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2023年7月27日 放送
日本の独自の戦略で復活!
フライングタイガー 執念の闘い
- ゼブラジャパン CEO 松山 恭子(まつやま きょうこ)
デンマーク発の雑貨チェーン「フライングタイガー」が好調だ。100円から500円程度とお手頃価格の商品がズラリ。専門のデザイナーが手掛ける毎月300超の新商品が客を飽きさせない。日本初上陸は11年前。当時、大阪・アメリカ村の1号店では、整理券が配られるほど客が殺到。一大ブームを築き、店舗数を増やしたものの、すぐに飽きられてしまい、その後は失速。しかし、そんな停滞期を打ち破ったのが、2019年、社長に就任した松山恭子だ。松山の数々の改革には、今ではデンマーク本国も一目置いている。松山が仕掛けた日本独自の集客・販売戦略とは?
放送内容詳細
コアターゲットを明確にした店づくり 店舗も“日本流”に!
本国デンマークなどでは、北欧版“100均”として、全ての人たちをターゲットにし、商品展開している「フライングタイガー」。しかし、日本では、ダイソーや3COINSなど強力なライバルが多い。そこで松山がまず行ったのは「コアターゲット」を明確にすること。顧客アンケートを実施して、継続して利用する客層は、小さな子供を持つ母親たちだと知った。「フライングタイガー」には、パーティーグッズや子供用おもちゃなど、他社と差別化できる商品が多いことから、ターゲットを「20~40代の女性を中心としたファミリー層」に絞った。そうした方針に沿った品揃えや、子供用おもちゃを“知育玩具”として売り出したことが、母親たちにヒット!“熱狂的なファン”の獲得に成功した。さらに、日本の客に向いた小型店舗作りに取り組んだ。しかし、そこで壁となったのが、フライングタイガー創業以来の“鉄の掟”だった!
日本の独自改革にグローバルも注目!
以前は、本国に言われるまま商品を仕入れ、価格を決めていたが、松山はそれを日本主導に切り替え“日本で売れる商品”を厳選。一方で、客の「壊れたからまた買おうと思ったのに」や、スタッフの「もっと売れるのに」といった声を拾い上げ、本国を説得して以前販売していた商品を再生産して“再販売”することを実現。さらに、出店も都心の路面店から郊外のショッピングモール内へと大幅に変更。さらに限られたスペースでも展開できる期間限定ストアにも力を入れている。こうした、松山が仕掛ける“日本独自戦略”に本国も注目。他国への出店を進める上で日本の戦略を取り入れようと、グローバル部門のトップが視察のため、来日した!
日本版改革を成功させた社長の“しつこさ”とは・・・
日本で「フライングタイガー」を復活させた「小型店舗」や「再販売」の取り組み。しかし、それらは、デンマーク本社が定めた創業以来のブランドルールに反するものだった。松山は、デンマーク本社と、1年に渡り話し合いを重ね、日本での利点を、しつこく訴え続け、説得に成功する。すると、商品は売れ続け、店舗数も順調に伸び続けている。何事にも妥協しない松山の姿勢が、ゼブラジャパンのスタッフたちを引っ張り、日本全国に多くの「フライングタイガー」ファンを生み出している。
ゲストプロフィール
松山 恭子
- 1965年東京都生まれ
高校時代 アメリカで過ごす - 1985年聖心女子大学文学部
- 1989年ゴールドマンサックス 証券アナリスト
- 1997年慶應義塾大学大学院(MBA取得)
- 2002年ファーストリテイリング マーケティング部
- 2004年ファーストリテイリング マーケティング部リーダー
- 2010年ジーユー マーケティング部
- 2014年ジーユー マーケティング部長
- 2017年ゼブラジャパン 経営企画部長
- 2019年ゼブラジャパン 代表取締役CEO
企業プロフィール
- 会社名:Zebra Japan(株)
- 設 立:2011年
- 本 社:東京都渋谷区神宮前
- 売上高:非公表
- 従業員数:約400人
- 店舗数:44店舗
- グローバル展開:34の国と地域に892店舗
2002年、ユニクロのマーケティング部リーダーとなり、2010年にはGUのマーケティング部長となる。2019年、ゼブラのCEOに。約20年間、何を得たのか。Flying Tigerは数千点におよぶ商品を用意。デンマークの専門チームがデザインを手がけている。日本で顧客アンケートを行い、狙うべき客層は小さな子どもを持つ母親だと。それまでは言われるままに商品を仕入れていた。売り場を含め、いくつかを日本主導に切り替えた。頑固だと評された。松山さんは、20年間に、妥協しない方法論を手に入れたのだ。

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