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2025年2月6日 放送
絶品チョコで急成長!
100年企業を目指す新興ブランド
- メゾンカカオ 社長 石原 紳伍(いしはら しんご)
一口頬張れば、広がる香りと濃厚な味わい。アロマ生チョコレートを生み出した鎌倉発のチョコレートブランド「メゾンカカオ」は、国内最大級のチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」でここ数年、売上高トップを競う、屈指の人気ブランドだ。メゾンカカオが大切にしているのは、南米コロンビア産の香り高いカカオを活用しながら、生産者と「家族」のような一体感ある関係性を築くことを軸にしたビジネスモデル。独自の仕入れルートで最高品質かつ鮮度の高いカカオを確保し、その香りと味わいを最大限に引き出す技術も駆使。さらに、現地農家への支援を通じ、持続可能なカカオ生産にも挑んでいる。創業10年と若いブランドながら、業界を牽引する存在へと急成長したメゾンカカオの革新と、挑戦の裏にある強さの秘密に迫る。
社長の金言
- チョコレートづくりは“情熱のリレー”Tweet
放送内容詳細
創業10年で国内トップブランドにのぼりつめたメゾンカカオ
「メゾンカカオ」は、バレンタインシーズンにあわせて開かれる国内最大級のチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」で、毎年トップクラスの売上を記録する、注目のブランドだ。創業者でありショコラティエの石原紳伍は、南米コロンビアでカカオ農家と栽培契約を交わすなど、独自の仕入れルートを構築するとともに、カカオの香りと風味を最大限に引き出す技術を追求してきた。さらに、そのこだわりはカカオだけにとどまらず、例えばシャインマスカットなど、国内外の厳選素材を積極的に取り入れ、その良さを引き立てる製品作りにも注力している。こうした挑戦が、メゾンカカオ独自の世界観を形作っている。
メゾンカカオ躍進の原動力となった「家族(ファミリア)」
メゾンカカオの石原紳伍は、現地農家と提携し、カカオの品質向上に取り組むだけでなく、子どもたちの教育を支援する活動にも尽力してきた。2016年に1校から30人から始まった現地小学校の支援は、今や3校400人に広がり、多くの子どもたちの未来に光を灯している。そんな石原の人生は挑戦の連続だった。大阪で生まれ、中学高校時代にはラグビー全国大会で活躍。帝京大学に進むが、ここで大きな挫折を味わう。3年生の終わりごろ、選手を諦め、学生コーチという新たなポジションへの就任を監督から打診されたのだ。悩んだ末に石原はこの役割を受け入れ、4年生が掃除や洗濯を率先して行い、優秀な1年生を練習に専念させるといった大改革に乗り出す。石原の卒業から3年後、帝京大ラグビー部は初優勝。その後、16年間で13度の優勝を飾るのだが、石原はその礎を作ったのだ。卒業後はリクルートに入社。営業成績トップを記録するが、29歳のとき、たまたま旅行で訪れたコロンビアで、石原はカカオの魅力を知る。そして、チョコレートづくりを独学で学び、翌2015年、鎌倉にチョコレートブランド「カカオ」をオープンさせたのだ。さらに、翌年、再訪したコロンビアの農園で現地の責任者にかけられた言葉が石原の経営をさらに進化させる。それは、「君はもう私たちの家族の一員だ」という言葉だった。石原は、ラグビーの「ワンチーム」という理念を、「家族」へと昇華させ、ブランドにも「メゾン(家族)」の名を加えて、新たなスタートを切った。その年から始めた、取引先の生産者らを社員たちと訪ねる「旅するメゾン」は、取引先や社員たちを「家族」としてワンチームにまとめる取り組みに育っている。
カカオの可能性を広げる新たな取り組み
鎌倉駅近くにある「チョコレートバンク」。メゾンカカオが展開するこの店舗は、チョコレートの枠を超えてカカオの魅力を伝える場所だ。カカオ果肉を原料にした「カカオビネガー」、女性に人気のスーパーフード「カカオニブ」など、実験的な商品が並ぶ。さらに、夜には裏口から入る隠れ家的なレストランがオープン。カカオを活かした創作料理が並び、石原自らシェフを務めるこだわりぶりだ。前菜にはカカオビネガーを使ったガスパチョ、刺身にはカカオポン酢を使用するなど、意外性に富んだメニューが訪れる人を驚かせている。カカオへの情熱と、革新の挑戦を続けるメゾンカカオ。その未来の可能性は、「カカオ」で世界を驚かせるという石原の夢とともに広がり続けている。
ゲストプロフィール
石原 紳伍
- 1984年、大阪府生まれ。中学・高校時代はトップクラスのラグビー選手として活躍。帝京大学ラグビー部では、4年時から初代学生コーチとしてチームを改革した。卒業後、リクルートに入社し、営業トップの成績を収めるも、2014年、たまたま訪れたコロンビアで高品質のカカオと出会い、チョコレートブランドをつくることを決意。2015年に鎌倉で創業した。2020年にブランドを「メゾンカカオ」へとリブランド。取引先の農家や社員たちとの絆を深め、さらに強さを増している。
企業プロフィール
- 創業:2015年4月
- 売上高:非公表
- 従業員数:約120名
メゾンは、家、家族を意味する。メゾンカカオ、カカオの家、家族を表す。考え抜いた名前じゃないような気がする。ふっと頭に浮かんだのではないだろうか。「家族」「ワンチーム」「旅」などが頭をよぎり、「メゾン」という言葉以外には考えられなかった。コロンビアという地名もロマンチックで、エキゾチックだ。サッカーファンとしては、ヴァルデラマという鬼才がいた。1月20日のAP電では「民族解放軍」との交渉が決裂し、同国北東部からの民間人の避難が続いている。そういう国で、独特の甘さの生チョコがある。まさに、世界は、広い。

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