カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

バックナンバー

2025410日 放送

知られざる1兆円企業
「大日本印刷」の全貌

  • 大日本印刷 社長 (きたじま よしなり) 

誕生から150年を迎えるDNPが改革に挑んでいる。活版印刷で創業したのが1876年。"第二の創業"を掲げ建材や包装分野に参入した戦後復興期。そしてデジタル化の波によって印刷事業が縮小する中、いま掲げるのが"第三の創業"だ。従来の「受注型」を改め「提案型」のビジネスにシフト。「漁業」や「仮想空間」などこれまでなかった新ビジネスを次々と生み出している。市場のニーズを読み解き「未来のあたりまえ」をつくる革新経営の全貌を追う!

カンブリア宮殿公式アカウントはこちら

  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • スタジオ完全版

放送内容詳細

“印刷技術”でビジネスを多角化!「こんなところにDNP」

DNPと聞くと「印刷」の会社をイメージする人も多いと思うが、その正体は全く違う。クレジットや交通系などのICカードを製造。ペットボトルの無菌充填システムを開発し、国内のペット飲料の3分の1はDNPの充填システムが使われている。また傷や汚れに強い住宅用建材なども手掛け、これらは国内トップシェアを誇る。こうした多くの製品に生かされているのが、長年培ってきた「印刷技術」だ。印刷の原版を作る際に必要な金属腐食加工やレーザー加工といった微細加工技術を進化させ、半導体関連の製品を開発。また、紙やフィルムにインキを均一に塗布する技術は高機能な包装材の製造に生かされる。スマホのリチウムイオン電池のパックやEV車のバッテリーパックに使用されていて、いずれも世界トップシェアを誇る。

「社会課題」を吸い上げ…新ビジネスへとつなげる!

書店がない自治体は今や全国27%に上る。グループに日本最大級の「丸善」と「ジュンク堂書店」を持つDNP。そのノウハウがいかせると考え「書店」の開業支援サービスをスタートしている。また写真事業部の社員たちのアイデアで始まった風変わりなビジネスがある。愛媛大学と共同で進める養殖魚のエサ「ミールワーム」の飼育装置の開発だ。エサ代高騰で苦しむ養殖のタイに与えられている。またメタバースに代表される「XR事業」も拡大。バーチャル秋葉原や港区役所のメタバース空間などを開発していて、不登校の子どもたちがアバターとなって、のびのび活動する「バーチャルえどがわサポートルーム」もある。また年に数回、社内マッチングイベントを開催。各研究部門の技術者を呼んで、どんな技術を持っているのかを営業部門がヒアリングし、世の中や取引先の課題とマッチするものがあれば、事業化につなげる。こうして次々と生まれるビジネス領域は今や450を数える。

ゲストプロフィール

北島 義斉

  • 1987年慶応大卒業後 富士銀行入行
  • 1995年大日本印刷入社
  • 2018年代表取締役社長に就任 
    父親から引き継ぐ

企業プロフィール

  • 本社:東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
  • 創業:1876年
  • 資本金:1144億6400万円
  • 売上高:1兆4,248億円
  • 従業員:約37,000人
  • 北米、アジア、欧州34都市に拠点を展開

村上龍の編集後記

「だいにっぽんいんさつ」と呼ぶ。英語だとDai Nippon Printing Co.,Ltd.、略称「DNP」となり、この名称で広く知られている。1955年「広辞苑」の印刷で、その力を見せつけた。国語学者・新村出(しんむらいずる)の作業をDNPが支えたのだ。世話にならなかった作家はいないだろう。昔の作家の写真を見ると、原稿用紙の横に分厚い辞書があった。1970年代に組み版を活版からコンピュータに切り替えた。その変化がITの進歩を生んだ。DNPのあらゆる技術が、その変化に支えられている。

村上龍の編集後記画像

放送を見逃した方はこちらテレビ東京 ビジネス オンデマンド

バックナンバー

ご注意下さい

最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。