初めてオリジナル商品を開発。逆境を乗り越えて攻勢に打って出ようとしていた。いいものを作る小さなメーカーを生き残らせる、岩城の挑戦に密着する。
ゲストプロフィール
岩城 紀子
- 1972年兵庫県宝塚市生まれ
- 1988年アメリカコロラド州の高校へ留学
- 2008年スマイルサークル 設立
- 2014年グランドフードホール芦屋 オープン
企業プロフィール
- 本 社:兵庫県芦屋市東山町6-6
- 設 立:2008年4月
- 年 商:23億円(グループ)
- 従業員:180人(グループ・パート含む)

おいしいものを食べるときと、おいしくないものを食べるときの表情がこれだけ違う人も珍しい。グランドフードホールが有名だが、おいしいものに関わることはすべてやっている。売上23億円で、バイヤーはたった5名。でも岩城さんがともに仕事をやりたいという人材はそう多くはないはずだ。「黒子になってみなさまの代わりにおいしいを届けます」とサイトに。ギフト企画、食品コーディネートから、企業マッチングまで事業は多い。だが中心は「おいしいを届ける」だ。新型コロナで生活が変わる中、おいしいが届くのはうれしい。