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2022年8月18日 放送
トマトの会社から野菜の会社に
カゴメ 健康ビジネスの全貌
- カゴメ 社長 山口 聡(やまぐち さとし)
トマトジュースやトマトケチャップなど「トマト」のイメージが強かったカゴメが、いま大変貌している。野菜をふんだんに使った商品や、ほうれん草や小松菜のベビーリーフなどの生鮮野菜を販売。卵や肉を一切使わずに全て植物性由来の食材から作る「プラントベース」食品の開発も加速する。さらに、カゴメの管理栄養士が各企業に野菜摂取の指導をするビジネスも拡大。トマトの会社から野菜の会社へと変貌する、健康ビジネスの全貌に迫る!
放送内容詳細
卵じゃないオムライス!
いま渋谷のカフェで話題のオムライスがある。煮込まれたデミグラスソースに浮かぶ、鮮やかな黄色い卵。スプーンを入れると、ふわっと崩れた半熟の卵の中からチキンライスが現れる。実はこのオムライス、卵も肉も使用していない。全て植物性由来の食材から作られた「プラントベース」のオムライスだ。味も本物のオムライスと変わらず、食べても気づかないほどだという。これを共同開発したのがカゴメだ。健康への関心から市場が拡大するプラントベースフード。カゴメはカレーやパスタなど10種類の商品を開発し、スーパーでも売られている。
トマトの会社から野菜の会社へ
元々「トマトの会社」だったカゴメが、いま「野菜の会社」へと変貌している。プラントベース以外にも、野菜をふんだんに使った商品や、ほうれん草や小松菜のベビーリーフなど生鮮野菜まで販売しているのだ。また、手をかざすだけで野菜摂取量を測ることができる「ベジチェック」という機械を共同開発。スーパーや企業の社食などに設置されている。カゴメの管理栄養士が企業に出向き、健康的な食生活の指導を行うビジネスも拡大中だ。さらに、「野菜のテーマパーク」までオープン。野菜の収穫体験や工場見学、地場野菜を使った料理を楽しめると、親子連れに人気だ。
二度の不振を乗り越えて・・・
現社長の山口が入社した頃、カゴメは不振の時期を迎えていた。焼肉のタレやレトルトカレーなどを次々販売するなど事業の多角化を推し進めたがほとんど売れず、当時、商品開発部にいた山口は、大量の在庫の山を目にすることになった。その後、再び「トマトの会社」へと舵を切ったカゴメ。2013年、「トマトがメタボに効く」とされてトマトブームが巻き起こり、トマトジュースが店頭から消えるほどの勢いになる。しかし、ブームが去ると反動で危機的な状況となった。「本業と無関係の多角化は難しい。トマト一本槍でも限界がある」そう気づいた山口は、トマトを軸に野菜全般へと事業を拡大する方向に舵を切ったのだ。
ゲストプロフィール
山口 聡
- 1960年静岡県生まれ
- 1983年東北大学農学部食糧化学科卒、カゴメ入社
- 2010年業務用事業本部長
- 2015年イノベーション本部長
- 2018年野菜事業本部長
- 2020年社長就任
企業プロフィール
- 1899年創業者蟹江一太郎 トマト栽培に着手
- 1903年トマトソースの製造開始
- 1914年愛知トマトソース製造合資会社 設立
- 1963年社名をカゴメ株式会社に
- 創 業:1899年
- 従業者数:2,822人(2021年12月31日時点)
- 売上収益:1,896億円(2021年12月期)
ベジチェックで、わたしは比較的高得点だった。野菜はおいしくない、ドレッシングのおかげで何とか食べているなどと事前に発言していたので、小池さんもスタッフも驚いていた。モッツァレラ&トマトはほとんど毎日だし、妻が作るおひたし、手製のスムージーなど、意外と摂っていた。忘れていたのだ。野菜を摂っていることを忘れる、これはなかなかいいのではないか。農学部で、血圧に関する研究をやっていた山口さんを社長にしたカゴメは、正しい。農学部出身の社長、素敵だ。

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