カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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2023316日 放送

旧カネボウ破綻から19年
"余り物"が復活できた理由

  • クラシエホールディングス 社長執行役員 (いわくら まさひろ)

シャンプーの「いち髪」、お菓子の「甘栗むいちゃいました」、知育菓子の「ねるねるねるね」、漢方薬の「葛根湯」・・・これらは全て同じ会社、「クラシエ」の商品だ。多くの有名な商品を扱っているのに、社名はあまり知られていない。この会社の前身は、かつて"日本最大の企業"でありながら2004年に経営破綻した「カネボウ」。有力だった化粧品部門と繊維部門は他社に買収され、「余り物」と呼ばれた日用品など3部門が切り離されて生まれた会社だ。どん底からの再出発だったが、いつの間にか年間900億円を稼ぐ会社へと成長していた。その裏には、カネボウ破綻の教訓を生かした驚きの戦略があった!

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社長の金言

  • 企業風土そのものを変える
  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • 座右の銘

放送内容詳細

【商品は知っているけど。。。会社名は?】

1986年に発売したロングセラー商品『ねるねるねるね』。水を加えると膨らみ、混ぜると色が変わるソフトキャンディのようなお菓子だ。合成着色料などを使用しておらず、化学反応も楽しめるとあって、子供を持つファミリーに人気だ。クラシエは「知育菓子」を登録商標にし、同様のお菓子を約25種類に増やした。さらに、ドラッグストアに並ぶ漢方薬は、ほとんどがクラシエの商品だ。元々、漢方薬は漢字の商品名でわかりにくかったが、パッケージに「効能」を目立つように表示することで一気にシェアを拡大した。大ヒットしたシャンプーの「いち髪」やお菓子の「甘栗むいちゃいました」もクラシエの商品だ。誰もが聞いたことのある商品を扱いながら、社名はあまり知られていないクラシエ。その正体とは?

【名門企業が経営破綻!再出発に奔走した男】

新卒でカネボウに入社した岩倉。花形の化粧品部門を希望したが叶わず、日用品畑を歩むことになった。経営破綻の際に辞める社員も多かったが、岩倉は残った。「100年以上続いた会社が崩壊する姿を見届けたい」という思いだったという。ボディソープの「ナイーブ」を立て直し、シャンプーの「いち髪」をヒットさせた岩倉は、クラシエとして再出発した会社の立て直しにも奔走した。目指したのは「普通の会社」。その裏には、現場への無理なノルマ押し付けも酷く、粉飾決算を繰り返したカネボウ経営への反発があった。

【クレイジーな会社を目指せ!】

クラシエの社内には、至る所にポスターが貼ってある。そこには「クレイジークラシエ」という文字が。“健全な会社”を追求するあまり、攻めの意識が薄らいでしまったことに危機感を抱いた岩倉が打ち出した言葉だ。さらに新設したのが「クレイジー創造部」。一体、どんなことをやっているのか?

ゲストプロフィール

岩倉 昌弘

  • 1961年兵庫県生まれ
  • 1985年関西大学社会学部卒業
    鐘紡入社
  • 2007年クラシエホームプロダクツ社長執行役員
  • 2018年クラシエホールディングス社長執行役員

企業プロフィール

  • 東京本社:東京都港区海岸3−20−20
  • 創 業:1887年
    (旧カネボウの前身「東京綿商社」)
  • 2007年(クラシエに社名変更)
  • 売上高:約943億円(グループ)
  • 従業者数:1738名(グループ)

村上龍の編集後記

岩倉さんは「クラシエってちょっと変わっている」と言われたらいいと。カネボウの破綻が根底にある。環境の変化に対応できなかった。変化に対応するには「ちょっと変わっている」ほうがいい。クレイジーなくらいのほうが望ましい。だから「クレイジークラシエ」というビジョンを掲げた。ビジョンに関してはクレイジー以外にも候補があり、別の言葉を選んだ人が圧倒的に多かった。だがそれでは会社は変わらないと、自分で決めた。笑顔が印象的な、明るい人だ。クレイジーになるとかわいいかも知れない。

村上龍の編集後記画像

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