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2024年10月10日 放送
逆転の発想で大ヒット!
町工場のフライパン革命
- 石川鋳造 社長 石川 鋼逸(いしかわ こういつ)
従来の商品と比べて約3倍の重さにも関わらず、入手1カ月待ちのヒットとなっているフライパンがある。愛知県の小さな町工場で作られた、その名も「おもいのフライパン」だ。鋳物ならではの熱伝導の良さを武器に、あえて肉をおいしく焼くことに特化したフライパンとして、一般家庭はもちろん外食業界などプロからも支持を集めている。「軽い・薄い・コーティング済み」が主流の中、「重い・厚い・無塗装」のフライパンはなぜ生まれたのか?高校野球の監督としても手腕を発揮した4代目社長の、ヒット商品開発の極意に迫る!
社長の金言
- 世の中の1%に届く徹底したこだわりをTweet
放送内容詳細
町工場に家族客が殺到!大人気のフライパン
愛知県碧南市の住宅街にある「石川鋳造」。水道管や自動車関連部品など、いわゆる鋳物を扱う昔ながらの町工場だ。その一角に構えたショールームに訪れる大勢の家族客。お目当ては、1万円以上するというフライパンだ。「世界で一番お肉がおいしく焼ける」という謳い文句だが、従来のフライパンと一体何が違うのか。その一つが、熱伝導の良さ。全体に均一に熱がわたることで肉表面の焼けムラがなく、さらに熱を蓄えやすい鋳物の性質により中までじっくり火が通るのだ。その驚くべき性能とともに、「肉好き」をターゲットにした高級肉のサブスクサービスなど「おもいのフライパン」ファンを増やす独自の販売戦略を取材した。
ピンチをチャンスに変えた4代目社長
このフライパンを開発したのが、石川鋳造の4代目社長・石川鋼逸だ。高校時代、野球に明け暮れていた。石川はあのイチローと対戦した過去もある。卒業後も甲子園の夢を諦めきれず母校の監督となり、実家の工場を練習場に改装するなど独自の方法で強豪校にまで鍛え上げた石川だが、32歳で実家の工場を継ぐ事に。その矢先、リーマンショックに襲われたことで売り上げの柱だった自動車関連部品の受注が激減、工場は大ピンチに陥る。しかし石川は「一家に一つは必ずある」フライパンに目をつけると、先代の父親の反対を押し切り、開発に着手した。きっかけは、行きつけの焼肉店!?新発想のフライパン開発秘話に迫る。
フライパンに続く新たなヒット商品を!
フライパンのヒットは工場の空気を変えた。これまでは職人たちがタバコを吸いながら仕事をするなど昔ながらの職人気質の職場だったが、石川は社内に新商品開発のチームを新設。すると、製造や営業・総務など部署の垣根を越えてさまざまな商品アイデアが集まるようになったのだ。一方、フライパンのファンを集めてファンミーティングを開くことで、「客の顔」も見えるように。「石川鋳造で働きたい人を増やしたい」と語る、石川と社員たちの新たな取り組みを紹介する。
ゲストプロフィール
石川 鋼逸
- 1972年愛知県生まれ
- 1995年中京大学卒業。高校教師となり野球部監督を7年間務める
- 2004年石川鋳造の4代目社長に就任
- 2008年フライパン開発スタート
- 2017年「おもいのフライパン」発売
企業プロフィール
- 本社:愛知県碧南市中松町1−12
- 資本金:2400万円
- 創業:1938年6月
- 従業員数:約40名
会社を継いだのは32歳のとき。野球が好きで、高校野球の監督になるため、教員免許まで取得。30までは好きなことをという父親との約束で、30歳で入社。すぐにリーマンショックが起き、創業以来はじめての赤字。自動車のEV化で、主力商品のアルミ用鋳鉄ルツボは売上が3割に。若手社員を集めチームを。特性を考えるとフライパンが。肉を焼く鉄板は厚みがあればあるほどおいしく焼ける。1000回以上の試行錯誤。「おもいのフライパン」完成。大谷翔平のようなスターがいる組織より、チームワークで勝利していく組織を目指したい。

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