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2020年6月25日 放送
コロナ危機で真価を発揮
素材の力で日本を救う!知られざるアキレスの全貌
- アキレス 社長 伊藤 守(いとう まもる)
世界中が新型コロナに苦しむなか、素材の力で暮らしや生命を守る企業がある。子供靴「瞬足」でおなじみのアキレスだ。実はシューズ事業は15%程度で、その実態はプラスチック加工を得意とする素材メーカーなのだ。率いるのは、「素材オタク」の伊藤守。新型コロナにも攻めまくるアキレスの全貌に迫る。
社長の金言
- 好奇心が 社会的課題を解決するTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
新型コロナで大活躍!コンビニも病院も実はアキレス製!?
コンビニのレジでおなじみとなった透明の飛沫防止用シート。このシートを作っているのが、なんとアキレス!加工しやすく燃えにくいと全国のコンビニやスーパーで利用されている。また、病院の駐車場で院内感染を防ぐために使われているエアーテントもアキレス製!!中の気圧をコントロールしウイルスの拡散を防げるとあって、いま全国の病院から注文が殺到しているという。子供用の運動靴「瞬足」で知られるアキレスだが、実態はブラスチック加工を得意とする素材メーカー。そのアキレスの素材がいま、新型コロナ対策で大活躍している。注文殺到なのが「抗ウイルス」フィルム。インフルエンザウイルスなら付着後15分で99.9%低減する。コロナで大打撃を受けたスポーツジムがフィルムの利用をはじめた。さらに、急ピッチで開発している医療用防護服を独占取材!素材の力で新型コロナに攻めまくるアキレスの全貌に迫る!
アキレスの歴史を変えた“素材オタク”・・・パソコンの黎明期を支えた発明とは!?
アキレスの始まりは1907年に栃木・足利に設立された織物会社。戦時中にはゴム製造を始め、軍の防毒マスクも製造。戦後、これまでの技術を生かしてシューズ事業に参入した。79年、ちょっと変わった若者が入社する。子供のころから化学式を見るのが好きだったという伊藤だ。電気工学を学んでいた伊藤が始めたのが、電気を通すプラスチック「導電性ポリマー」の研究だ。周りから変人扱いされながらも伊藤は研究を続け、ついに特許を出願するのだが、会社からは「使い道がない」とシューズ部門に異動させられる。しかしある日、伊藤の特許を目にしたアメリカの巨大企業から共同研究のオファーが!伊藤の発明はパソコンのハードディスクドライブの部品に採用され、世界シェアで25%を獲得するまでになる。2000年台半ば、アキレスは子供靴「瞬足」で大ヒットを飛ばすのだが、ナイキやアディダスなど海外メーカーの攻勢に合い、売り上げは右肩下がりに・・・新たな柱が求められるなか、12年、素材に精通した伊藤が社長に就任する。これまでにない素材をつくれば ビジネスになると確信する伊藤は、新素材の開発に向けて組織改革や人材育成に乗り出す。
伊藤流おもしろ発想術!そして新素材でシューズのテコ入れへ
伊藤は週末欠かさず散歩をする。実はこれがアイデアの源。ありふれた日常に転がっているイノベーションのヒントを素材開発に生かしているのだ。そんな発想からトンデモない素材が生まれる。高さ10mから落とした生卵を割らずに5m以上跳ね上がらせる新素材だ。伊藤は、この新素材を武器に低迷しているシューズ事業のテコ入れに乗り出す。
ゲストプロフィール
伊藤 守
- 1954年山形県生まれ
- 1979年東京工業大学大学院修了
興国化学工業(現アキレス)入社 - 2012年アキレス社長に就任
企業プロフィール
- 本 社:新宿区北新宿2−21−1
- 1947年 前身の興国化学工業設立
- 1982年 アキレスに社名変更
- 年 商:857億円(19年3月期)
- 従業員:1303名(19年3月現在)
原点は靴にあると思う。繊維加工を基本として、いろいろなものを貼り合わせ、さまざまな製品を作ってきた。その過程で素材が生まれ、産業化されていった。唯一の例外が伊藤さんが作った導電性ポリマーだ。その人が経営トップになった。実直な会社だ。伊藤さんは山形の雪国育ちだ。豪雪の苦労は経験したものでないとわからない。それを解消して別の用途に使う方法はないか、将来的にそれを解決したいと。いい話だ。わたしは個人的に、革命的なシューズを作って欲しい。これはアキレスにしか作れない、と誰もが認めるシューズだ。

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