カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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20241219日 放送

マクドナルド出身社長の
常識を超えた型破り経営術

  • C-United 社長 (ともなり ゆうき)

今、新たなカフェブームを迎えている。その中で「珈琲館」「カフェ・ド・クリエ」「カフェ・ベローチェ」といった3つのカフェチェーンを1つの会社に統合したC-Unitedが業績好調だ。陣頭指揮をとる社長の友成は、かつて米国マクドナルド本部で世界中のマクドナルド社員に教育をしていた経歴の持ち主。コロナ禍でのピンチを分岐点に、友成は3つのカフェチェーンの特性を生かし、これまでのカフェ業界とは一線を画す常識を超えた戦略に乗り出した。経済WEEK「分岐点~その常識を超えていけ~」、群雄割拠のカフェチェーン業界で生き残りをかけるその経営手腕に迫る!

社長の金言

  • 儲かる仕組みは客の満足につながる
  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • 座右の銘

放送内容詳細

マクドナルド仕込みの型破りカフェチェーン経営

1970年創業の「珈琲館」が今、業績を伸ばしている。休日は常に満席状態で待っている客も多い。コーヒーは11種類もの豆を自社で焙煎、注文が入ってから1杯ずつ入れるのがウリ。数年前までUCCの一事業として売り上げが伸びずに窮地に陥っていた「珈琲館」は6年前、投資ファンドに事業譲渡され、その会社の社長に友成がなると売り上げが大幅に改善。さらに2020年には、当時業績が伸び悩んでいたセルフカフェ業態の「カフェ・ベローチェ」を運営する会社を買収。しかしその直後にコロナショックに見舞われ、撤退するかどうかの分岐点に直面。それでも友成は、従業員ごと引き受けた責任を果たすため、「カフェ・ベローチェ」の改革を推し進める。さらに2022年には、赤字のカフェチェーン「カフェ・ド・クリエ」も買収。赤字店舗3つを合わせた改革に挑んだのだ。マクドナルドで店舗運営を学んできた友成は、従来のカフェチェーンにはないやり方で改良していく。例えば、ビジネス街に多い「カフェ・ベローチェ」の場合はコーヒーだけの客がメインにもかかわらず、フードメニューを大幅に増加。食事も頼むビジネスパーソンを増やし、客単価をアップさせた。それに加え友成は「人材育成」にも目をむける。本社内に大きなセミナールームをつくり「珈琲大学」という学びの場を創設。アルバイト・店長・スーパーバイザー向けなど10種類以上のガイドブックを友成自らが指導して作成し、これまでのカフェ業界にはない人材育成術を行っている。

実家が破産!事業失敗で借金地獄! 元マクドナルド社員の波乱の半生

友成は飲食事業を経営する両親のもとで裕福な少年時代を過ごしていたが、小学5年の時に家業が倒産。両親も離婚して生活が一変し、食べるものにも困るほどの貧困生活を送る。転機は高校時代、アルバイト先の店長からもらった1冊の本だった。その本は日本の飲食業界が経験と勘でビジネスをしていた1970年代にオペレーションなどを論理的に紹介していた。高校生だった友成は無我夢中で読み、外食産業で生きていこうと決意。大学2年の時に母親と新宿2丁目にレストランを開業する。しかし客層を読めずに店に客は寄り付かず2年で廃業。2000万円の借金だけが残った。それでも外食産業での成功を追い求め、卒業後、日本マクドナルドに就職。毎月借金を返済しながら死に物狂いで働き、25歳という若さで異例の店長昇格。30歳でスーパーバイザーになった。34歳で渡米して子会社に赴任すると、自費でビジネススクールにも通いMBAを取得。その後、米国マクドナルド本部の教育機関「ハンバーガー大学」のプロフェッサーに任命され、世界中のマクドナルドの社員に店舗経営を指導。40歳で日本マクドナルドを退社後、モスフードサービスの取締役などを歴任する中、2018年、投資ファンドに声をかけられ「珈琲館」の経営者としてカフェ業界に乗り出したのだ。

日本の喫茶店文化を世界へ

来年55周年を迎える「珈琲館」。友成は新たな分岐点とし、「珈琲館」を海外で出店しようと構想を練っている。「日本の伝統ある喫茶店文化」を世界に広げようと考えているのだ。そのテストとして、2025年3月、インバウンド客があふれる京都の錦市場近くに新たな形の「珈琲館」を出店する。果たして、日本の喫茶店は外国人に受け入れられるのか?

ゲストプロフィール

友成 勇樹

  • 1963年東京都文京区生まれ
  • 1986年中央大学卒業後 日本マクドナルド入社
  • 2004年日本マクドナルド退社 飲食関連会社を経て、モスフードサービス取締役などを歴任
  • 2018年7月珈琲館代表取締役社長就任
  • 2020年2月シャノアール代表取締役社長就任(兼任)
  • 2021年4月珈琲館とシャノアールが合併した新会社 C-United代表取締役社長兼CEO就任
  • 2022年4月ポッカクリエイト代表取締役会長就任
  • 2023年1月ポッカクリエイトとC-Unitedが合併、現在に至る

企業プロフィール

  • 住所:東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル1階・9階
    東京都港区芝大門2-11-8 住友不動産芝大門二丁目ビル3階
  • 設立:2018年
  • 従業員:9,802人(うち社員975人)
  • 売上高:約300億円

村上龍の編集後記

裕福な少年時代、だが小学5年の時に家業が倒産、両親が離婚。外食でリベンジを果たそうと、大学2年のとき新宿2丁目にレストランを開業。しかし客層がわからず、2年で廃業し、2000万円という借金が残る。日本マクドナルドに就職。25歳という異例の若さで店長に。30歳でスーパーバイザーに、34歳で渡米。自費でMBAを取得。借金を完済したのは37歳。「根っからの明るい性格」と友成さんは言ったが、大学2年で負った借金は重かったと思う。見事に飲食で返した。「カフェ=地域の安らぎ」を取り戻そうとしている。

村上龍の編集後記画像

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