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2024年12月26日 放送
"ぴちぴち戦略"で大躍進
魚太郎 鮮度革命の舞台裏!
- 魚太郎 社長 梶山 美也(かじやま みや)
人口2万人の港町に、全国から年間120万人以上の客が殺到する鮮魚店がある。愛知県美浜町にある「魚太郎」だ。地魚を中心とした種類の豊富さと値段の安さはもちろん、最大のウリは、競りから2時間以内に店頭に魚が並ぶ、その名も「ぴちぴち販売」だ。さらに、その圧倒的な鮮度を武器に、店で買った魚をすぐ食べられる「バーベキュー場」や、港直送のネタを振る舞う回転寿司など新たなサービスを次々と展開する。外資系ホテルマンを経て家業を継いだ「魚屋の娘」が仕掛ける"規格外"の鮮魚店、その戦略に迫る。
社長の金言
- 「海の男」と「マーケター」 変わった組み合わせで新たな価値をTweet
放送内容詳細
新鮮すぎる回転寿司を生んだのは“規格外”の鮮魚店
愛知県半田市にある人気の店「回転鮨 魚太郎」。港から直送された魚を、板前が捌く様子が客席に“実況中継”されることで話題となっている。ネタが新鮮だからこそできるサービスだが、その運営を手がけているのが、愛知・岐阜で6店舗を展開する鮮魚店「魚太郎」だ。珍しい地物の魚など店頭には400種類もの魚介類が並ぶだけでなく、調理法がわからない魚は実演もしてくれる対面接客も。また店の隣には、買った魚を食べられるバーベキュー場や屋台も併設していて、その様相はまさに鮮魚のテーマパーク。全貌を紹介する。
“ピチピチ販売”のカギは「セリ権」にあり
魚太郎の最大の魅力が圧倒的な「鮮度」だ。その象徴となるのが漁港から2時間以内に鮮魚が店頭に並ぶ、その名も「ピチピチ販売」。それを可能にするのが、魚太郎が持つ漁港の「セリ権」だ。一般的にスーパーや鮮魚店は、漁港で揚がった魚を市場の仲買業者を通して買い付け、各店舗へと流通させるが、魚太郎は港のセリに参加する権利を持っているため、仲買を通さず店舗までノンストップで魚を配送できるのだ。さらには、港から配送に2時間以上かかる地域には決して出店しないなど、とことん鮮度にこだわる。
魚屋の「跡継ぎ娘」は、元外資系ホテルマン
10年間で売り上げが倍増した魚太郎。その立役者となったのが、先代の父の跡を継いだ社長の梶山美也だ。魚屋の娘として育った梶山だが、当初は家業を継ぐつもりはなく、外資系ホテル「パークハイアット」の販売戦略チームを率いるバリバリのホテルマンとして活躍していた。その経験から、魚太郎でも「魚をいかにして売るか」の戦略を徹底。社長就任時には「男社会」そのものだった魚屋の従業員たちからの反発にあいながらも、接客や鮮魚の展示方法などを改善することで業績を上げ、従業員の信頼を勝ち得ていった。さらに近年はスタッフ教育のアプリ開発や、山間部への出店など、新時代の「魚屋改革」を進めている。
ゲストプロフィール
梶山 美也
- 1964年三重県生まれ 愛知県育ち
- 1987年ウェストバージニア大学卒業
- 1988年旭通信社(現ADK)入社
- 1993年ホテル「パークハイアット東京」入社
- 2005年魚太郎のグループ会社に入社
- 2007年魚太郎2代目社長に就任
企業プロフィール
- 本社:愛知県知多郡美浜町豊丘字原子32-1
- 資本金:2000万円
- 設立:1995年
- 従業者数:約500名
ホテル「パーク・ハイアット」は思い出が多い。坂本龍一はよく部屋に遊びに来た。車寄せから、部屋まで、2回エレベーターに乗る。長い廊下があり、スペースを抜けて、スタッフが極端に少ないフロントに着く。そのホテルに、12年間在籍し、セールスを統括した人が、魚屋になった。信じられない転職だ。だが、梶山さんは、根性ではなく、合理性で勝負をした。「魚のことなんか何も知らんくせに」と言われながら とにかく売上を伸ばすことを片っ端からやっていった。極めようとしたのが「鮮度」思い返せば、ホテルも鮮度に充ちていた。

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