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2025年4月17日 放送
"ご当地麺"で大手に挑む!
中堅メーカーの生き残り術
- ヤマダイ 社長 大久保 慶一(おおくぼ けいいち)
国内で年間およそ58億食が消費されている即席麺市場。毎年1000種類以上の新商品が発売され、日清食品や東洋水産、サンヨー食品など大手を中心に熾烈な競争が繰り広げられている。そんな激戦市場で今、存在感を高めているのがカップ麺「凄麺」シリーズ。「札幌味噌」「佐野ラーメン」「博多とんこつ」など、北は札幌から南は長崎まで日本全国、約30種類のご当地麺を発売。独自のノンフライ製法でゆでたての麺の味を再現し、いまやノンフライカップ麺では全国売上1位。作るのは創業77年、ニュータッチのブランドで知られる中堅メーカー「ヤマダイ」。ご当地麺で大手に挑む、「ヤマダイ」の生き残り戦略に迫る。
放送内容詳細
“ご当地麺”で大手に対抗
激戦の即席麺市場で、今、熱烈ファンを増やしているカップ麺が「凄麺」シリーズ。独自のノンフライ製法でゆでたての麺の味を再現し、ラーメンファンの人気を集めている。作っているのは「ニュータッチ」のブランドで知られる茨城の中堅メーカー「ヤマダイ」。売上は117億円と数千億規模の大手とは比較にならないが、独自の戦略で売上を伸ばしている。それがご当地麺のカップ麺化。2001年の第一弾発売以来、全国のご当地麺、約30種類をラインナップ。地域のラーメン店や、観光協会、自治体などのバックアップを得て開発し、その地域で熱烈に支持される商品を作っている。さらに一度発売した商品は終売せず、リニューアルを繰り返して人気商品へと育てている。いまや知名度アップを狙い、全国からマイナー“ご当地麺”商品化の依頼が殺到しているのだ。
地方から
「ヤマダイ」がカップ麺に参入したのは1972年。「ニュータッチヌードル」を発売し、テレビCMで高い知名度を得るが、カップ麺市場には大手メーカーが次々と参入し、「ヤマダイ」の業績は伸び悩んだ。1983年、創業家の二代目として入社した現社長の大久保は、営業として小売店をまわる中、自社商品のブランド力の無さを痛感。10年の歳月をかけ、独自のノンフライ製法を完成させ、2001年「凄麺」を発売した。しかし、大手スーパーやコンビニでは他社の新商品が次々と投入されるため、思うように販売してもらえない。そこで大久保がとったのが、“ご当地麺”を再現し、地方のスーパーに営業をかける戦略。この狙いが当たり、「凄麺」は全国に販売エリアを拡大していった。
ゲストプロフィール
大久保 慶一
- 1956年茨城県生まれ
- 1978年一橋大学経済学部卒業
- 1983年ヤマダイ入社
- 1985年常務取締役就任
- 1992年副社長就任
- 1999年社長就任
企業プロフィール
- 本社:茨城県結城郡八千代町平塚4828
- 創業:1948年
- 資本金:7500万円
- 売上:117億円(2023年度)
- 従業者数:202名(2025年4月現在)
停滞していた1983年に入社。小売店から「大手より安くないと売れない」と悔しい言葉を。CM投下量が販売に直結しなくなった。広告宣伝が客にとっていいことなのか。それよりその宣伝費を商品の価値に結びつけるべきでは。約10年のときを経て、2001年に「凄麺」ができた。ベースには麺がある。生麺を茹でる工程がある。街の専門店と同じように、生麺を茹でて食べられる状態まで作り、それを乾燥するという技術はとてもむずかしく発売まで10年かかった。麺がおいしくて、かつ「強い」。それは食べた人しかわからない。

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