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2022年1月20日 放送
素材と味にこだわって成長!
レトルト業界の黒子企業
- にしき食品 会長兼社長 菊池 洋(きくち ひろし)
東京・自由が丘に最近話題の店がある。販売しているのは、カレー、パスタソース、リゾット、かけご飯など、全てレトルト食品だ。特にカレーの種類が充実していて、ビーフカレーなどの定番だけでなく、ケララフィッシュ、ゆずキーマカレーなど、珍しい味が並ぶ。本格的な味とこだわりの素材が人気の秘密だ。店を運営しているのは、「にしき食品」というレトルト食品メーカー。コロナ禍で食事を自宅でする機会が増えたことも追い風に、直近の売上高は69億円にも上る。実は自社オリジナル商品は売り上げのごく一部に過ぎない。名だたる大手ブランドのPB商品の製造がメインだ。にしき食品は元々、宮城県の小さな佃煮店。なぜレトルトに進出して業績を拡大できたのか?"縁の下の力持ち"企業の、知られざる商品開発力を徹底解剖する。
社長の金言
- 仕事をくれる人に感謝しないと仕事は続かないTweet
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
人気レトルト食品を支える“縁の下の力持ち”
にしき食品の本社は宮城県岩沼市にある。工場には20台の調理釜が並び、毎日種類を変えてカレーを作っている。オリジナル商品とPB商品を合わせると、カレーだけで280種類にも及ぶという。にしき食品の特徴は本格的な味の追求だ。そのために社員をインドに何度も派遣し、本場の味を研究。さらに水や塩、野菜などの素材にもこだわることで、「美味しい」レトルト作りに励んでいる。そうした姿勢が信用につながり、名だたる大手ブランドからPB商品の製造依頼が相次ぐ。自社オリジナルブランドも立ち上げ、イートインができる直営店を運営するが、その目的は「新商品の企画提案力を高めるため」だという。ここ数年、売り上げをどんどん伸ばしている、にしき食品。その秘密を探る。
小さな佃煮店がレトルト食品で業績拡大できた理由とは?
にしき食品は元々、家族経営の小さな佃煮店だった。それを年商69億円もの食品メーカーに育てたのが、現会長兼社長の菊池だ。菊池は創業家出身ではない。大学を卒業して大手印刷会社に就職。営業マンとしてレトルト食品の包材などを担当していた。たまたま営業先の1社が、自身の地元でもある宮城県のにしき食品だった。食生活の変化などで佃煮の売り上げが落ち込む中、先代社長はレトルト食品に活路を求めたがうまくいかず、菊池に助けを求めたという。情にほだされて転職した菊池は、レトルト事業を軌道に乗せようと奮闘。しかし、数々の困難が立ちはだかった。それをどうやって乗り越え、業績を拡大できたのか?
ゲストプロフィール
菊池 洋
- 1949年宮城県船岡町(現・柴田町)生まれ
- 1973年山形大学卒業後、凸版印刷入社
- 1981年にしき食品に転職(当時の社名は「西木食品」)
- 1991年社長就任
- 2019年会長兼社長
企業プロフィール
- 本 社:宮城県岩沼市下野郷字新関迎265番地1
- 創 業:1939年
- 従業員:400人
- 売上高:69億円(2020年度)
最初、謎だらけだった。なぜ印刷会社の営業だった人が、トマトソースを作れたのか。南インドのカレーが作れるのか。わたしたちは「経緯」を無視している。ごちそうのレトルトカレーができるまでに、長い時間がかかっていて、浄水器を設置、塩も切り替えた。毎年10人ほどの社員をインドに派遣、10年ほど続いている。必要なことを1つ1つ実践してきた。行き当たりばったりという面もあったが、方向性は間違ってなかった。菊池さんが、見据えた方向性だ。

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