カンブリア宮殿

金原ひとみ×ヒャダイン 経済トークショー人

毎週木曜日1106分 ~1155
テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

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202625日 放送

経営危機から復活!
老舗企業 大変身の舞台裏

  • よーじやグループ 代表 (くにえだ こう)

創業120年を超える京都の老舗ブランド「よーじや」。あぶらとり紙の代名詞として修学旅行生や外国人観光客に愛され、京都土産の定番ブランドとして成長してきた。しかし、その成功の裏で「お土産ブランド」というイメージの固定化、観光客に依存したビジネスモデル、単一商品に頼る商品構成という課題を抱えていた。追い打ちをかけたのがコロナ禍。観光客が激減し、売り上げは大幅に落ち込み、経営は倒産寸前に追い込まれた。そんな危機の中、2019年、29歳の若さで5代目代表に就任したのが國枝昂だ。大阪大学経済学部卒業後、大手監査法人を経て、よーじやに入社。老舗の看板を背負いながら、彼が打ち出したのは"脱・あぶらとり紙""脱・観光依存"という大胆な改革だった。伝統を守るために、あえて変化する。倒産寸前から復活を遂げつつある、老舗企業の知られざる再生戦略に迫る。

  • 未公開インタビュー

    未公開インタビュー
  • スタジオ完全版

放送内容詳細

脱・あぶらとり紙で変わる老舗

よーじやの最大の転換点は、「あぶらとり紙依存」からの脱却だ。長年、売上の大半を占めていた主力商品にあえて頼らず、スキンケアやコスメなど、肌へのやさしさを前面に出した商品開発へと大きく舵を切った。「旅先で買う土産」ではなく、「日常で使われるブランド」への転換である。さらに、若い世代や地元客との接点として「よーじやカフェ」を展開。カフェが新たなファンの入口となり、ブランドの距離を一気に縮めた。「固定概念を壊して生活に溶け込む存在へ」。よーじや復活の原動力に迫る。

脱・観光依存で描く新たな成長戦略

かつてのよーじやは、「京都に来た人」に向けた商売が中心だった。しかし、オーバーツーリズムや国内観光客の減少を背景に、國枝は発想を転換。「京都に来てもらう」のではなく、「京都から客の近くへ行く」戦略を選ぶ。札幌、東京、福岡など、京都以外の都市部へ出店を加速。これにより、観光動向に左右されない安定した売り上げ構造を築き始めている。変化を恐れず改革に挑む若き経営者の戦略に迫る。

京都の日常に入り込む新たな挑戦

よーじやは次の一手として、去年11月、京都市内に新業態「26ダイニング」をオープンした。京都産の食材を使った創作料理を提供し、「観光客のための店」ではなく「地元の日常に寄り添う店」を目指している。かつて観光客の方を向き、地元の人にとっては遠い存在だったよーじや。國枝が掲げるのは、「京都の人が誇りに思える会社」だ。次の100年に向け、老舗ブランドはどこへ向かうのか。

ゲストプロフィール

國枝 昂

  • 1989年京都市 生まれ
  • 2013年大阪大学経済学部卒業
  • 2016年公認会計士試験合格
  • 同年EY新日本有限責任監査法人入社
  • 2019年よーじやグループ入社
  • 同年代表取締役就任

企業プロフィール

  • 会社名:よーじやグループ
  • 創業:1904年
  • 本社:京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町589
  • 従業員数:188名(22025年4月現在)
  • 売上高:約30億円(2025年7月期)

村上龍の編集後記

「よーじや」と言えば「あぶらとり紙」だが、最近、違ってきている。大正初期に「歯ブラシ」を売りに出し「楊枝」と呼ばれていたらしい。食べたものなどが、歯に詰まるのを避けることができるということで、そういう名称になったのだが、さすが京都だと思う。昔からおしゃれな街だった。そういったイメージから、脱するのはむずかしい。國枝さんは「あぶらとり紙」を売上割合から減らすという無謀なことをやった。成功した。歯ブラシを売る普通の店になったのだ。

村上龍の編集後記画像

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