バックナンバー
2025年4月24日 放送
新たな旅の楽しみ方 第1弾
幸せを徹底追求!異色バス会社
- 平成エンタープライズ 社長 田倉 貴弥(たくら きみ)
競争の激しい旅行業界で、注目されている"異色のバス会社"がある。「平成エンタープライズ」。バス会社でありながら、観光ツアーの企画販売、レストラン、宿泊施設など、旅行サービス全般を自社で手掛ける"総合観光企業"として、常識破りの発想でバス業界に風穴を開けてきた。一代でここまで成長させたのが、社長の田倉貴弥(59歳)。22歳の時、1台の大型中古バスを購入し、観光ツアーの運転手を始め、今や、約600台のバスを保有する大手バス会社に成長させた。モットーは、「どう儲けるかではなく、どうしたら客が喜んでくれるか」と話す。変幻自在なサービスを展開し、大躍進した"バス業界の革命児"に密着する。
放送内容詳細
徹底的に客目線!変幻自在のサービス
自社で企画する日帰りツアーの中で、今、人気なのが、「激走!首都高スリル体験ツアー」。オープントップバスで、高架下をギリギリで走り抜けるスリル感がたまらないと評判だ。さらにユニークなのが、「寿司職人出張&苺狩りツアー」。寿司職人がツアー先に出張し、握りたての寿司を振る舞ってくれる。食後は、自社農園で育てた苺が食べ放題。そんな斬新なアイデアを考える田倉は、「うちはバス会社だけど、バス会社だけではいたくない」と話す。もう一つ人気なのが、夜行バスの「VIPライナー」。「動くビジネスホテル」と称してつくったバスは13種類。快適さを追求した独自開発の車内は、ゆったり座れる3列シートや、低反発素材の電動リクライニングシート、消灯後にスマホを使えるようにと頭からすっぽり顔を隠せるカバーなど、バスによって仕様を変えている。さらに、バス発着時に、客が快適に過ごせるようにとつくったのが「VIPラウンジ」。パウダールームには、ドライヤーや高級化粧品、美容家電まで置き、着替え室も完備した。田倉は、「自分が客だったら…」と常に考え、様々なサービスを展開している。さらに高齢化で存続できない観光地の飲食店を引き継ぎ、自社で運営。“バス会社を超えた戦略”の裏側に迫る。
常識破りのバス会社の戦略
田倉は、父は、土建業などを3つの会社を経営する家庭で育った。ところが、田倉が16歳の頃、父が保証人になっていた借金を肩代わりする事になり、会社が倒産。田倉は高専を中退し、宅配や外車販売などで資金を作り、22歳の時、中古大型バスを1台購入。たった1人で、観光ツアーのバス運転手を始める。「お客様と一緒に旅をするのが何よりも楽しかった」。天職を見つけた田倉は、1992年、今の前身となる「平成自動車交通」を設立。観光ツアーを中心に、公共バスに参入するなど事業を拡大。しかしある時、旅行会社から「バス会社はどこも同じ。安ければどこでもいい」との言葉を浴びせられる。その言葉を悔しく思った田倉は、旅行業の免許を取得、自らオリジナルのツアーの企画販売を始める。だが、新参者に旅行業界は冷たく、チラシすら置いてもらえなかった。そこで、田倉が目をつけたのが、業界ではまだ主流ではなかったインターネット予約。“常識破りのバス会社” どう乗り越えていくのか?
社員を幸せにする仕組みとは…
“客の喜び”を追求する田倉は社員の幸せも常に考えているという。平成エンタープライズには、定年後も契約社員として働ける仕組みがあり、社員の半数は60歳以上。夜行バスのドライバーが長距離運転が難しくなると、短距離の公共バスに、さらに、ドライバーを卒業すると添乗員として働く事が出来る。その他にも、自社の「観光ツアーに招待」や「誕生会」、「食事会」を開くなど福利厚生が充実。「働きたければ、うちで好きなだけ働いてくれて良い」と田倉は話す。
ゲストプロフィール
田倉 貴弥
- 1965年東京都東大和市生まれ
- 1983年父が経営する会社が倒産、高専を中退
- 1984年佐川急便に勤務
- 1987年中古バスを購入、1人で観光ツアーを始める
- 1992年12月平成エンタープライズ設立
企業プロフィール
- 会社名:株式会社平成エンタープライズ
- 創業:1992年
- 本社:埼玉県志木市本町5-22-26
- 従業員数:1350人
- 売上高:約96億(連結)
新車のジャガーを売って、中古のバスを買った。大きな車が好き。車の運転が好き。人が好き、いろいろな場所に行くのが好き。楽しい観光地を客といっしょに巡りたい。関係するたくさんの人を幸せにしたいという思いが力となり、21歳で大型2種を取得。22歳でバス1台を買い、起業。「高速バスで移動するって、新幹線には乗れない可哀想な人たちに見える」ラウンジを作る。バス発車時刻まで待つ場所がなかった客に、パウダールーム完備の待合室ができた。今ではバス600台を誇る。無敵のバス会社に成長した。

バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。












