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2023年8月31日 放送
失敗を恐れない!
老舗文具メーカー あくなき挑戦
- コクヨ 社長 黒田 英邦(くろだ ひでくに)
今、文具業界は大きな変革を迫られている。教育現場でのデジタル教材の普及、働き方の変化で法人需要も急激に減っている。そんな中、業界トップクラスのコクヨが取り組んでいるのが、消費者の細かいニーズを拾い上げ、アイデア文具を生み出す商品開発。現場の陣頭指揮を執る5代目社長の黒田は、2代目社長が残した「人より先に失敗する」という企業カルチャーを掲げ、数々の改革を推し進めている。文具にとどまらずオフィス家具でも、失敗を繰り返しながら数多くのアイデア商品も開発。さらには、失敗で培ったノウハウをオフィスの空間設計まで広げている。挑戦を続けるコクヨの開拓者精神に迫る!
放送内容詳細
コクヨの仕掛ける場所 そのすべてが“実験場”
東京・品川にあるコクヨのオフィス。その1階は一般客が集まるカフェ&直営店となっており、オフィス全体が“実験場”になっている。そこでは、客が何を買ったかだけではなく、どんな商品を手に取ったか、最も時間をかけて見ていた商品まで、店員が細かくチェック。客のニーズを把握して、新たなアイデア文具の開発に活かす。細かいニーズに刺さるコクヨの商品は、まず、月2回行われる企画会議で、商品アイデアが検討される。開発は、コクヨに寄せられた客の困りごとからスタートし、積極的に検討していく。たとえ営業部門から「作っても売れない」と反対されたものでも、「人より先に失敗する」をモットーに、次々と商品化。“失敗”を、次のアイデアにつなげていく。そうして生み出された、ヒット商品とは・・・?
実験は50年前から 前代未聞だった“ライブオフィス”が企業カルチャーに
1905年、明治38年に創業したコクヨ。創業者の黒田善太郎が26歳の時に、帳簿の表紙を作る店を開業したのが始まりだ。そんなコクヨを、大企業に育て上げたのが、黒田の祖父である2代目社長の黒田暲之助。1969年にオープンした大阪・コクヨ本社ビルでは、1フロアで、コクヨの社員が実際に働く姿を見てもらう画期的な試み“ライブオフィス”を行った。暲之助は「人より先に失敗する」という言葉を掲げ、会社全体を“実験場”とする試み。そして、新商品を生み出す「実験カルチャー」が根付いていった。1975年には、誰もが知る「キャンパスノート」や、オフィス家具のスチールデスクを発売し、成長していく。1990年代には、いち早く「フリーアドレスオフィス」を実践。商品開発に留まらず、働き方の研究を通して、時代をリードしながら、常に最新の働き方とオフィス空間を提案している。
高齢化が進む商店街を活性化 コクヨが取り組む新たな“実験”
コクヨは、高齢化が進む古くからの商店街に、単身者向けの寮だった建物を改装し、実験的な集合住宅を作った。39の居室があるが、一番の特徴は、8つのスタジオ。入居者は、ここで週に1回から、やってみたかった副業に挑戦できるのだ。ヨガやフィットネスの教室、エステ店と、入居者の夢は広がる。人が集まる拠点を作り、街を元気にする、コクヨの壮大な実験が始まった!
ゲストプロフィール
黒田 英邦
- 1976年兵庫県芦屋市生まれ。
曽祖父はコクヨ創業者の黒田善太郎
甲南大学・米ルイス&クラークカレッジ卒 - 2001年コクヨ入社
- 2005年コクヨオフィスシステム取締役
- 2009年コクヨファニチャー代表取締役社長
- 2015年コクヨ代表取締役社長(創業家5代目)
企業プロフィール
- 会社名:(株)コクヨ
- 設 立:1905年
- 本 社:大阪府大阪市東成区
- 売上高:3009億円(連結)
- 従業員数:6864人(連結)
2062人(単体)
2代目社長は「人より先に失敗する」という言葉を掲げた。会社全体を「実験場」にしようとした。スチール製のオフィス家具を開発したが、毎朝それを撤去する人がいた。初代だった。黒田さんは、父の時代まではカリスマ的な人物が会社を率いたと言う。今は、多様性の時代であり、社員一人一人が新しいことにチャレンジできる環境を作ること。そして背中を押してあげること、それがリーダーの役割だと。be Unique という理念を作った。be という文字が小文字であるのが大事だ。ユニークであり続けなければならない。

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